愛車のタイヤをもっとカッコよくしたい、足元に個性を出したいと思ったとき、真っ先に思い浮かぶのがホワイトレターですよね。黒いゴムの塊であるタイヤに白い文字が入るだけで、まるでレーシングカーや本格的なオフローダーのような雰囲気に一変します。でも、いざ「ホワイトレター入りタイヤ(レイズドホワイトレター)」を買おうとしてカタログを見てみると、その現実に直面することになります。「値段が普通のタイヤよりも高い…」「自分の車に合うサイズ設定がない…」「欲しい銘柄には設定がない…」といった壁です。
そこで多くの人がたどり着くのが、「今のタイヤの文字を自分で塗ってしまおう!」というホワイトレターの自作です。YouTubeやSNSを見ていると、ポスカや100均のペンを使って手軽に楽しんでいる方から、専用の塗料を使ってプロ顔負けの仕上がりにしている方まで、実に様々です。しかし、簡単そうに見えて実は奥が深いのがこの世界。「塗った翌日には茶色く変色して汚くなってしまった」「走ったらパリパリにひび割れて剥がれ落ちた」という失敗談も後を絶ちません。また、「そもそもタイヤに色を塗って車検は大丈夫なのか?」という法的な不安を感じている方も多いはずです。
この記事では、「失敗しないための鉄則」を余すことなくお伝えします。100均ペンを使ったお手軽DIYのコツから、耐久性を重視した本格的な施工方法、そして長く綺麗な状態を保つためのメンテナンス術まで、初心者の方にも分かりやすく解説していきますね。
- ポスカや専用マーカーなど自作に使える道具の選び方が分かる
- すぐに剥がれたり変色したりしないための下地処理と塗り方のコツが分かる
- タイヤが茶色くなる原因と、綺麗な状態を保つメンテナンス方法が分かる
- 車検や法律の観点から見たホワイトレターの注意点が理解できる
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初心者でもできるホワイトレター自作の完全ガイド

「自分にもできるかな?」と不安に思っている方も安心してください。ホワイトレターの自作は、特別な職人技術が必要な作業ではありません。正しい知識と道具、そして少しの根気さえあれば、誰でも愛車をカッコよく変身させることができます。ここでは、まず最初にぶつかる「道具選び」の壁から、実際の作業工程までを順を追って徹底解説していきます。
ポスカや専用ペンなどの道具選び

まず最初に悩むのが「一体何で塗れば正解なのか?」という点です。ホームセンターやカー用品店、文房具売り場に行くと、白いペンや塗料は山ほど売られていますよね。しかし、タイヤという素材は「ゴム」であり、しかも「常に伸縮・変形し続ける」という特殊な環境下にあります。そのため、普通のペンや塗料ではすぐに割れたり剥がれたりしてしまうのです。ホワイトレター自作界隈で主に使用される道具は、大きく分けて以下の3つのタイプに分類されます。それぞれの特徴を理解して、自分のスタイルに合ったものを選びましょう。
| 種類 | 代表的な製品 | メリット | デメリット | おすすめユーザー |
|---|---|---|---|---|
| 油性ペイントマーカー | ソフト99 タイヤマーカー 工業用ペイントマーカー | ・入手しやすい ・速乾性があり作業が早い ・隠蔽力が高く黒色が透けにくい | ・溶剤が強くゴムの成分を吸い上げやすい ・塗膜が硬くひび割れやすい ・長期的な変色が起きやすい | ・とりあえず試してみたい人 ・一般的なDIY派 ・修正の手軽さ重視の人 |
| 水性顔料マーカー | 三菱鉛筆 ポスカ (POSCA) ブラックボード用マーカー | ・溶剤臭がなくゴムに優しい ・発色が鮮やかでカラー豊富 ・失敗しても水拭きで消せる | ・耐水性が低く雨で流れ落ちる ・擦れに弱く、縁石ヒットで即消える ・重ね塗りの回数が必要 | ・イベントや撮影などの短期決戦 ・こまめに塗り直すのが苦じゃない人 ・タイヤへのダメージを気にする人 |
| タイヤ専用塗料 | ダイヤワイト タイヤ用塗料 染めQなど | ・ゴムの伸縮に追従する成分配合 ・密着性が高く剥がれにくい ・耐久性はトップクラス | ・施工難易度が高い(刷毛塗り等) ・乾燥時間の管理がシビア ・価格が比較的高価 | ・クオリティ絶対重視の上級者 ・長期間メンテナンスを楽にしたい人 ・本格的な仕上がりを求める人 |
個人的に、初めて挑戦する方に最もおすすめなのは「油性のペイントマーカー(特にタイヤ専用品)」です。「ソフト99」などのカー用品メーカーから出ているタイヤマーカーは、ペン先が硬くて文字の溝をなぞりやすく、インクの粘度もタイヤ用に調整されているため、液垂れもしにくいのが特徴です。水性マーカーのポスカもSNSで人気ですが、雨の日も走る普段使いの車だと、気づいたら文字が流れて消えていた…なんてことになりがちです。まずは扱いやすい油性ペンから始めて、ホワイトレターの楽しさを知るのが良いスタート地点かなと思います。
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100均の材料で安く仕上げるコツ

