ランドクルーザープラド(150系)に乗っているオーナーなら、一度は「もっと迫力のあるタイヤを履かせたい!」と憧れるものではないでしょうか。街中ですれ違うカスタムされたプラドを見ると、ゴツゴツとしたブロックパターンのオフロードタイヤが装着されており、そのワイルドな佇まいに目を奪われますよね。BFグッドリッチやオープンカントリーといった銘柄は、プラドの持つタフな魅力を最大限に引き出してくれる魔法のアイテムです。
しかし、そこでどうしても頭をよぎるのが、現実的な「燃費」や「維持費」の問題ではないでしょうか。「プラド オフ ロード タイヤ 燃費」と検索してこの記事にたどり着いたあなたは、きっと「見た目はカッコよくしたいけれど、家族も乗せるし、毎月のガソリン代が跳ね上がるのはちょっと困る…」といった、理想と現実の狭間で揺れ動いているのだと思います。実は私自身も、初めて純正タイヤからマッドテレーンタイヤ(M/T)への交換を検討した際、燃費がリッターあたりどれくらい悪くなるのか、走りがどれくらい重くなるのかが不安で、夜な夜なネット上の口コミを漁っていた経験があります。
この記事では、タイヤの教科書運営者である私が、プラド150系におけるタイヤ交換後のリアルな燃費・維持費の変化について、物理的なメカニズムから実体験に基づくデータまで、包み隠さず詳しくお話ししていきます。単なる数値の羅列ではなく、「なぜそうなるのか」という理由や、少しでも悪化を食い止めるための具体的な対策まで網羅していますので、ぜひ最後までお付き合いください。
- オフロードタイヤに変えるとなぜ燃費が悪化するのか、その物理的な理由が深く理解できる
- ガソリン車とディーゼル車、それぞれのエンジン特性による具体的な維持費の変化がわかる
- 人気のBFグッドリッチやオープンカントリーなど、銘柄ごとの重量差と燃費への影響度がわかる
- 265/70R17へのサイズアップ時の注意点や、空気圧調整・軽量ホイールによる燃費対策がわかる
プラドのオフロードタイヤ交換による燃費変化

まずは、純正タイヤ(H/T:ハイウェイテレーン)から、A/T(オールテレーン)やM/T(マッドテレーン)といったオフロードタイヤに変えることで、具体的にどのようなメカニズムで燃費に変化が起きるのかを見ていきましょう。多くの人が「タイヤが重くなるから燃費が悪くなる」と直感的に理解していると思いますが、実はそれだけではありません。回転慣性、転がり抵抗、そして空気抵抗など、複数の物理的要因が複雑に絡み合って「燃費悪化」という結果を招いています。ここではプラド150系の車両特性を踏まえて、実際に走行中に起こりうる変化を深掘りしていきます。
オフロードタイヤで燃費が悪化する理由

