仕事で使う頼れる相棒としてはもちろん、最近では趣味のベース基地としてエブリィバンをカスタムするのが本当に流行っていますね。特に足元をゴツゴツしたオフロードタイヤに変えるだけで、商用車特有の雰囲気が一変して一気にアウトドア仕様になるのが最大の魅力です。
ただ、そこで気になるのが4ナンバー軽貨物車ならではの厳しい車検やタイヤサイズのルールではないでしょうか。実際に12インチのまま履ける銘柄はあるのか、リフトアップやインナー加工は必要なのか、そして気になる燃費やロードノイズはどう変化するのか。
これからエブリィバンをかっこよく仕上げたいと考えている方のために、オープンカントリーやジオランダーといった人気タイヤの選び方から、法規周りの必須知識までを詳しく解説していきます。
- 軽貨物車の車検に必須となるLT規格やロードインデックスの仕組み
- ノーマル車高で履ける限界サイズとリフトアップが必要なケース
- 人気オフロードタイヤごとの特徴と走行性能や燃費への影響
- エブリィバンに最適な空気圧管理やホイール選びの基準
エブリィバンでオフロードタイヤを選ぶ基礎知識

エブリィバンをカスタムする際に最も重要なのは、見た目のカッコよさと法律上の安全基準を両立させることです。特に貨物車である4ナンバーには乗用車とは異なる厳しいルールが存在します。ここではタイヤ選びで絶対に失敗しないために知っておくべき、規格やサイズ選びの基本ルールについて解説していきます。
車検に通るLT規格とロードインデックス

エブリィバンのタイヤ選びで一番最初にぶつかる壁、それが「商用車規格」という独自のルールです。ここを理解していないと、せっかく買ったタイヤが車検に通らないどころか、走行中に重大な事故を引き起こす原因にもなりかねません。
なぜ貨物車には専用のタイヤが必要なのか
4ナンバーの貨物車は、その名の通り「荷物を運ぶこと」を主目的として設計されています。エブリィバンの場合、最大積載量は350kgに設定されていますよね。これに車両重量(約900kg前後)と乗員(大人2〜4名)の体重を加えると、タイヤにかかる負担は乗用車の比ではありません。
そのため、商用バンに装着するタイヤには、重い荷重に耐えうる頑丈な構造が求められます。これが「LT(Light Truck:ライトトラック)」規格と呼ばれるものです。LTタイヤは、一般的な乗用車用タイヤに比べて、タイヤの側面(サイドウォール)や内部構造(カーカス)が強化されており、高い空気圧に耐えられるように設計されています。
ロードインデックス(LI)の読み方と注意点
タイヤの強さを数字で表したのが「ロードインデックス(荷重指数)」です。エブリィバンの純正タイヤを見ると、「145/80R12 80/78N LT」といった表記があるはずです。この中の「80/78N」という部分が非常に重要になります。
- 80:単輪(タイヤ1本)で使用した場合の荷重指数(負荷能力450kg)
- 78:複輪(トラックの後輪のように2本並べる場合)の荷重指数
エブリィバンは単輪使用ですので、この「80」という数値を満たしているかどうかが車検の合否を分けます。かつては「6PR(プライレーティング)」という強度表示が一般的でしたが、現在はISO規格に合わせてこのロードインデックス表記が主流になっています。
車検の際、検査官はこの「ロードインデックス」が車両の軸重(特に重い荷物を積む後輪軸重)に対応しているかを厳しくチェックします。乗用車用タイヤ(ミニバン用など)は乗り心地を優先して柔らかく作られているため、この数値が低いことが多く、貨物車に装着すると車検不合格になるケースが大半です。
乗用タイヤ解禁の噂と実情
「最近は規制緩和で、乗用タイヤでも車検に通るようになった」という話を聞いたことがあるかもしれません。確かに制度の一部改正により、タイヤの負荷能力が車両総重量の計算値を上回っていれば、LT規格でなくても認められるケースが出てきました。
しかし、これはあくまで「計算上の特例」であり、すべての検査場でスムーズに通るわけではありません。また、重心が高く、実際に重いキャンプ道具などを積んで走るエブリィバンにおいて、剛性の低い乗用タイヤを使用することは、走行時の「ふらつき」や「異常発熱によるバースト」のリスクを高めることになります。
