オープンカントリーRTをプラドに履いて後悔?うるさいノイズや高速のふらつきを実走レビュー

プラド×オープンカントリーRT!サイズ適合と走行性能を徹底解説

ランドクルーザープラド(150系)や、その後継として登場した話題の新型ランドクルーザー250。これらの本格SUVを手に入れたら、まず手を加えたくなるのが「足元」ですよね。純正のままでも十分に洗練されていますが、どこか都会的すぎて「もっと四駆らしい武骨さが欲しい!」と感じているオーナーさんは非常に多いはずです。

そんなプラド・ランクルユーザーの間で、今や定番かつ最強の選択肢として君臨しているのが、TOYO TIRES(トーヨータイヤ)の「OPEN COUNTRY R/T(オープンカントリー アールティー)」です。M/T(マッドテレーン)のようなゴツゴツとしたブロックパターンと、A/T(オールテレーン)の快適性をいいとこ取りした「ラギッドテレーン」という新ジャンル。そして何より、足元を華やかに彩るホワイトレターのデザインは、一度見たら忘れられない魅力があります。

しかし、いざ購入しようとすると、様々な疑問や不安が湧いてくるものです。

「150系プラドにはどのサイズがベストなの?」
「新型ランクル250に150系のホイールは流用できるの?」
「見た目は最高だけど、ロードノイズがうるさくて家族に不評だったらどうしよう…」
「高速道路でふらつくって噂は本当?」

私自身、タイヤ選びで悩み抜いた経験があるからこそ、その気持ちは痛いほどよく分かります。安い買い物ではないですし、失敗して後悔だけはしたくないですよね。そこでこの記事では、タイヤの教科書運営者である私sakuが、オープンカントリーR/Tの適合サイズから実際の走行性能、さらには空気圧のセッティングに至るまで、徹底的に深掘りして解説します。

記事のポイント
  • 150系プラドと新型ランクル250における「失敗しない適合サイズ」が明確に分かります
  • 高速道路での「ふらつき」や「ノイズ」に対する具体的な対策と真実の評価を知ることができます
  • 燃費への影響や雪道性能など、カタログには載っていないリアルな維持・運用情報を得られます
  • 車検対応のライン引きやディーラー入庫のコツを理解し、安心してカスタムを楽しめるようになります

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目次

プラドへのオープンカントリーRT適合とサイズ選び

プラドへのオープンカントリーRT適合とサイズ選び

一口に「プラドにオープンカントリーR/Tを履かせたい」と言っても、実は車種の年式や型式、グレードによって選ぶべき「正解」は異なります。特に、長年愛されてきた150系プラドと、最新の250系ランドクルーザーでは、タイヤ選びの常識がガラリと変わっている点に注意が必要です。

ここでは、それぞれの車種におけるベストなサイズ選びや、物理的な装着可否、干渉のリスクについて、プロの視点も交えながら詳しく見ていきましょう。

標準265/65R17とホワイトレター

標準265/65R17とホワイトレター

まず、150系ランドクルーザープラド(TX、TX-Lパッケージ等)にお乗りの方へ。結論から申し上げますと、最もリスクが少なく、かつ満足度が非常に高い「鉄板サイズ」と言えるのが「265/65R17 112Q」です。

なぜこのサイズが最強なのか?

最大の理由は、これが150系プラドの純正タイヤサイズと全く同じ規格だからです。タイヤの外径(直径)が変わらないため、スピードメーターの誤差を気にする必要がありませんし、自動ブレーキや運転支援システム(Toyota Safety Sense)への影響も最小限に抑えられます。ディーラーへの入庫や車検においても、最も指摘を受けにくい安全パイと言えるでしょう。

そして何より、この265/65R17サイズには、オープンカントリーR/Tの代名詞とも言える「ホワイトレター」が設定されています。

タイヤのサイドウォールに刻まれた「OPEN COUNTRY」の白い文字。これが足元に入るだけで、プラドの雰囲気は劇的に変わります。黒一色の純正タイヤでは表現できない、アメリカンでアクティブな印象を与えてくれるのです。信号待ちでふとショーウィンドウに映った愛車を見たとき、そのカッコよさに思わずニヤリとしてしまうこと間違いありません。