「カスタムにお金をかけたくない!」「100円ショップのペンでもできるって聞いたけど本当?」という疑問、とてもよく分かります。結論から言うと、100均の材料でもホワイトレターの自作は可能です。実際にダイソーやセリアで売っている油性のペイントマーカー(白)を使って施工している方もたくさんいます。
しかし、100均アイテムを使う場合は、それなりの「覚悟」と「割り切り」が必要です。なぜなら、100円のペンはあくまで汎用品であり、過酷な環境に晒されるタイヤに使用することを想定して作られていないからです。具体的には、紫外線による劣化が早かったり、タイヤが走行してたわんだ時の追従性がなく、すぐにパリパリとひび割れてきたりすることが多いです。
100均材料を使用する際の注意点
安価な油性マーカーに含まれる有機溶剤は、タイヤのゴム成分(老化防止剤など)を強力に溶かし出す性質があるものが多いです。その結果、塗った直後は真っ白でも、数日で下地から茶色の成分が浮き出てきて、あっという間に「茶色レター」になってしまうリスクが高いことを覚えておいてください。
それでも安く仕上げたい!という場合のコツは、「こまめな重ね塗りを前提にする」ことです。一度塗って終わりではなく、「毎週洗車のついでに上からなぞる」くらいの感覚でいましょう。常に新しいインクを乗せることで、白さを維持しつつ、剥がれた部分も補修できます。また、100均には「修正液(修正ペン)」も売っていますが、これは塗膜が非常に硬くなりやすく、タイヤが変形した瞬間にボロボロと剥がれ落ちることが多いので、あまりおすすめしません。あくまで「油性ペイントマーカー」を選ぶのがポイントです。
失敗しない手順と脱脂の重要性

