デリカD:5に乗っているなら、一度は憧れるのがタイヤのインチアップやオフロードタイヤへの交換ですよね。街中で見かけるリフトアップされたデリカや、キャンプ場で泥んこになっているデリカを見ると、「自分の車もあんな風にかっこよくしたい!」とカスタム熱が湧いてくるものです。特にトーヨータイヤの「オープンカントリーRT」は、街乗りでの快適性とオフロードでの走破性を高い次元で両立しており、さらにあのサイドウォールのゴツゴツしたデザインがデリカの角ばったボディに最高にマッチします。
しかし、ここで多くのオーナーが直面するのが「サイズ選びの壁」です。純正の215/70R16や225/55R18から、一回り大きい「235/70R16」というサイズを選ぼうとしたとき、どうしても気になるのがフェンダーや車体への干渉問題ではないでしょうか。「ネットでは入るって見たけど、本当かな?」「せっかく高いお金を出して買ったのに、ハンドルを切るたびにガリガリと音がするのは絶対に嫌だ」「家族を乗せるから安全性だけは犠牲にしたくない」…そんな不安が頭をよぎりますよね。
この記事では、デリカ乗りの間で常に議論の的となるこの「235/70R16干渉問題」について、どこが当たるのか、どうすれば回避できるのか、そして車検は通るのかといった疑問を、私が徹底的にリサーチした情報と経験をもとに、専門用語を極力使わずに分かりやすく解説します。
- 235/70R16サイズをデリカD:5に装着した際の具体的な干渉リスクと限界点
- インナーフェンダーの干渉を回避するための、ドライヤーを使ったDIY加工テクニック
- 車検適合やスピードメーター誤差に関する法的なポイントと対策
- 失敗しないためのホイールサイズ(インセット)選びと、適切な空気圧設定
デリカにオープンカントリーRT 235/70R16は干渉する?

結論から申し上げますと、デリカD:5のノーマル車高(リフトアップしていない状態)にオープンカントリーRTの235/70R16を履かせようとする行為は、まさに「物理的な限界への挑戦」と言っても過言ではありません。「私の車はポン付けで全然大丈夫でしたよ!」という声もあれば、「ハンドルを切ったら盛大に擦りました…」という悲痛な声も聞かれます。なぜこれほどまでに結果が分かれるのでしょうか? ここでは、干渉が発生するメカニズムと、そのリスクについて深掘りしていきます。
ノーマル車高での装着限界とリスク

まず、私たちが装着しようとしている「235/70R16」というタイヤが、純正タイヤと比較してどれくらい大きい物体なのかを数値で把握しておきましょう。感覚値ではなく、数字で見るとその「ギリギリ具合」がよく分かります。
デリカD:5の純正タイヤサイズ(215/70R16)の外径は計算上で約707mmです。これに対し、オープンカントリーRTの235/70R16はカタログスペックで外径約736mmあります。その差は約29mm。つまり、タイヤの直径が約3センチ大きくなるわけです。これを半径(車軸の中心からタイヤの外周までの距離)で考えると、片側で約14.5mm外側に広がることになります。
「たった1.5センチ広がるだけでしょ?余裕じゃない?」と思われるかもしれませんが、自動車の設計においてタイヤハウス(ホイールハウス)内の空間というのは、居住スペースを確保するためにミリ単位で切り詰められています。特にデリカD:5の場合、ハンドルを最大まで切った際(ロック・トゥ・ロック)にタイヤが描く軌跡と、フェンダー内部の樹脂カバーとの隙間は、純正状態でもそれほど余裕があるわけではありません。
ここが干渉の分かれ道
さらに問題を複雑にしているのが、オープンカントリーRT特有の「スクエアショルダー」と呼ばれる形状です。一般的なタイヤは角が丸みを帯びている(ラウンドショルダー)ため、ハンドルを切った時に障害物を「逃げる」ことができますが、R/Tはオフロードでの泥かき性能を高めるために角が直角に近く、ゴツゴツしたブロックが配置されています。この「角ばった形状」が、旋回時にフェンダー内部の壁に「攻撃」を仕掛けてしまうのです。
加えて、自動車には「製造公差(個体差)」が存在します。サスペンションの取り付け位置やフレームの溶接精度などにより、左右で数ミリのズレがあることは珍しくありません。この数ミリのズレが、「Aさんの車では干渉しなかったのに、Bさんの車では干渉した」という現象を引き起こすのです。つまり、235/70R16は「条件がすべて整えば履ける限界サイズ」であり、リスクは常に隣り合わせであると認識しておく必要があります。
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インナーフェンダーの加工方法