タイヤを変えただけで燃費が落ちてしまう主な原因は、大きく分けて3つの要素が関係しています。これらを理解することで、タイヤ選びの視点が少し変わるかもしれません。
まず1つ目は、最も分かりやすい「重量の増加と回転慣性モーメント」です。オフロードタイヤは、岩場などでのカット(切り傷)やパンクを防ぐために、サイドウォールやトレッド面のゴムが非常に厚く作られています。さらに、深い溝を作るためにブロックが高く、スチールベルトなどの補強材も多用されているため、純正タイヤに比べて1本あたり数キロから10キロ近く重くなることがあります。物理学的に、回転する物体(タイヤ)は、重量が外側(トレッド面)にあるほど回し始めるのに大きなエネルギーを必要とします(慣性モーメントの増大)。信号待ちからの発進や、再加速のたびにエンジンは余分なパワーを使わなければならず、これが市街地走行での燃費悪化に直結します。
2つ目は「転がり抵抗の増大」です。ここには「ヒステリシスロス」という現象が関わっています。タイヤは走行中、路面に接地する部分が車重で押しつぶされ、回転して離れると元の形に戻る、という変形を高速で繰り返しています。ゴムは変形する際にエネルギーの一部を熱として放出してしまう性質があるのですが、ゴツゴツしたブロックパターンのオフロードタイヤは、一つ一つのブロックが接地するたびに大きく歪むため、このエネルギー損失(ロス)が純正タイヤよりも遥かに大きくなります。つまり、せっかくエンジンで作ったパワーが、タイヤのゴムを変形させる熱エネルギーとして無駄に捨てられてしまうのです。これにより、アクセルを離しても車がスッと進まず、減速感が強くなります。
そして3つ目が「空気抵抗の悪化」です。オフロードタイヤへの交換に伴い、タイヤ幅を広げたり(265/65R17から275/70R17など)、リフトアップを行ったりすると、車両の前面投影面積が増加します。また、タイヤ側面の凹凸(サイドビター)が回転することでタイヤハウス周辺の気流を乱し、これも抵抗となります。特に高速道路などの高速域では、空気抵抗は速度の2乗に比例して増えるため、燃費へのダメージが顕著になります。
ここがポイント
燃費悪化は「重さ」だけが原因ではありません。タイヤのブロックが変形する際の「エネルギーロス(転がり抵抗)」や、タイヤ形状による「空気抵抗」も大きく影響しています。特にストップ&ゴーが多い街乗りでは重さと転がり抵抗が、高速道路では空気抵抗が主な悪化要因となります。
ガソリンとディーゼルの燃費影響の違い

プラド150系には、主に2.7L直列4気筒ガソリンエンジン(2TR-FE)と、2.8L直列4気筒ディーゼルターボエンジン(1GD-FTV)の2種類のパワートレインが存在します。実は、タイヤ交換による「燃費の落ち幅」や「運転ストレス」は、このエンジンの違いによって天と地ほどの差があります。
結論から申し上げますと、ガソリン車の方が、オフロードタイヤへの変更によるネガティブな影響をダイレクトに、かつ深刻に受けやすいです。ガソリン車の2TR-FEエンジンは、最高出力こそ163psありますが、最大トルクは246Nmと、2.1トンを超える車重に対して余裕があるとは言えません。純正タイヤでも登坂路では頻繁にシフトダウン(キックダウン)が発生する設定です。ここに重量級のオフロードタイヤを装着すると、発進時の「転がり出し」に必要なトルクが不足し、ドライバーは無意識にアクセルを深く踏み込むようになります。また、巡航中もわずかな勾配や風の抵抗で速度が落ちやすくなり、ATがすぐに低いギアを選択してエンジン回転数を上げてしまうため、結果として燃費がガクンと落ちてしまうのです。リッターあたり2〜3km悪化したという報告も珍しくありません。
一方で、ディーゼル車の1GD-FTVエンジンは、最大トルク500Nm(後期型)という、ガソリン車の約2倍もの強大なトルクを低回転から発生させます。この圧倒的なトルクのおかげで、タイヤが多少重くなっても、エンジンは涼しい顔をして車体を前に押し出してくれます。発進時にもたつく感覚も少なく、アクセル開度もそれほど増えません。もちろん、転がり抵抗の増加分だけ物理的に燃料消費は増えますが、ガソリン車のような「無理をして走っている」状態にはなりにくいため、燃費の悪化幅は比較的マイルド(リッター1km減程度など)に収まる傾向があります。「見た目重視でとにかく重くてカッコいいタイヤを履きたいなら、ディーゼル車を選ぶのが正解」という定説は、この工学的な特性差から来ているのですね。
知っておきたい基礎知識
「トルク」とは、自転車のペダルを踏み込む力のようなもの。「馬力(出力)」は、どれだけ最高速度が出るかという仕事率。重いタイヤを回し始める瞬間に必要なのは、馬力よりも「トルク」です。だからこそ、高トルク型のディーゼルエンジンはタイヤカスタムへの耐性が高いのです。
265/70R17へのサイズアップと実燃費