私としては、安全面と車検時のトラブル回避の両面から、やはり剛性の高いLT規格のタイヤを選ぶことを強くおすすめします。実際に高速道路などで風に煽られた時の安定感は、LTタイヤの方が圧倒的に安心感がありますよ。
純正サイズ145/80R12の物理的限界

カスタム好きなら誰もが抱く「もっと大きなタイヤを履かせて迫力を出したい!」という願望。しかし、エブリィバン(DA17V/DA64V型)において、ノーマル車高(純正サスペンション)のままでその夢を叶えるのは、物理的に極めて困難と言わざるを得ません。
軽自動車枠いっぱいの設計が招く制約
エブリィバンは、軽自動車という限られた規格サイズの中で、最大限の荷室空間を確保するために設計されています。そのため、タイヤハウス(ホイールが入るスペース)のクリアランス(隙間)は、必要最低限しか残されていないのです。
結論から言うと、純正サイズの「145/80R12」以外のサイズを、加工なし・リフトアップなしで装着するのはほぼ不可能です。試しにハンドルをいっぱいに切った状態で、フロントタイヤとバンパー裏側、あるいは車体側のインナーフェンダーとの隙間を見てみてください。おそらく指一本入るかどうか、というレベルの狭さのはずです。
外径アップが引き起こす干渉トラブル
もし、ここで欲張って外径の大きなタイヤ(例えば145R13など)を装着したとしましょう。直進状態ではギリギリ収まっているように見えても、次のような場面で必ず干渉が発生します。
- ステアリング全切り時:タイヤの角がバンパーの裏側や、サスペンションのストラット(スプリングの受け皿部分)に接触し、「ガガガッ」という異音が発生します。
- 段差越えやブレーキ時:サスペンションが縮んだ際(バンプ時)、タイヤがフェンダーアーチの頂点やインナーカバーに激しく接触し、タイヤやボディを損傷させる原因になります。
特にフロントサスペンションのストラット皿との距離は絶望的に近く、ここは数ミリ単位のクリアランスしかありません。外径を大きくするどころか、タイヤの幅を太くするだけでも干渉のリスクがあるのです。
12インチの中でベストを探すのが正攻法
このように、足回りの改造を行わないユーザーにとって、サイズアップの選択肢は閉ざされています。しかし、悲観する必要はありません。最近は純正と同じ「145/80R12」というサイズの中で、驚くほど攻撃的でカッコいいブロックパターンを持つオフロードタイヤが各メーカーから発売されています。
リフトアップなどの大掛かりな改造をしたくない場合は、無理にサイズを変えようとせず、「純正サイズの中で、いかに自分好みのパターンのタイヤを見つけるか」に全力を注ぐのが、最も安全で賢いカスタムの楽しみ方だと言えます。
\ 加工なしで履ける人気タイヤ /
リフトアップで165/60R15を装着する

「純正サイズではどうしても物足りない」「もっと車高を上げて、本格的なクロカンスタイルを作りたい」という方が行き着くのが、「リフトアップ(インチアップ)」という選択肢です。車体そのものを持ち上げることでタイヤハウスに空間を作り出し、物理的な限界を突破する方法ですね。
定番の35mmリフトアップとハスラーサイズ
エブリィバンのリフトアップで最も一般的な手法は、コイルスプリングを交換して車高を約35mm(1.5インチ)上げる方法です。この「35mm」という数字は、ドライブシャフトやプロペラシャフトへの負担を許容範囲内に収めつつ、車検適合範囲内でスタイルアップできる絶妙なラインとされています。
このカスタムを行うことで視野に入ってくるのが、スズキ・ハスラーなどの軽クロスオーバーでおなじみの「165/60R15」というタイヤサイズです。純正の12インチから一気に3インチアップとなり、タイヤの外径も大きくなるため、見た目の迫力は劇的に向上します。
メリットだけではない?導入に伴うハードル
しかし、165/60R15サイズの導入は、ポン付けで完了するほど甘くはありません。リフトアップをしていても、ハンドルを切った際のバンパーへの干渉リスクは依然として残ります。