道具が揃ったら早速塗りたくなりますが、ちょっと待ってください!ホワイトレター自作の成否は、塗る技術でもペンの性能でもなく、実は「塗る前の下地処理(プレパレーション)」で9割決まると言っても過言ではありません。ここをサボると、どんなに高級な塗料を使っても、数日で剥がれ落ちる悲惨な結果になります。
なぜなら、タイヤの表面には、製造時に型から抜きやすくするための「離型剤」や、ゴムを保護するための「ワックス成分」、さらには道路の油汚れやブレーキダストなど、塗料の密着を阻害する油分がびっしりと付着しているからです。これらを完全に除去しない限り、塗料はタイヤに乗っているだけで、密着はしていません。
saku流・最強の下地処理3ステップ
私がいつも実践している、絶対に失敗しないための下処理手順をご紹介します。
Step 1:物理洗浄(ゴシゴシ洗い)
まずはタワシや硬めのブラシと、洗浄力の強い洗剤(できればアルカリ性洗剤やタイヤクリーナー)を使って、タイヤの側面の汚れを物理的に掻き出します。タイヤの表面には「シボ」と呼ばれる微細な凹凸があるので、その奥に入り込んだ汚れまで落とすイメージです。
Step 2:表面研磨(一皮剥く)
ここで登場するのが「メラミンスポンジ(激落ちくん等)」です。これでタイヤの文字部分を強めに擦ります。これは単に汚れを落とすだけでなく、表面の古く劣化したゴム層を薄く削り取り、新しいゴムの面を出す「足付け」の効果があります。水が茶色く濁らなくなるまでやりましょう。
Step 3:完全脱脂(油分の化学除去)
最後に「シリコンオフ(脱脂剤)」を使います。これは塗装用の油分除去剤で、ホームセンターなどで手に入ります。ウエスにたっぷりと染み込ませて、文字部分を拭き上げてください。驚くほどウエスが黒くなるはずです。この黒い汚れが付かなくなるまで繰り返すのが理想です。
よく「パーツクリーナーでも代用できますか?」と聞かれますが、パーツクリーナーの中にはゴムを激しく攻撃して溶かしてしまうものがあります。使用する場合は必ず「ゴム・プラスチック対応」と書かれた速乾性のものを選び、タイヤに直接噴射せず、一度布に吹き付けてから拭くようにしてください。この下地処理を徹底的にやるだけで、ホワイトレターの寿命は3倍にも4倍にも伸びますよ。
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すぐ剥がれないための塗り方

下地処理が完璧にできたら、いよいよ塗装の工程に入ります。ここでも、はやる気持ちを抑えて慎重に進めることが大切です。失敗する人の多くは、「一度で真っ白にしよう」として厚塗りをしてしまいます。厚塗りをすると、表面だけ乾いて中が半乾きの状態になりやすく、また塗膜が分厚くなることで柔軟性が失われ、タイヤの変形についていけずに割れてしまいます。
鉄則は「極薄く、何度も重ねる」ことです。
1層目(捨て塗り):
まずは「色の密着層」を作るイメージで塗ります。この段階では、下の黒いゴムの色が透けてグレーっぽく見えていても全く問題ありません。「色が薄いな」と思っても、絶対に液を出しすぎないように。薄く均一に塗料を乗せることに集中してください。
乾燥:
焦りは禁物です。指で触ってつかなくなるまで(指触乾燥)、しっかりと乾燥させます。夏場なら15分〜30分、冬場なら1時間程度が目安です。ここで生乾きのまま重ねると、1層目の塗料が溶け出してしまい、いつまで経っても色が乗りません。
2層目・3層目(本塗り):
乾燥したら2回目を塗ります。ここでも薄く塗るのがコツです。2回、3回と重ねていくうちに、徐々に鮮やかな発色になっていきます。一般的には3回塗り重ねれば、くっきりとした美しいホワイトレターが完成します。
はみ出しちゃったらどうする?裏技テクニック
細かい文字を塗っていると、どうしてもペン先が滑って文字の外にはみ出してしまうことがありますよね。でも焦らなくて大丈夫です。すぐに拭き取ろうとすると余計に広がって汚くなることがあります。
完全に乾燥させた後、「黒色の油性マジック」や「つや消し黒のタッチアップペン」を使って、はみ出した白い部分を塗りつぶしてみてください。黒いタイヤに黒で塗るので修正跡はほとんど目立ちませんし、むしろ文字の輪郭が引き締まって(ブラックアウト効果)、プロのような仕上がりに見えますよ。
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耐久性が高いおすすめの塗料