いざ装着してみて、「ハンドルを右いっぱいに切ったら、左前のタイヤの前側からザザッという音がした!」というケース。これはデリカのインチアップで最も頻発するトラブルの一つです。原因の多くは、フロントバンパー裏にある樹脂製の「インナーフェンダー(フェンダーライナー)」への接触です。
特に、バックしながらハンドルを切った時や、下り坂でブレーキを踏んでフロントサスペンションが沈み込んだ(ノーズダイブした)状態でハンドルを切ると、タイヤとインナーフェンダーの距離が最も近づくため、干渉が発生しやすくなります。しかし、絶望する必要はありません。この程度の干渉であれば、DIYでも十分にリカバリー可能です。最もメジャーな解決策が「ヒートガン(工業用ドライヤー)による熱加工」です。
【DIY】インナーフェンダー熱加工の手順
この作業は、樹脂を熱で柔らかくして変形させ、タイヤとのクリアランス(隙間)を強制的に作り出す方法です。
- 接触箇所の特定: ハンドルを切ってどこが当たっているか確認し、チョークやマスキングテープで印をつけます。
- 加熱: ヒートガンを用意し、印をつけた部分を中心に周辺を温めます。家庭用のヘアドライヤーでは熱量が足りないことが多いので、ヒートガン推奨です。(火傷に注意し、一点に集中させすぎて溶かさないように!)
- 成形: 樹脂が十分に柔らかくなったら、ハンマーの柄や丸い棒などを強く押し当てて、車体の奥側(前方)へグイッと凹ませます。
- 冷却: 押し当てた状態をキープしたまま、濡れ雑巾や冷却スプレーを使って急速に冷やし、形を固定します。
この加工を行うことで、5mm〜10mm程度の「逃げ」を作ることができます。見た目は黒い樹脂カバーが少し凹むだけなので、覗き込まない限り気づかれません。また、もう一つの手法として、インナーフェンダーに穴を開けて結束バンド(タイラップ)を通し、バンパー内部のフレームに向かって引っ張り上げるという「吊り上げ加工」もあります。これらを組み合わせることで、フロント側の干渉はほぼ解決できるはずです。
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左リアの干渉対策とスペーサー

フロントの干渉は加工で何とかなりますが、実はもっと厄介で、デリカD:5特有の「構造上の弱点」とも言える場所があります。それが「左リアタイヤの前方内側」です。
なぜ「左の後ろ」だけなのか? それは、デリカの左リアのホイールハウス内には、燃料給油口からタンクへとつながる「フィラーパイプ」が通っているからです。このパイプを泥や石から守るために、樹脂製のプロテクター(膨らみ)が設置されているのですが、235/70R16サイズを入れると、このプロテクターとの隙間がほぼゼロ、あるいは接触状態になることがあります。
放置厳禁!深刻なリスク
フロントの干渉はハンドルを切った時だけですが、リアの干渉は「走行中、サスペンションが動くたびに」常にリスクがあります。特に荷物をたくさん積んだり、多人数乗車をして車体が沈み込んだりした時に、タイヤのサイドウォールがプロテクターに擦れ続けることになります。これを放置すると、プロテクターに穴が開くだけでなく、タイヤの側面が削れてバーストの原因にもなりかねません。
この問題を解決するために「ホイールスペーサー」を使ってタイヤを外側に出すという方法があります。3mm〜5mm程度のスペーサーを挟むことで、内側のプロテクターとの距離を稼ぐのです。しかし、ここで新たなジレンマが生まれます。「内側を逃がすために外に出すと、今度はフェンダーからタイヤがハミ出す(ハミタイ)」という問題です。
また、スペーサーを入れる場合は「ハブボルトの長さ」にも注意が必要です。純正のハブボルトに5mm以上のスペーサーを入れると、ホイールナットのかかり代(噛み込むネジの長さ)が不足し、走行中にタイヤが脱落する危険性が高まります。もし5mm以上のスペーサーが必要な場合は、必ずロングハブボルトへの打ち替えを行ってください。
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ホイールのインセット選びの正解