ロードインデックスも安心スペック

このサイズのロードインデックス(LI)は「112」です。これはタイヤ1本あたり1120kgの負荷に耐えられることを意味しており、車両重量が2トンを超えるプラドであっても十分すぎるほどの余裕があります。キャンプ道具を満載にしても、家族全員で乗車しても、タイヤの強度不足を心配する必要は全くありません。

【要注意】TZ-Gグレードのオーナー様へ
150系プラドの中でも、最上級グレードの「TZ-G」にお乗りの方は注意が必要です。TZ-Gは電子制御サスペンション(KDSS)などが装備されており、ブレーキディスク等のサイズが他のグレードと異なります。
そのため、17インチホイールへのインチダウン装着が物理的にできません(ブレーキキャリパーに干渉します)。
TZ-Gオーナー様がオープンカントリーR/Tを履く場合は、純正と同じ19インチの設定がないため、18インチ(265/60R18など)を選択する必要があります。

265/70R17へのサイズアップと干渉

265/70R17へのサイズアップと干渉

「標準サイズも良いけれど、もっと迫力を出したい」「リフトアップなしで、できるだけタイヤを大きく見せたい」

そんなカスタム志向の強いユーザーから熱烈な支持を受けているのが、標準よりもひと回り外径が大きい「265/70R17」というサイズです。

サイズアップによる視覚効果

標準の「65扁平」から「70扁平」にすることで、タイヤのサイドウォールの厚みが増します。これにより、タイヤの外径は約30mmほど大きくなります(メーカー数値により微差あり)。たった3cmと思うかもしれませんが、実際に車に装着すると、ホイールハウスの隙間が埋まり、車全体がリフトアップされたような力強いシルエットに生まれ変わります。「四駆はタイヤが分厚いほうが偉い」という美学を持つ方には、たまらない選択肢でしょう。

避けては通れない「干渉」のリスク

しかし、このサイズを選ぶには「覚悟」が必要です。純正車高の150系プラドに265/70R17を装着した場合、ハンドルを左右どちらかに全開に切ったとき(フルステア時)に、タイヤの角が車体の一部に接触する可能性が高いからです。

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干渉しやすい箇所症状と対策
フロント・マッドガード(泥除け)内側の膨らんでいる部分にタイヤが擦れる。「ザザッ」という音がする。ヒートガンで温めて凹ませるか、取り外す等の加工が必要。
インナーフェンダー(内張り)ホイールハウス内の樹脂カバーに擦れる。干渉箇所を特定し、カッターでカットしたり、タイラップで引っ張って固定したりする加工が必要。

「私の車は干渉しませんでした」という口コミも見かけますが、これは車両の個体差やホイールのインセット、アライメントのズレによって状況が変わるためです。「基本的には干渉するもの」と考えておいたほうが無難です。

また、外径が変わることでスピードメーターの表示速度よりも、実際の速度のほうが少し速くなります。車検の検査基準には許容範囲がありますが、検査員の判断によってはグレーゾーンとなる場合があることも理解しておきましょう。

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新型ランクル250の17インチ装着不可問題

さて、ここが今回の記事の中で最も注意喚起しておきたい、非常に重要なポイントです。150系プラドから、後継モデルである「ランドクルーザー250」への乗り換えを検討されている方、あるいは既に納車待ちの方も多いかと思います。

「プラドで使っていた17インチのスタッドレスや、お気に入りのR/Tセットをそのままランクル250に流用しよう」

もしそう考えているなら、一度立ち止まってください。車種とグレードによっては、それが物理的に不可能な場合があるからです。

【警告】ディーゼル車は17インチ装着不可

新型ランドクルーザー250のディーゼルモデル(型式:GDJ250W)は、強大なトルクと車重を受け止めるために、フロントブレーキのキャリパーやローターが150系よりも大型化されています。

その結果、17インチホイールを装着しようとすると、ホイールの内側(リムやウェイト)がブレーキキャリパーにガッツリと接触してしまいます。これはスペーサー等で回避できるレベルではなく、構造的に装着不可となります。

ランクル250ディーゼル車のタイヤ選び
ディーゼル車にお乗りの方がオープンカントリーR/Tを選ぶ場合は、必ず18インチ以上のサイズを選択してください。
おすすめは純正同等の「265/65R18」や、少し外径を大きくした「265/70R18」(※要リフトアップや干渉対策の確認)などになります。

ガソリン車なら17インチの可能性も?