プラドのタイヤカスタムにおいて、純正サイズの「265/65R17」から、タイヤ外径が一回り大きい「265/70R17」へサイズアップすることは、もはや定番中の定番と言えます。フェンダーの隙間が埋まり、車高も約1.5cmほど上がるため、見た目のバランスが劇的に良くなるからです。しかし、この「外径アップ」も燃費には複雑に影響します。
タイヤの外径が大きくなるということは、自転車のギアを一段階重くした(ハイギアード化した)のと同じ状態になります。タイヤが1回転する間に進む距離が長くなるため、理論上は、同じ速度(例えば100km/h)で巡航している時のエンジン回転数は、純正タイヤの時よりも低くなります。回転数が下がれば燃料噴射回数も減るため、平坦な高速道路を一定速度で走り続けるようなシチュエーションに限って言えば、燃費にはプラスに働く可能性すらあります。
しかし、現実はそう甘くありません。ハイギアード化するということは、タイヤを回すために必要なトルク(駆動力)が増えることを意味します。プラドのオートマチックトランスミッション(6 Super ECT)は、車速とアクセル開度、エンジン負荷を常に監視して最適なギアを選んでいますが、タイヤが大きくなって負荷が増えると、コンピューターは「今のギアでは力が足りない」と判断しやすくなります。その結果、本来なら6速でロックアップ(直結)して走れるような場面でも、ロックアップが外れてしまったり、5速や4速にシフトダウンしてしまう頻度が増えたりします。トルクコンバーターの滑りによるロスや、高回転域の使用頻度増加が、巡航時の回転数低下メリットを打ち消してしまい、トータルでは実燃費が悪化するケースがほとんどです。特にストップ&ゴーの多い日本の交通事情では、この「動き出しの重さ」が燃費に大きく響きます。
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純正タイヤと重量や転がり抵抗を比較

ここで、基準となる純正タイヤの性能を改めて確認しておきましょう。新車装着タイヤ(例:ミシュラン Latitude Tour HPなど)は、自動車メーカーが巨額の開発費を投じて選定したもので、燃費、静粛性、操縦安定性、乗り心地のバランスが極めて高いレベルでまとまっています。重量はサイズにもよりますが、おおよそ1本あたり16.5kg前後。トレッドパターンも連続したリブ形状が多く、転がり抵抗は最小限に抑えられています。
これに対し、私たちが履きたいと思うようなアグレッシブなオフロードタイヤはどうでしょうか。例えば、カスタムの代名詞的存在である「BFGoodrich All-Terrain T/A KO2」のLT(ライトトラック)規格を見てみると、同じ17インチでも1本あたり21kg〜24.5kgほどの重量があります。純正比で1本あたり約4.5kg〜8.0kgの増加です。4本合計すれば、なんと約18kg〜32kgもの重量増になります。これは、常に小学生高学年の子供一人をタイヤにくくりつけて回転させているようなものです。
重量だけでなく、構造の違いも大きいです。LT規格のタイヤは、重い荷物を積載しても耐えられるように「プライレーティング(PR)」という強度指数が高く設定されており、カーカスやベルトといった内部構造が非常に分厚く硬いです。これが転がり抵抗の増大を招きます。実際に履き比べてみると分かりますが、信号の手前でアクセルを離したとき、純正タイヤなら「スーッ」と滑るように進んでいくのに対し、重いオフロードタイヤは「ググッ」と見えないブレーキがかかったように減速感が強くなります。この「コースティング(惰性走行)距離」の短さが、そのまま燃費の悪化として数字に表れてくるのです。
| タイヤカテゴリー | 代表銘柄 | 重量目安 (1本) | 純正比 (4本) | 転がり抵抗特性 |
|---|---|---|---|---|
| 純正 (H/T) | Michelin Latitude Tour HP | 約 16.5 kg | ±0 kg | 極めて小さい(低燃費) |
| A/T (P規格/軽量) | Yokohama Geolandar A/T G015 | 約 18.0 kg | +6.0 kg | 小さい〜中程度 |
| R/T (ハイブリッド) | Toyo Open Country R/T | 約 20.0 kg | +14.0 kg | 中程度 |
| A/T (LT規格/重量級) | BFGoodrich KO2 (LR-E) | 約 24.5 kg | +32.0 kg | 大きい |
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メーター誤差と見かけの燃費について