ここまでペンタイプの解説をしてきましたが、「もっと耐久性が欲しい!」「プロのような立体感が欲しい!」という上級者の方には、さらに踏み込んだ塗料の選び方をご紹介します。これらは施工の難易度が跳ね上がりますが、成功した時の満足感と耐久性は別格です。
一つ目は「タイヤ専用の特殊塗料」です。例えば「ダイヤワイト」などが有名ですが、これらはゴム素材専用に開発されており、ゴムに含まれる成分のブリード(染み出し)を抑えるプライマーなどがセットになっていることもあります。最大の特徴は「柔軟性」です。乾燥した後もゴムのように伸び縮みするため、タイヤが激しく変形しても追従し、剥がれや割れを極限まで防いでくれます。筆や刷毛を使って塗る必要があるためテクニックが要りますが、仕上がりの美しさはペンタイプとは一線を画します。
二つ目は、DIY界隈で密かなブームとなっている「建築用シリコンシーラント」を使う方法です。お風呂場のコーキングなどに使われるあのシリコンです。これをステンシル型紙などを使ってタイヤに盛るように塗布します。シリコンはゴムとの密着性が最強クラスで、一度硬化すればまず剥がれることはありません。さらにゴム弾性を持っているのでひび割れもしません。
ただし、シリコン施工には大きなリスクがあります。一つは「汚れを吸着しやすい」こと。シリコンは静電気を帯びやすく、ブレーキダストや砂埃を吸い寄せて黒ずみやすいです。もう一つは「二度と取れない」こと。除去しようとしても強力に密着しているため、タイヤを傷つけずに剥がすのは至難の業です。「一生このタイヤと添い遂げる!」という覚悟がある方だけ挑戦してみてください。
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ホワイトレター自作後の変色対策と車検の注意点

苦労して塗り上げたホワイトレター。完成直後の白い輝きは本当に美しいものですが、ここからが本当の戦いです。自作ホワイトレターには「変色」という宿命が待ち受けています。また、公道を走る以上、車検や保安基準についても正しく理解しておく必要があります。ここでは、施工後のメンテナンスと法的な知識について深掘りしていきます。
茶色に変色する原因と落とし方

「先週塗ったばかりなのに、もう文字が茶色っぽく黄ばんでしまった…」という悲痛な叫びは、ホワイトレターDIYにおいて最も多い悩みです。これは外部からの泥汚れがついたわけではありません。実は、タイヤの内部から湧き出てくる成分による「内側からの汚れ」なのです。
タイヤのゴムには、空気中のオゾンによる劣化やひび割れ(オゾンクラック)を防ぐために、「老化防止剤(アンチオゾナント)」という薬剤が練り込まれています。この成分は、ゴムの内部から表面へと徐々に移動(マイグレーション)し、表面に保護膜を作ることでタイヤを守る役割を持っています。この現象を「ブルーミング」と呼びます。
問題は、この老化防止剤自体が空気に触れて酸化すると、茶褐色に変色する性質を持っていることです。黒いタイヤなら目立ちませんが、白い塗料の上に出てくると、鮮やかな白を茶色く汚染してしまうのです。特に油性塗料に含まれる溶剤は、この老化防止剤をゴムの奥から吸い上げてしまう作用があるため、塗った直後から変色が加速してしまうのです。
【決定版:茶色汚れの落とし方】
残念ながら、タイヤが生きている限り老化防止剤は出続けるため、変色を完全に防ぐことは不可能です。しかし、リカバリーは簡単です。
変色が気になってきたら、「メラミンスポンジ」に水を含ませて、優しく表面を撫でるように擦ってください。洗剤は不要です。これだけで、表面に浮き出た茶色の成分(と、汚染された塗膜の極薄い一層)が削り落とされ、下から真っ白な層が再び現れます。「汚れたら洗う」のではなく「汚れたら削る」のが、ホワイトレター維持の正解です。
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ひび割れや剥がれの補修方法

タイヤは走行中、路面の凹凸に合わせて常に激しく変形しています。また、高速道路では遠心力でタイヤ全体が膨らむこともあります。これに対し、完全に硬化してしまった塗料は柔軟性がないため、どうしても追従できずに「パリッ」とひび割れたり、ポロポロと剥がれ落ちたりしてしまいます。
補修する際のポイントは、「段差をなくすこと」です。剥がれかけた塗料の上からそのまま新しい塗料を重ねると、古い塗膜と新しい塗膜の間に段差ができ、そこから水や汚れが入り込んで、さらに剥がれやすくなってしまいます。
- 剥がれかけたり浮いている部分は、スクレーパーや爪、サンドペーパーを使って完全に取り除く。
- 残った塗膜との境目をサンドペーパー(#400〜#800程度)で軽く均し、段差をなだらかにする。
- シリコンオフで脱脂し、その上から薄く重ね塗りをする。
このように、単なる上塗りではなく「地ならし」をしてから補修することで、新品同様の美しさを取り戻すことができます。「メンテナンスもカスタムの一部」と割り切って、洗車のたびに少しずつ手を加えていくのが、常に綺麗な状態を保つ秘訣ですね。
車検に通る基準と誤認防止