一方で、ガソリンモデル(型式:TRJ250W)に関しては、ブレーキシステムが150系プラドに近いサイズ感であるため、一部の17インチホイールであれば装着可能という情報も出てきています。

もしガソリン車の250系で「どうしても肉厚な17インチタイヤでオフロード感を出したい!」という場合は、ホイールメーカーのマッチング情報を綿密に確認した上で、17インチへのインチダウンに挑戦するのも一つの手です。250系の角張ったボディに、ムチムチの17インチタイヤという組み合わせは、旧来のランクルファンを唸らせる渋いスタイルになること間違いありません。

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おすすめのホイールセットとマッドヴァンス

おすすめのホイールセットとマッドヴァンス

タイヤが決まったら、次はホイール選びです。オープンカントリーR/Tのワイルドなデザインを引き立てるために、私が個人的にも強くおすすめしたいのがWeds MUD VANCE 06(ウェッズ マッドヴァンス06)との組み合わせです。

なぜマッドヴァンス06なのか?

このホイールは、無骨でありながら洗練されたデザインが特徴で、オープンカントリーR/Tとの視覚的な相性が抜群に良いのです。特に「フルマットブラック」や「ブラックポリッシュブロンズクリア」といったカラーは、タイヤの黒さとホワイトレターのコントラストを最高に引き立ててくれます。

「インセット+20」が作る黄金比

そして重要なのがサイズ設定です。150系プラド向けに販売されているセット品の多くは、サイズが「17×8.0J インセット+20」となっています。

純正ホイールのインセットが「+25」であるのに対し、このホイールは「+20」。つまり、計算上は純正よりも5mmだけ外側にタイヤが出ることになります。たった5mmですが、これが絶妙な仕事をしてくれます。

ノーマルフェンダーのプラドに対し、タイヤの側面がフェンダーの端とほぼ揃う「ツライチ(面一)」に近い状態を作り出してくれるのです。電車のようにタイヤが内側に引っ込んでいる状態から、どっしりと踏ん張ったワイドなスタンスへ。法規制をクリアしつつ、最大限にカッコよく見せるための黄金比と言えるでしょう。

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車検対応とディーラー入庫の注意点

車検対応とディーラー入庫の注意点

カスタムを楽しむ上で避けて通れないのが「車検」や「ディーラー入庫」の問題です。「タイヤを変えたらディーラーに入れてもらえなくなった」というトラブルは避けたいですよね。

「はみ出し」の判定基準を知ろう

基本的に、標準サイズの265/65R17を適切なインセットのホイール(純正同等や+20程度)で装着している分には、車検に適合します。

ただし、オープンカントリーR/Tのようなオフロードタイヤは、サイドウォールのブロック(ゴツゴツした部分)が側面に突出しているデザインをしています。そのため、ホイールのリム自体はフェンダー内に収まっていても、「タイヤのゴム部分だけがわずかにはみ出している」という状態になりがちです。

これに関しては、平成29年の保安基準改正により、「タイヤのラベリング等の厚み部分は、10mm未満であればフェンダーからはみ出しても直ちに保安基準不適合とはしない」という緩和規定があります。つまり、ゴムのブロック部分が数ミリ出ている程度なら、法的にはセーフとなる可能性が高いのです。

(出典:独立行政法人自動車技術総合機構『審査事務規程』)

最終判断は「現場の検査員」

しかし、ここで注意が必要なのは「法的にOKでも、ディーラーの方針でNGになることがある」という点です。ディーラーは指定工場としての責任があるため、独自に厳しい基準を設けているケースが少なくありません。「グレーゾーンは全て入庫拒否」という店舗も存在します。

トラブルを防ぐための対策

  • 購入前に、いつもお世話になっているディーラーの担当者に「このサイズのタイヤに変えようと思うけど、入庫大丈夫?」と相談しておく。
  • 万が一のために、純正タイヤ・ホイールセットは手元に残しておく。(車検時のみ戻すという運用も可能です)

オープンカントリーRTをプラドで履く走行評価

オープンカントリーRTをプラドで履く走行評価

ここまでは「見た目」や「サイズ」の話を中心にしてきましたが、車は走ってなんぼです。いくらカッコよくても、毎日の運転がストレスになってしまっては意味がありません。

ここからは、実際にオープンカントリーR/Tをプラドに装着して走行した際の「官能評価」について、忖度なしのリアルな感想をお伝えします。ロードノイズ、乗り心地、燃費など、カタログスペックだけでは見えてこない真実を深掘りしていきましょう。