タイヤ交換後の燃費を語る上で、絶対に避けて通れないのが「メーター誤差」による「見かけ上の燃費悪化」という罠です。これを知らないと、実際よりも悪い燃費数値を信じ込んで落ち込んでしまうことになります。
265/70R17サイズへの変更を行うと、純正の265/65R17に比べてタイヤの外径が約3.5%大きくなります(メーカーにより微差あり)。車のオドメーター(積算走行距離計)やトリップメーターは、タイヤの回転数をセンサーで拾って距離を算出しています。タイヤが大きくなっても、車側は「タイヤが大きくなった」ことを認識しません。
具体例を挙げましょう。あなたがサイズアップしたタイヤで、実際には「103.5km」の距離を走ったとします。しかし、タイヤの回転数は純正タイヤで100km走った時と同じ回数しか回っていないため、車のメーターには「100.0km」と表示されます。給油時のレシートを見て「50リットル入った」としましょう。
【メーター表示そのままの計算】
100.0km ÷ 50L = 2.0 km/L(実際より悪く見える!)
【実際の走行距離での計算】
103.5km ÷ 50L = 2.07 km/L
このように、計算上は約3〜4%ほど、燃費が悪く算出されてしまうのです。「タイヤを変えたら燃費計の数値がガクッと落ちた!」と驚く方が多いですが、その落ち幅のうちの数パーセント分は、実はこのメーター誤差による錯覚なのです。正確な実燃費を知りたい場合は、満タン法で計算する際に、トリップメーターの距離に「×1.035」前後の補正係数を掛けてあげる必要があります。そうすることで、正しい経済性の評価ができるようになります。
ちなみに、タイヤの転がり抵抗に関しては、タイヤの構造やコンパウンド(ゴムの質)が大きく影響します。詳しい等級制度などは(出典:一般社団法人 日本自動車タイヤ協会『JATMA』)などの公式サイトでも解説されていますが、オフロードタイヤの多くはこのラベリング制度(低燃費タイヤ基準)の対象外となっていることが多く、やはり燃費性能においては不利な構造をしていることが分かります。
プラドのオフロードタイヤ導入時の燃費対策

ここまで、オフロードタイヤに交換することで燃費が悪化する厳しい現実をお伝えしてきました。「やっぱりやめようかな…」と心が折れそうになった方もいるかもしれません。でも、諦めるのはまだ早いです!プラド乗りとしての醍醐味は、このネガティブ要素を理解した上で、いかに賢く対策してスタイルを実現するかという点にあります。ここからは、具体的なタイヤ銘柄の選び方や、運用面でのテクニックを駆使して、燃費の悪化を最小限に食い止めるための「防衛策」を伝授します。
BFグッドリッチ装着時の燃費低下データ

プラドの足元カスタムにおいて、不動のナンバーワン人気を誇るのが「BFGoodrich All-Terrain T/A KO2」です。サイドウォールまで回り込んだアグレッシブなデザインと、ホワイトレターの存在感は唯一無二。しかし、このタイヤを選ぶ際に最も注意すべきなのが、「Load Range(ロードレンジ)」という規格の違いです。
KO2の265/70R17サイズには、主に「Load Range C(6PR相当)」と「Load Range E(10PR相当)」の2種類が存在します(流通時期や並行輸入によって異なります)。問題なのは、市場に多く流通しているのが、より高荷重に対応した「Load Range E」であるという点です。E規格は非常に頑丈で、岩場を走ってもサイドカットしにくいという最強の耐久性を持ちますが、その代償としてゴムが分厚く、重量が約24.5kg/本と非常に重くなります。
ガソリン車のプラドにこのE規格を履かせた場合、私の周囲のデータや口コミを総合すると、街乗り燃費は純正の8.5km/L前後から、6.5km/L〜7.0km/L程度まで悪化するケースが多いです。高速道路でも伸び悩みます。一方で、もし「Load Range C」を入手できれば、重量は約21kg程度に抑えられます。これなら悪化幅はもう少しマイルドになります。BFグッドリッチを履くなら、「在庫があるから」という理由だけでE規格を選ばず、お店の人に「C規格(品番で確認可能)はありますか?」と聞いてみるのが、燃費を守るための第一歩です。
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オープンカントリーの燃費性能を検証