- バンパーカットが必要:多くのケースで、フロントバンパーの下部やタイヤハウス前方の角を切り取る加工(バンパーカット)が必要になります。
- インナー加工:タイヤハウス内のプラスチックカバーを熱で変形させたり、一部をカットしたりして逃げを作る加工も定番です。
さらに、タイヤの外径が大きくなることで、スピードメーターの表示速度と実際の速度にズレ(誤差)が生じます。この誤差が保安基準の範囲を超えてしまうと、車検に通らなくなるリスクもあります。
走行性能の変化と直前直左の視界基準
大径タイヤを履くと、最低地上高が稼げるので、キャンプ場の轍(わだち)や河原の石などを乗り越える走破性は格段に上がります。その反面、タイヤが重くなることでの加速の鈍化や、ブレーキの効きの甘さは避けられません。
また、車高を上げると「直前直左(ちょくぜんちょくさ)」と呼ばれる、運転席からの死角に関する法規制への対応も必要になる場合があります。具体的には、リフトアップによって左前方の低い位置にある障害物が見えなくなった場合、補助ミラーやカメラを追加して視界を確保しなければ車検に通りません。
このように、リフトアップと大径タイヤの装着は、単なるパーツ交換ではなく「車両のトータルコーディネート」が必要になる高度なカスタムです。DIYでの施工も不可能ではありませんが、安全に関わる部分ですので、実績のある4WD専門ショップやカスタムショップに相談しながら進めることを強くおすすめします。
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ホイール選びはJWL-T基準が必須条件

タイヤ選びと同じくらい、あるいはそれ以上に法的な落とし穴が多いのが「ホイール選び」です。デザインだけで選んでしまうと、いざ車検の時に「これでは通りません」と門前払いを食らってしまう可能性があります。
JWLとJWL-Tの違いとは?
日本国内で販売されるアルミホイールには、国の定める技術基準に適合していることを示すマークが刻印されています。乗用車用ホイールには「JWL(Japan Light Alloy Wheel)」、そしてトラック・バス用ホイールには「JWL-T(Truck)」というマークが必要です。
貨物車であるエブリィバンは、重い荷物を積載して走行することが前提のため、ホイールにも乗用車用より高い強度が求められます。JWL-T基準の試験では、JWL基準よりも厳しい条件での「回転曲げ疲労試験」や「衝撃試験」が課されており、これに合格した製品だけが「JWL-T」の刻印を許されるのです。
規制緩和のグレーゾーンと現場の判断
ここで一つ、知識として知っておきたいのが「規制緩和」の話です。2014年頃の通達により、「車両総重量3.5トン以下かつ最大積載量500kg以下の車両」については、JWL基準(乗用車用規格)のホイールでも車検適合となる場合がある、というルール変更がありました。
エブリィバンの最大積載量は350kgですので、この条件には合致します。つまり、法的にはJWL規格のホイールでも車検に通る可能性はあります。しかし、ここには注意が必要です。
- 検査員の判断:最終的な合否判定は現場の検査員に委ねられています。「貨物車にはJWL-T」という原則を厳格に適用する検査場も依然として存在します。
- 安全マージン:実際に重い荷物を積む場合、強度の低いホイールでは変形やクラック(亀裂)のリスクが高まります。
これらの事情を考慮すると、余計なトラブルを避けるためにも、やはり最初からJWL-T規格に対応したホイールを選んでおくのが最も無難で確実な選択肢と言えます。
補足:最近のアウトドアブームを受けて、オフロードタイヤに似合う「鉄チン風アルミ」や「ビードロック風デザイン」のホイールが多数発売されていますが、エブリィ対応を謳う製品のほとんどはしっかりとJWL-T規格を取得しています。購入時はスペック表を必ず確認しましょう。
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おすすめは人気のオープンカントリーR/T