ここまで読んでいただくと、235/70R16を履きこなすには「タイヤの位置決め」がいかに重要かお分かりいただけたかと思います。この位置決めを決定する最大の要素が、ホイールの「インセット(かつてはオフセットと呼ばれていました)」です。
デリカD:5の純正ホイールのインセットは「+38mm」です。この数値を基準に、数字が小さくなればタイヤは外側へ、大きくなれば内側へ移動します。235サイズをノーマル車高で履くための「黄金比」はあるのでしょうか?
| インセット | メリット・デメリットと推奨度 |
|---|---|
| +30mm前後 (社外ホイールに多いサイズ) | 【外側へ約8mm移動】 内側のクリアランス確保には有利ですが、ノーマルフェンダーではほぼ確実にハミ出し判定を受けます。また、ハンドルを切った時のタイヤの振れ幅(スクラブ半径)が大きくなるため、フロントインナーへの干渉が悪化する傾向があります。オーバーフェンダー前提の設定と言えます。 |
| +35mm〜+42mm (推奨ゾーン) | 【純正に近い位置】 内側の燃料パイプ干渉と、外側のハミ出しリスクのバランスが最も良いゾーンです。特に+40mm〜+42mmあたりは、フェンダー内に綺麗に収まりつつ、内側もギリギリかわせる(個体差あり)ラインとして人気があります。 |
| +45mm以上 (他車種流用など) | 【内側へ入り込む】 フェンダーからのハミ出しは防げますが、左リアの燃料パイプカバーや、フロントのサスペンションストラットとの干渉リスクが極大化します。スペーサーでの調整が必須になるため、あまり推奨できません。 |
結論として、ノーマルフェンダーでいくならインセット+35mm〜+42mmの範囲のホイールを選び、もし個体差で干渉したら微調整(インナー加工や薄いスペーサー)を行うというのが、最も成功率の高いアプローチになります。MKWやDELTA FORCE、RAYSなどのデリカ向け定番ホイールも、このあたりのサイズ設定が多くなっています。
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225サイズとの違いとメリット

「加工とかスペーサーとか、なんだか難しそうで不安になってきた…」という方もいるかもしれません。そんな方には、無理に235を選ばず、ワンサイズ落とした「225/70R16」を選ぶという賢い選択肢も提案させてください。
225/70R16の場合、外径は約722mm。純正よりは約15mm大きいですが、235に比べれば一回りコンパクトです。このサイズであれば、ノーマル車高でも干渉のリスクはほぼゼロ。ディーラーへの入庫もスムーズですし、燃費の悪化や加速の鈍りも最小限に抑えられます。「見た目はワイルドにしたいけど、日常の使い勝手やメンテナンス性を最優先したい」という安心・安全派には、225がベストバランスです。
それでも私たちがリスクを承知で235/70R16を選びたくなるのは、やはりその「圧倒的なマッシブ感」と「実用的なリフトアップ効果」があるからです。タイヤだけで車高が約1.4cm上がるため、悪路での最低地上高を稼げますし、何よりフェンダーいっぱいにタイヤが詰まった「塊感(かたまりかん)」は、225では得られない独特の迫力があります。多少の手間をかけてでも理想のスタイルを追求するか、スマートにまとめるか。ここはオーナーとしての「こだわり」が試される場面ですね。
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オープンカントリーRT 235/70R16のデリカ干渉と車検