ロードノイズはうるさいか静粛性を検証

ロードノイズはうるさいか静粛性を検証

M/T(マッドテレーン)のようなブロックタイヤを履く際、誰もが一番心配するのが「騒音」ではないでしょうか。「ゴーッ」という唸り音が車内に響き渡り、家族との会話もままならない…なんて事態は避けたいものです。

結論から申し上げますと、オープンカントリーR/Tの静粛性は「拍子抜けするほど静か」です。

ハイブリッドデザインの恩恵

なぜブロックタイヤなのに静かなのか。その秘密は、このタイヤ独自の「ハイブリッドデザイン」にあります。

  • タイヤの真ん中(センター部): A/T(オールテレーン)タイヤ由来の、ブロックが密集したパターン。
  • タイヤの端っこ(ショルダー部): M/T(マッドテレーン)由来の、隙間の大きなゴツゴツしたパターン。

舗装路を直進しているときは、主にこの「センター部」が路面に接地しています。センター部はブロック同士の間隔が狭く、連続的に接地するように設計されているため、タイヤが回転する際の空気を叩く音(パターンノイズ)が大幅に抑えられているのです。

もちろん、純正のH/T(ハイウェイテレーン)タイヤと比較すれば、「サーッ」という音の中に若干の「コーッ」というロードノイズは混じります。しかし、オーディオのボリュームを上げる必要もありませんし、後部座席の家族と普通の声の大きさで会話ができます。「見た目はM/T並みにワイルドなのに、音はA/T並みに快適」という評判は、決して誇張ではありません。

高速でのふらつき対策と空気圧の適正値

高速でのふらつき対策と空気圧の適正値

ネット上のレビューを見ていると、「オープンカントリーR/Tに替えたら、高速道路で車がふらつくようになった」「ハンドルが軽すぎて怖い」といった意見を目にすることがあります。これはタイヤ自体の性能が悪いのでしょうか?

実はこれ、多くの場合「空気圧の入れすぎ」が原因です。

LTタイヤの剛性と空気圧の罠

オープンカントリーR/Tの多くのサイズは「LT(ライトトラック)規格」で作られています。これは重い荷物を積んでも耐えられるよう、タイヤの骨格(カーカス)やサイドウォールが非常に頑丈に作られていることを意味します。

タイヤショップや量販店で交換をお願いすると、スタッフの方が気を利かせて(あるいはLT規格のセオリー通りに)、「2.6kgf/cm2 (260kPa)」や「2.8kgf/cm2 (280kPa)」といった高めの空気圧を入れることがあります。

しかし、荷物を満載にしていない「空荷のプラド」に対して、剛性の高いLTタイヤに高圧の空気を入れると、タイヤがパンパンに張って「スーパーボール」のような状態になります。その結果、路面のわずかな凸凹で跳ねてしまい、タイヤの接地面積が減って、接地感の希薄な「ふらつき」や「浮遊感」を生んでしまうのです。

【saku流】おすすめの空気圧設定
私が推奨するのは、「車両指定空気圧(ドア内側のステッカー値)+α程度」です。
プラド150系であれば、指定は前後とも「200kPa」〜「220kPa」程度のはずです。
まずはこの220kPa前後に合わせて走ってみてください。タイヤが適度に変形して路面を掴むようになり、直進安定性が劇的に改善されるはずです。「LTタイヤだから高圧に入れなきゃいけない」という固定観念を一度捨てて、ご自身の感覚で微調整することをおすすめします。

実燃費への影響とタイヤ重量の関係

実燃費への影響とタイヤ重量の関係

タイヤをカスタムする際、多くの方が気にされるのが「燃費の悪化」です。特に昨今のガソリン価格高騰を考えると、リッターあたりの走行距離がどう変化するのかは切実な問題ですよね。

オープンカントリーR/Tへの交換による燃費への影響について、結論から申し上げますと、「若干の悪化は見られるが、許容範囲内に収まることが多い」というのがリアルな評価です。

タイヤ重量の増加という物理的要因

まず、タイヤ自体の重量について考えてみましょう。純正装着されているH/T(ハイウェイテレーン)タイヤは、乗り心地や燃費を重視した「P(パッセンジャー)規格」で作られており、構造が比較的軽量です。