「自分でタイヤに色を塗って、違法改造扱いされないか?」という不安もよく耳にします。結論から申し上げますと、一般的なホワイトレターの自作であれば、車検には問題なく通ります。
ただし、検査員に指摘される可能性があるケースとして、以下の2点には注意が必要です。
1. 灯火類との誤認
保安基準では、反射材や発光する素材の使用場所に厳しい制限があります。もしあなたが「夜に光ったらカッコいいかも!」と思って、蓄光塗料や反射塗料(リフレクター塗料)を使って文字を塗った場合、それが「側面灯」やその他の灯火類と誤認される可能性があります。これは保安基準不適合となる可能性が高いので、必ず「通常の塗料(反射しない白)」を使用してください。
2. 著しい汚損・破損
これは塗料そのものの問題ではなく、施工によるタイヤへのダメージです。強力すぎる溶剤を使ってタイヤのサイドウォールに深いひび割れ(クラック)を生じさせてしまった場合、検査員が「タイヤの強度が不足している(バーストの危険がある)」と判断すれば、車検に落ちる可能性があります。タイヤのサイドウォールは最も薄くて弱い部分なので、ゴムへの攻撃性が高い溶剤の使用は避けるべき理由がここにもあります。
タイヤのはみ出しに関する規制

カスタム好きの方なら「ハミタイ(タイヤのはみ出し)」という言葉を聞いたことがあると思います。かつての保安基準では、タイヤやホイールがフェンダー(車体)の最も外側から少しでもはみ出していると、即座に車検不適合となっていました。
しかし、平成29年(2017年)6月22日の「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」の改正により、このルールが一部緩和されました。具体的には、タイヤの側面にある「ラベリング(文字や記号)」や「リムガード(ゴムの厚み)」に関しては、10mm未満のはみ出しであれば適合とされるようになったのです。
回転部分の突出禁止規定の改正(10mmルール)
タイヤのサイドウォール部の文字や記号、保護帯などが、車体(フェンダー等)の最外側から10mmを超えて突出していない限り、保安基準に適合するものとされました。ただし、これはあくまで「ゴムの厚み部分」の話であり、ホイールやタイヤ本体がはみ出している場合は依然としてNGです。
(出典:国土交通省『道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第178条』)
ペンや塗料で描いたホワイトレターの厚みは、せいぜい数ミクロンから数百ミクロン程度ですので、この10mmという基準を超えることは物理的にあり得ません。したがって、塗装による厚みが原因で車検に通らなくなる心配は無用です。ただし、分厚いゴムシートを貼り付けるタイプや、シリコンを極端に厚盛りするような特殊なカスタムを行う場合は、この「10mm」の範囲内に収まっているかをしっかり測定する必要があります。
ホワイトレターの自作で愛車を彩る

ホワイトレターの自作は、タイヤという特殊な素材を相手にするため、正直なところ「一度塗ったら終わり!あとは何もしなくてOK!」というわけにはいきません。ゴムの成分による変色もすれば、走行による変形で剥がれることもあります。プロが施工したものでさえ、定期的なメンテナンスは欠かせないのですから、DIYなら尚更です。
でも、そうやって手をかければかけるほど、愛車への愛着は深まっていくものです。週末の朝、コーヒーを片手にタイヤの前に座り込み、少し薄くなった文字を丁寧に塗り直す時間。そして塗り終わった後に、引き締まった足元を眺めてニヤリとする瞬間。それもまた、カーライフの豊かな楽しみ方の一つだと私は思います。
失敗を恐れずに、ぜひあなたも世界に一つだけのオリジナルタイヤを作ってみてください。その白い文字が回転して走る姿は、きっとあなたのドライブをもっとワクワクさせてくれるはずですよ!




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