「結局、どのタイヤを選べば間違いないの?」と迷っているなら、私が自信を持っておすすめするのが、トーヨータイヤの「OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリー アールティー)」です。現在、エブリィバンのカスタムシーンにおいて圧倒的な装着率を誇る、まさに鉄板中の鉄板タイヤです。
「R/T」という新しいカテゴリーの魅力
商品名の「R/T」は「Rugged Terrain(ラギッドテレーン)」の略です。これは、オフロード専用の「M/T(マッドテレーン)」と、オンロード向けの「A/T(オールテレーン)」の中間に位置する、新しいジャンルのタイヤであることを意味しています。
その最大の特徴は、「オフロード性能とオンロード快適性のハイブリッド構造」にあります。タイヤのセンター部分(真ん中)には、舗装路での静粛性や操縦安定性を重視したパターンを配置。一方で、ショルダー部分(端っこ)には、泥濘地や岩場でしっかりとトラクションを稼ぐためのゴツゴツしたブロックを配置しています。
これにより、「見た目はワイルドでカッコいいのに、普段の街乗りでもうるさすぎず、乗り心地も悪くない」という、ユーザーが求めていた理想のバランスを実現しているのです。
エブリィバン専用設計と言えるスペック
もちろん、エブリィバンの純正サイズである「145/80R12 80/78N LT」もしっかりとラインナップされています。商用車規格(LT)に完全対応しているので、車検の心配もありません。
さらに面白いのが、タイヤの左右でサイドウォールのデザインが異なる「デュアルサイドデザイン」を採用している点です。片方はスタイリッシュなデザイン、もう片方はよりアグレッシブなデザインになっており、ホイールに組む際にどちらを外側にするか自分で選ぶことができます。こういう遊び心も、カスタム好きにはたまりませんよね。
価格ドットコムなどのランキングでも常に上位に君臨し、インターネット上のレビューでも「見た目が激変した」「意外と静かで驚いた」という高評価が並んでいます。初めてオフロードタイヤに挑戦する方には、これ以上ない最適な入門タイヤと言えるでしょう。
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エブリィバンのオフロードタイヤ導入の注意点

見た目がカッコよくなり、キャンプ場などの悪路にも強くなるオフロードタイヤですが、良いことばかりではありません。純正タイヤから変更することで失う性能も確実に存在します。ここでは交換前に知っておいてほしい、リアルなデメリットや運用上の注意点をお伝えします。
燃費悪化やロードノイズのデメリット

オフロードタイヤを履く上で、ある程度の覚悟が必要なのが「燃費」と「音」です。物理的な特性上、どうしても純正タイヤよりは不利になってしまいます。
なぜ燃費が悪くなるのか?
まず燃費ですが、ゴツゴツしたブロックタイヤは、路面との摩擦抵抗(転がり抵抗)が大きくなるように作られています。泥を噛むための大きな溝やブロックが、アスファルトの上では抵抗になってしまうんですね。
さらに見逃せないのが「重量増」です。LT規格のオフロードタイヤは、ゴムの厚みや内部構造が頑丈なため、純正タイヤに比べて1本あたり数キロ重くなることがあります。タイヤなどの「バネ下重量」の増加は、車の動き出しに大きなエネルギーを必要とします。
私の感覚や一般的なデータで言うと、リッターあたり2km〜3km程度は落ちると思っておいた方がいいでしょう。エブリィバンは元々のエンジンパワー(特にNA車は49馬力)が控えめなので、タイヤが重くなると発進時にもっさり感が出て、無意識にアクセルを深く踏み込んでしまうことも燃費悪化の一因です。
エブリィ特有のロードノイズ問題
次にロードノイズです。時速40km〜50km付近から、「ゴー」「ウォンウォン」という特有の唸るような音が車内に響き始めます。これは、タイヤのブロックが路面を叩く音(パターンノイズ)や、溝の中の空気が圧縮・開放される音(ポンピングノイズ)が原因です。
特にエブリィバンは、エンジンの上に運転席がある「キャブオーバー」という構造をしており、フロントタイヤの位置が座席の真下にあります。そのため、タイヤから発生する騒音や振動が、フロアを通じてダイレクトにドライバーに伝わってきやすいのです。