対して、オープンカントリーR/T(特にLT規格のサイズ)は、悪路走破性と耐久性を高めるために、サイドウォールやトレッド面が分厚く補強されています。これにより、タイヤ単体の重量は純正と比較して、1本あたり数キログラム重くなる傾向があります。

車好きの間ではよく「バネ下重量の1kg軽量化は、バネ上(車体)の10kg軽量化に匹敵する」と言われますが、逆に言えば、足回りが重くなることは、発進時の加速や燃費に対してダイレクトに負荷をかけることになります。

ホイール選びで重量増を相殺する

しかし、ここで諦める必要はありません。タイヤが重くなる分、「ホイールを軽量化する」ことで、トータルの重量増を抑えることが可能だからです。

例えば、150系プラドの上級グレードやオプションで装着される19インチアルミホイールは、デザイン性が高い反面、金属の量が多く非常に重量があります。これを17インチの社外アルミホイール(例えば、スポーツ系の軽量モデルや、デザインを工夫して肉抜きされたモデル)に変更してインチダウンすることで、ホイール単体で大幅な軽量化が見込めます。

私自身の経験や周囲のユーザーの声を総合すると、17インチへのインチダウンとセットで交換した場合、実燃費の悪化は「リッターあたり0.5km〜1.0km減」程度に留まるケースが大半です。プラドの燃料タンク容量(87リットル)を考えれば、満タンでの航続距離が数十キロ短くなる計算ですが、見た目の満足度と走破性の向上を天秤にかければ、十分に納得できるコストではないでしょうか。

燃費を気にする方へのアドバイス
燃費悪化の主たる原因は、実はタイヤの重さよりも「空気抵抗」や「アクセルワーク」にあります。タイヤ交換後は、気持ちよくてついついアクセルを踏み込んでしまいがち。急発進を控える丁寧な運転を心がければ、純正時と遜色ない燃費を維持することも不可能ではありません。

雪道での走行性能限界と凍結路面

雪道での走行性能限界と凍結路面

「オープンカントリーR/Tは雪道も走れますか?」という質問は、冬が近づくと必ず話題になります。特に、非降雪地域にお住まいで「年に数回降るドカ雪に備えたい」という方や、「冬のキャンプに行きたい」という方にとっては重要な判断材料ですよね。

この問いに対する答えは、「条件付きでYESだが、過信は禁物」と断言させていただきます。

「M+S」刻印の意味と実力

オープンカントリーR/Tのサイドウォールを見ると、「M+S(マッド&スノー)」という刻印が打たれています。これは、メーカーが「泥道(Mud)や浅い雪道(Snow)での走行に配慮した設計を行っている」ことを示しています。

実際、降り始めの新雪や、水分を多く含んだシャーベット状の雪、あるいは泥と雪が混ざったような悪路においては、純正のノーマルタイヤとは比べ物にならないほどのトラクション(駆動力)を発揮します。深い溝とブロックが雪を鷲掴みにし、プラドの優秀な4WDシステムと相まって、グイグイと前に進んでいく頼もしさを感じるでしょう。チェーン規制が出ていないレベルの降雪であれば、慎重に走ることで帰宅できる可能性は高いです。

絶対に走ってはいけない「氷の世界」

しかし、ここで強調しておかなければならないのは、オープンカントリーR/Tはスタッドレスタイヤではないという厳然たる事実です。

スタッドレスタイヤには、低温でも硬くなりにくい特殊なゴムや、氷の表面の水膜を除去するための「サイプ(細かい切り込み)」が無数に入っています。一方、R/Tのゴム質はオフロードでの耐久性を重視して硬めに作られており、サイプも最低限しか入っていません。

そのため、以下のような路面では全く歯が立たず、ブレーキを踏んでもそのまま滑っていく「スケート状態」になります。

  • 交差点手前の磨かれた圧雪アイスバーン
  • 日陰で凍結したブラックアイスバーン
  • 一度溶けて再凍結したガリガリの路面

「四駆だから大丈夫」という考えは、発進時には通用しても、ブレーキ時には全く意味を成しません。2トン超えの重量級ボディが制御不能になった時の恐怖は計り知れません。

【警告】冬用タイヤとしての運用ライン
あくまで「急な降雪時の緊急脱出用」や「春〜秋のアウトドア用」として割り切ってください。
北海道・東北・北陸などの降雪地域にお住まいの方や、真冬の峠越え、スキー場へのアクセスを考えている方は、命を守るために必ず専用のスタッドレスタイヤへ交換してください。