物理的な装着の問題をクリアしたとしても、日本で公道を走る以上、避けて通れないのが「車検(保安基準)」の壁です。「かっこよければ何でもOK」とはいかないのが辛いところ。せっかく仕上げた愛車が違法改造車扱いされないよう、法的なルールもしっかり理解しておきましょう。
車検対応とハミ出し規制の真実

デリカに235/70R16を履かせた際、最も車検で指摘されやすいのが「タイヤのハミ出し(回転部分の突出)」です。以前は「タイヤが少しでもフェンダーから出ていたら即NG」という厳しいルールでしたが、平成29年(2017年)の保安基準改正により、少しだけルールが緩和されました。
具体的には、「タイヤの側面にあるラベリング(文字やロゴ)やリムガード部分であれば、10mm未満の突出なら直ちに不適合とはしない」というものです。これを聞いて「じゃあ1センチまでならハミ出してもいいんだ!」と勘違いしてしまう方が多いのですが、ここには大きな落とし穴があります。
ゴムの「ブロック」は対象外!
この緩和措置はあくまで「ラベリング等の厚み」に対するものであり、タイヤのトレッド面(地面に接する部分)やショルダーのブロック、そしてホイールのスポークやリムがフェンダーより外に出ている場合は、これまで通り「即アウト」です。
オープンカントリーRTは、サイドウォールまでゴツゴツしたブロックが回り込んでいるデザインです。検査官によっては、このサイドブロックを「回転部分の突出」と見なす場合があります。もし微妙にハミ出していると判断された場合の対策として有効なのが、「車検対応オーバーフェンダー(フェンダーガーニッシュ)」の装着です。
日本の法律では、車検証に記載された車幅から「プラス20mm以内」であれば、構造変更の手続きなしで車検に通ります。つまり、片側9mm以内のオーバーフェンダー(両側で18mm)であれば、合法的にフェンダーの幅を広げて、ハミ出したタイヤをカバーすることができるのです。JAOSやKADDISなどの有名メーカーから、貼り付けタイプのスタイリッシュな9mmフェンダーが多く販売されています。
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(出典:国土交通省『道路運送車両の保安基準の細目を定める告示』)
スピードメーター誤差の許容範囲

タイヤの外径を大きくすると、タイヤが1回転する間に進む距離が長くなります。車側はタイヤが大きくなったことを知らないため、スピードメーターが「40km/h」と表示していても、実際の速度(実速度)はそれよりも速くなっています。
計算上、純正(215/70R16)から235/70R16に変更すると、外径は約4.1%大きくなります。これにより、メーター読みが40km/hのとき、実速度は約41.6km/hになります。ここで問題になるのが車検の検査基準です。車検では「スピードメーターが実速度よりも遅く表示されること(実速度の方が速い状態)」は、安全上の理由から厳しく制限されています。
平成19年以降に製造された車の場合、以下の計算式で判定されます。
10(V1-6)/11 ≦ V2 ≦ (100/V1)
(V1:メーター表示速度、V2:実速度)
少し難しい式ですが、簡単に言うと「メーター40km/hの時、実速度は30.9km/h〜40.0km/hの間でなければならない(実速度が40km/hを超えてはいけない)」というのが原則です。これだけ聞くと「実速度が41.6km/hになるなら車検通らないじゃん!」と思いますよね。
しかし、実は自動車メーカーの純正スピードメーターは、もともと「実速度よりも少し高めに表示される(ハッピーメーター)」ように設定されています。例えば、実速度が37km/hくらいでもメーターは40km/hを指していることが多いのです。この元々の「余裕(マージン)」があるため、タイヤ外径を4%程度大きくしても、結果的に実速度とメーター表示がほぼ一致するようになり、車検の基準内に収まるケースがほとんどです。ただし、これも車両ごとの個体差があるため、予備検査場などで一度計測してみることをお勧めします。
適切な空気圧とロードインデックス