ラジオのボリュームを普段より2〜3目盛り上げる必要があるかもしれません。もし家族や小さなお子さんを乗せる機会が多い方は、「車内が少しうるさくなるけど大丈夫?」と事前に相談しておくのが平和かもしれません。
ジオランダーなど他メーカー製品との比較

オープンカントリー以外にも、市場には非常に魅力的な選択肢が存在します。特にヨコハマタイヤの製品は、より本格的な性能を求めるユーザーから熱い支持を受けています。
本気組のための「ジオランダー M/T G003」
ヨコハマタイヤの「GEOLANDAR M/T G003(ジオランダー エムティー ジーゼロゼロサン)」は、オープンカントリーよりもさらに「オフロード性能」に振ったガチ勢向けのタイヤです。
最大の特徴は、タイヤの側面まで回り込んだ巨大なブロックパターン(サイドバイター)です。これは単なる飾りではなく、深い泥や岩場でタイヤ側面を使ってトラクションを稼ぐための実戦的な機能です。また、鋭利な岩などによるサイドカット(タイヤ側面の裂傷)を防ぐプロテクターの役割も果たしています。
見た目の迫力、威圧感は12インチタイヤの中でも最強クラス。「とにかく他人と被りたくない」「泥遊びや林道アタックも視野に入れている」という方には、このタイヤが最高の相棒になるはずです。ただし、その代償として舗装路でのロードノイズはオープンカントリーよりも大きく、乗り心地も硬めになる点は覚悟が必要です。
新星「ジオランダー X-AT」の台頭
最近では、M/T(マッドテレーン)とA/T(オールテレーン)の中間を狙った「GEOLANDAR X-AT」というモデルも登場しました。これはまさにオープンカントリーR/Tの直接的なライバルとなる存在です。R/Tよりも少しアグレッシブで、M/Tよりは快適という絶妙なポジションを攻めており、デザインの好みでこちらを選ぶユーザーも増えています。
| 製品名 | 特徴 | おすすめユーザー |
|---|---|---|
| TOYO Open Country R/T | 見た目と快適性のバランスが最高 | 街乗りメインで週末キャンプ、初めてのカスタムに |
| YOKOHAMA Geolandar M/T G003 | 圧倒的走破性とワイルドな外観 | カスタム重視・ハードな路面走行・見た目最優先派 |
| YOKOHAMA Geolandar X-AT | R/Tより少し攻撃的な新カテゴリー | 人とは違うバランス型タイヤを選びたい方に |
\ 圧倒的な迫力と悪路走破性 /
12インチのまま楽しむダンロップTG4
「仕事で毎日使うから、あまり派手すぎるのは取引先の手前困る。でもたまには畑や未舗装路に入りたい」という実用派・職人肌の方には、ダンロップの「GRANDTREK TG4(グラントレック ティージーフォー)」が長年の最適解として君臨しています。
質実剛健なロングセラーモデル
このタイヤは、最近流行りの「見せるためのオフロードタイヤ」とは一線を画す、現場主義のロングセラー商品です。見た目は昔ながらのバン用タイヤに少しブロック足したようなデザインで、最新のR/Tタイヤほど洗練されてはいません。
しかし、その実力は本物です。「オールラウンド」を謳うだけあって、舗装路での走行安定性は純正タイヤに非常に近く、燃費の悪化やロードノイズも最小限に抑えられています。それでいて、濡れた草地や軽い泥道では、しっかりと地面を掴んで進んでくれます。
特に農業従事者の方や、建設現場に出入りする職人さんからは、「これなら田んぼのあぜ道でもスタックしないし、高速道路での移動も疲れない」と絶大な信頼を得ています。「いかにもカスタムしました!」という感じを出さずに、こっそりと悪路対応力を上げたい方には、これ以上ない選択肢だと思います。
\ 仕事にも使える実力派タイヤ /
寿命を延ばすための適切な空気圧管理
せっかく購入したこだわりのタイヤ、少しでも長く使いたいですよね。LT規格のオフロードタイヤを長持ちさせるための最大の秘訣、それは「空気圧管理」にあります。
商用タイヤは「高圧」が基本