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街乗りでの乗り心地と雨の日の安定性

街乗りでの乗り心地と雨の日の安定性

オフロードや雪道の話が続きましたが、プラドの活躍の場はやはり9割が舗装路(オンロード)です。毎日の通勤、子供の送り迎え、週末の買い物。こうした日常シーンでの使い勝手はどうなのでしょうか。

「硬め」だが不快ではない乗り味

純正タイヤからオープンカントリーR/Tに履き替えると、走り出した瞬間に「コツコツ」とした硬さを感じるはずです。これは、タイヤの構造が頑丈であることに加え、ブロックパターンが路面を叩く感触が伝わってくるためです。

しかし、これを「乗り心地が悪化した」と捉えるか、「しっかり感が出た」と捉えるかは好みによります。実は、プラド特有のフワフワとした船のような乗り心地(ピッチングやロール)が苦手だという方にとっては、タイヤが硬くなることで足回りがシャキッと引き締まり、カーブでのグラつきが減って運転しやすくなったと感じるケースも多いのです。

家族からのクレームが出るほどガタガタするわけではなく、段差を超えた際の収まりが良くなるイメージ。「スポーティなSUVになった」とポジティブに評価するユーザーが大半です。

雨の日の注意点(ウェット性能)

雨天時の走行性能に関しては、少しだけ注意が必要です。オープンカントリーR/Tは溝が深く排水性は高いのですが、路面に接しているゴムの面積(接地面積)自体は、溝の少ないオンロードタイヤに比べて少なくなっています。

普通のアスファルトを走る分には全く問題ありませんが、以下のような滑りやすい箇所では、純正タイヤよりもスリップしやすくなる傾向があります。

  • 濡れたマンホールの蓋
  • 工事現場の鉄板
  • 横断歩道などの白線の上

特に、雨の日のカーブ途中にマンホールがあるようなシチュエーションでは、ラフなアクセル操作をすると「ズリッ」と後輪が滑る感覚があるかもしれません(すぐにトラクションコントロールが介入しますが)。

また、急ブレーキ時の制動距離も、純正タイヤよりわずかに伸びる可能性があります。「タイヤを変えたから」といって過信せず、雨の日はいつもより車間距離を多めに取り、マイルドな操作を心がけることが大切です。その意識さえあれば、日常使いで危険を感じることはまずないでしょう。

オープンカントリー・ホイールセット購入のおすすめ店舗

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プラドとオープンカントリーRTの相性総評

プラドとオープンカントリーRTの相性総評

ここまで、適合サイズから走行性能、メリット・デメリットまで徹底的に解説してきました。最後に、ランドクルーザープラド・ランクル250とオープンカントリーR/Tの相性について総括します。

結論として、この組み合わせは「現代のSUVカスタムにおける最適解の一つ」であると断言します。

かつて、見た目を重視してM/T(マッドテレーン)タイヤを履くことは、快適性や静粛性を犠牲にする「我慢のカスタム」でした。しかし、オープンカントリーR/Tの登場によって、私たちは「プロのような見た目の迫力」と「家族も納得の快適性」を両立させることが可能になったのです。

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評価項目プラド×R/Tの評価
ルックス★★★★★(文句なしの満点。ホワイトレターが最高に映える)
静粛性★★★★☆(A/T並み。見た目からは想像できないほど静か)
オフロード性能★★★★☆(林道やキャンプ場なら無敵。本格クロカンもこなせる)
オンロード性能★★★☆☆(高速の直進性や雨天時は少しケアが必要だが合格点)
コスパ★★★★☆(性能と寿命、リセールバリューを考えれば高い)

もちろん、燃費が少し落ちたり、空気圧管理に気を使う必要があったりと、純正タイヤにはない手間暇は発生します。しかし、駐車場に停めた愛車を振り返ったとき、その頼もしくワイルドな姿を目にすれば、そんな些細なデメリットは吹き飛んでしまうはずです。

「プラドを買ったけれど、何からカスタムすればいいか分からない」

そんな方は、まずタイヤをこのオープンカントリーR/Tに変えてみてください。それだけで、あなたのプラドは「ただの移動手段」から「冒険の相棒」へと進化します。この記事が、あなたの理想のカスタムライフの第一歩となることを願っています。

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