BFグッドリッチの強力なライバルとして、近年爆発的な人気を集めているのが「TOYO TIRES Open Country R/T(オープンカントリー アールティー)」です。このタイヤの最大の魅力は、M/T(マッドテレーン)のようなワイルドな見た目と、A/T(オールテレーン)のオンロード性能をミックスした「ラギッドテレーン」という新しいジャンルを開拓した点にあります。
燃費という観点で見ると、オープンカントリーR/TはBFグッドリッチよりも有利なデータが出ています。その理由は「重量」です。モデルや製造時期にもよりますが、265/70R17サイズで比較すると、オープンカントリーR/Tは1本あたり約20kg前後(※最近追加されたホワイトレター仕様などは若干重量変動あり)と、BFグッドリッチのE規格に比べて1本あたり4〜5kgも軽いのです。4本で約20kgの差は非常に大きいです。
実際にオープンカントリーR/Tを装着しているガソリン車プラドオーナーの声を聞くと、「純正よりは出足が重くなったが、気になるほどではない」「燃費はリッター0.5〜1km落ちくらいで済んでいる」というポジティブな意見が多く見られます。見た目の迫力は欲しいけれど、日常の使い勝手や燃費も捨てきれない…というユーザーにとって、このタイヤはまさに「最適解」と言えるバランスを持っています。
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燃費を気にする人におすすめのタイヤ

「オフロードテイストは取り入れたいけれど、燃費の悪化や走りの重さはどうしても許容できない」という方には、さらに実用性に振った選択肢をおすすめします。狙い目は「軽量なA/Tタイヤ」です。
具体的には、「Yokohama Geolandar A/T G015(ジオランダー G015)」や「Dunlop Grandtrek AT5(グラントレック AT5)」などが挙げられます。これらは、サイドウォールのデザインこそBFグッドリッチやオープンカントリーR/Tに比べて大人しめですが、タイヤの構造が乗用車(SUV)向けに最適化されており、重量が純正タイヤに近いです(265/70R17でも18kg台など)。
特にジオランダーG015などは、転がり抵抗を低減するコンパウンド技術が投入されており、オフロードタイヤの中では群を抜いて静粛性と燃費性能が高いです。「毎日通勤で距離を走る」「家族から乗り心地が悪くなったと文句を言われたくない」という事情がある場合、無理に重いLTタイヤを履くよりも、こうした軽量A/Tタイヤを選んで、ホイールのデザインでワイルドさを出すというのも、賢い大人のカスタムスタイルだと思います。
賢い選び方
カタログの「タイヤ重量」を確認するのはマニアックすぎて恥ずかしいことではありません。むしろ賢い消費者です。ショップで「この中で一番軽いタイヤはどれですか?」と聞く勇気を持ちましょう。
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空気圧調整による燃費改善テクニック

タイヤを交換した後、意外と見落とされがちなのが「空気圧管理」です。特に、純正のP(パッセンジャー)規格から、LT(ライトトラック)規格のオフロードタイヤに履き替えた場合、純正指定の空気圧(プラドなら2.0〜2.2kgf/cm²程度)のままでは、空気圧不足になる可能性が高いことをご存知でしょうか。
LTタイヤは、高い空気圧を入れることで初めてその負荷能力(ロードインデックス)を発揮する構造になっています。純正と同じ低い空気圧で走ると、タイヤがたわみすぎてしまい、転がり抵抗が激増するだけでなく、異常発熱によるバーストの危険性すらあります。燃費対策としては、空気圧を「高め」に設定するのが鉄則です。
具体的には、タイヤの規格や車両重量にもよりますが、LT265/70R17であれば、2.6kgf/cm²〜3.0kgf/cm²(260〜300kPa)あたりを目安に調整することをおすすめします。空気圧を上げるとタイヤがカチッとして転がり抵抗が減り、車が軽く進むようになります。燃費向上効果はてきめんです。ただし、入れすぎるとタイヤの中央ばかりが減ってしまったり、乗り心地がゴツゴツと跳ねるようになったりするので、いろいろ試して、燃費と快適性のバランスが良い「マイベスト空気圧」を見つけてみてください。
軽量ホイールによるバネ下重量の軽減