先ほども触れましたが、LTタイヤは高い空気圧を入れることで初めてその負荷能力を発揮するように作られています。乗用車感覚で2.2kgf/cm²(220kPa)くらいにしてしまうと、タイヤが荷重に負けて潰れすぎてしまいます。
タイヤが潰れた状態で走行すると、両肩(ショルダー部分)ばかりが摩耗する「偏摩耗」の原因になったり、タイヤ内部の構造材が疲労してバーストに繋がったりする危険性があります。また、転がり抵抗も増えるので、ただでさえ悪い燃費がさらに悪化してしまいます。
指定空気圧の確認と「段減り」対策
基本的には、運転席ドアを開けたところ(Bピラー付近)に貼ってあるステッカーに記載された純正指定空気圧を基準にしてください。エブリィバンの場合、積載時を考慮してフロント・リア共に350kPa(3.5kgf/cm²)前後という高い数値が指定されていることが多いはずです。
特にブロックタイヤ特有の現象として、ブロックの角が鋸(ノコギリ)の歯のように削れていく「ヒール・アンド・トウ摩耗(段減り)」があります。これが進行すると、走行時のロードノイズが激増します。これを防ぐためにも、指定空気圧をしっかり守り、場合によっては少し高めに入れておくのがポイントです。
また、3,000km〜5,000kmごとのローテーション(タイヤの位置交換)も非常に有効です。こまめに位置を変えることで摩耗を均一化させ、タイヤの寿命を大幅に延ばすことができます。オイル交換のタイミングなどで一緒にお願いすると忘れなくて良いですよ。
安価なナンカンなどアジアンタイヤの評価
タイヤ交換の費用を少しでも抑えたい場合、ネット通販などで見かける「ナンカン(NANKANG) FT-9」などのアジアンタイヤも選択肢に入ってくると思います。
コスパ重視なら「FT-9」はアリか?
個人的な印象として、台湾のメーカーであるナンカンのFT-9は、カスタム入門用として「意外とアリ」な選択肢です。その最大の魅力は、やはりコストパフォーマンスとデザイン性でしょう。
FT-9は「4×4 WD M/T」というカテゴリーで販売されており、国産タイヤに負けないくらいアグレッシブなブロックパターンを持っています。また、サイズによってはタイヤ側面の文字が白く塗られた「ホワイトレター」の設定があり、これを履くだけで一気にアメリカンな雰囲気を出すことができます。国産タイヤでホワイトレターを探すと選択肢が限られるため、この点だけでも選ぶ価値があります。
理解しておくべきトレードオフ
ただし、安さには理由もあります。ユーザーの口コミや私の経験では、国産タイヤに比べてゴム質が少し硬めであったり、経年劣化によるひび割れが少し早い段階で発生したりする傾向が見られます。また、ロードノイズに関しても、国産の最新R/Tタイヤに比べると大きめであるという声も多いです。
「毎日長距離を走るわけではない」「とりあえずオフロードスタイルを試してみたい」「次の車検までの繋ぎとして安く仕上げたい」といった割り切った使い方であれば、十分なスペックを持っています。逆に、長く安心して使いたい、毎日の通勤で快適性を重視したいという場合は、初期投資は高くてもトーヨーやヨコハマなどの国産メーカーを選んだ方が、トータルの満足度は高くなるでしょう。
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エブリィバンのオフロードタイヤ最適解まとめ
エブリィバンにオフロードタイヤを履かせることは、単なるドレスアップ以上に、愛車の活動範囲を広げ、毎日の運転をワクワクさせてくれる素晴らしいカスタムです。
最後に、これまでの解説を踏まえて、ユーザータイプ別のおすすめをまとめておきます。
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大切なのは、自分の使い道と「どこまでデメリットを許容できるか」を天秤にかけることです。ぜひあなたのライフスタイルに合った最適なタイヤを見つけて、エブリィバンとの「ワーク&プレイ」な生活を思いっきり楽しんでくださいね!
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