タイヤ交換で見落としがちなのが「空気圧」と「ロードインデックス(LI:負荷能力)」です。純正タイヤのロードインデックスは「100(800kg)」ですが、オープンカントリーRT 235/70R16のロードインデックスは「106(950kg)」となっており、耐荷重性能に関しては純正を上回っているため法的な問題はありません。
重要なのは空気圧の設定です。オープンカントリーRTのこのサイズは、乗用車用タイヤ(Pメトリック)ではなく、小型トラック用タイヤ(LT規格)として設計されています。LTタイヤは重い荷物を支えるために構造が頑丈に作られていますが、その性能を発揮するためには、乗用車用タイヤよりも高い空気圧を入れる必要があります。
推奨空気圧の目安
デリカD:5の純正指定空気圧は240kPa前後ですが、LTタイヤを履く場合は300kPa〜350kPa(3.0〜3.5kgf/cm2)程度まで高めるのが一般的です。
空気圧が低すぎると、タイヤがたわみすぎて発熱しバーストする危険性があるほか、燃費の悪化や偏摩耗(タイヤの両肩だけが減る現象)を引き起こします。「乗り心地が硬くなるのが嫌だ」といって空気圧を下げるのは、タイヤの寿命を縮めるだけでなく危険な行為ですので避けましょう。
燃費悪化の実態と走行性能の変化

最後に、見た目のカッコよさと引き換えに発生する「デメリット」についても正直にお話ししておきます。最も影響が出るのは「燃費」と「出足の加速」です。
235/70R16のオープンカントリーRTは、純正タイヤに比べて重量が増加します。タイヤという「バネ下重量」が重くなると、車の動き出しにはより大きなエネルギーが必要になります。信号待ちからの発進時などに、今までよりもアクセルを深く踏み込まないと進まないような「もっさり感」を感じるかもしれません。
燃費に関しては、タイヤの重量増、外径アップによるハイギアード化、そしてオフロードパターンの転がり抵抗増加というトリプルパンチにより、リッターあたり1km〜2km程度悪化するのが一般的です(街乗りでリッター7〜8km台になることも覚悟が必要です)。
しかし、ネガティブな要素ばかりではありません。オープンカントリーRTは「ラギッドテレーン」という新しいカテゴリーのタイヤであり、本格的なマッドテレーン(M/T)タイヤに比べて、舗装路での静粛性は驚くほど優秀です。「ゴォォォー」というロードノイズはそれなりにしますが、車内で会話ができないほどではありません。「M/Tほど気負わずに履けて、A/Tよりも圧倒的にワイルド」。この絶妙なバランスこそが、燃費の悪化を補って余りある魅力なのだと思います。
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デリカのオープンカントリーRT 235/70R16干渉まとめ


今回は、デリカD:5オーナーの永遠のテーマである「オープンカントリーRT 235/70R16の干渉問題」について、技術面から法規制まで徹底的に解説してきました。最後に改めて重要ポイントを整理します。
- 235/70R16はノーマル車高における「限界サイズ」であり、個体差によって干渉する可能性が十分にある。
- 主な干渉ポイントは「フロントインナーフェンダーの前方」と「左リアの燃料パイププロテクター」。
- 軽微な干渉であれば、ヒートガンによるDIY加工や、適切なインセット(+35〜+42mm推奨)のホイール選びで回避可能。
- 車検に関しては、ハミ出し対策として9mmオーバーフェンダーが必要になるケースがあり、空気圧はLTタイヤ用に高め(300kPa〜)に設定する必要がある。
正直なところ、「何も考えずにポンと付けて終わり!」という手軽なカスタムではありません。しかし、その少しのハードルを乗り越えた先には、純正タイヤでは絶対に味わえない迫力あるスタイリングと、どこへでも行けそうな頼もしい走破性が待っています。
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