タイヤ側で重量が増えてしまうなら、ホイール側で軽くして、トータルの重量増をチャラにする(相殺する)という高度なテクニックもあります。これを実現するのが「軽量ホイール」への交換です。
プラドの純正17インチアルミホイールは、強度とコストのバランスが良い「鋳造(ちゅうぞう)」製法で作られており、そこそこの重さがあります。これを、金属を叩いて鍛え上げる「鍛造(たんぞう)」製法のホイール、例えば「RAYS Volk Racing TE37」シリーズなどに交換すると、驚くべき効果が得られます。TE37などの超軽量ホイールは、純正や一般的な社外鋳造ホイールに比べて、1本あたり2kg〜4kg近く軽い場合があります。
もしタイヤで4kg重くなっても、ホイールで3kg軽くなれば、バネ下重量の増加はわずか1kgで済みます。これは走り出しの軽さに直結します。「タイヤを重くしたのに、ホイールを軽くしたおかげで燃費があまり変わらなかった」という事例も実際にあります。鍛造ホイールは価格が高価ですが、燃費抑制効果、ハンドリングの向上、ブレーキ性能の向上、そして何より「本物を履いている」という所有満足感を考えれば、投資する価値は十分にあります。
\ 燃費も走りも劇的に変わる /
プラドのオフロードタイヤと燃費の最適解

長くなりましたが、最後にプラドのタイヤ選びと燃費についての結論をまとめます。プラド150系において、スタイルと維持費のバランスをどう取るかは、あなたの乗っているエンジンタイプと価値観次第です。
ディーゼル車(1GD)オーナーの方へ:
おめでとうございます。あなたのプラドは強靭なトルクを持っています。燃費や走りの重さを過度に心配する必要はありません。BFグッドリッチのE規格でも、M/Tタイヤでも、履きたいものを履いてください。多少の燃費悪化はありますが、それ以上の満足感が得られるはずです。
ガソリン車(2TR)オーナーの方へ:
戦略的な選択が必要です。何も考えずに一番重いタイヤを選ぶと、走りの重さとガソリン代の増加に後悔するリスクがあります。おすすめは以下の3パターンです。
- バランス重視:「TOYO Open Country R/T」や「Load Range CのBFグッドリッチ」を選び、見た目と実用性の均衡点を狙う。
- 実用性重視:「Yokohama Geolandar A/T G015」などの軽量A/Tタイヤを選び、燃費悪化を最小限に抑える。
- 本気カスタム:どうしても重いタイヤを履きたいなら、「TE37」などの軽量鍛造ホイールと組み合わせて重量増を相殺する。
燃費は確かに大切なお金の問題ですが、プラドは趣味の車でもあります。月額数千円のコスト増で、駐車場に停まっている愛車を見るたびに「カッコいいなぁ」とニヤニヤできるなら、それは人生において安い出費かもしれません。ぜひ、ご自身のライフスタイルと許容範囲を見極めて、最高の一本を選んでくださいね!
最終確認事項
本記事で紹介した燃費データや数値は、一般的な計算やシミュレーション、およびユーザーの口コミに基づく目安です。実際の燃費は、運転方法(アクセルワーク)、走行環境(市街地・高速・登坂)、積載量、車両の個体差によって異なります。タイヤサイズの変更や空気圧調整は、ディーラーでの入庫可否や車検適合性に影響する場合があるため、事前にショップや専門家に相談し、自己責任において行ってください。
\ 愛車を理想のスタイルへ /





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