日産ジュークに乗っていると、あのかっこいいクーペスタイルをもっと個性的に、ワイルドに仕上げたいと思うことってありますよね。特に最近はキャンプやアウトドアブームの影響もあって、街乗りメインのSUVから「オフロードタイヤ」を履かせたタフな仕様にカスタムしたいと考える方が増えています。
でも、いざタイヤを選ぼうとすると、16インチへのインチダウンは可能なのか、タイヤの外径はどこまで大きくしても大丈夫なのか、といった疑問が出てくるものです。さらに、フェンダーへの干渉や車検に通るサイズなのかという法的なルールも気になるところですよね。
そこで今回は、ジュークをオフロード仕様にするためのタイヤ選びや、失敗しないための注意点について、私の視点で詳しく解説していきます。
- 純正車高のままで履けるタイヤサイズと限界値の目安
- 16インチにインチダウンするメリットとおすすめの理由
- 車検をクリアするための法規制とタイヤのはみ出し対策
- リフトアップの方法や4WD車特有の注意点とリスク
ジュークのオフロードタイヤ選定ガイド

ジュークをオフロードスタイルに仕上げるための第一歩は、なんといってもタイヤ選びです。見た目の迫力を出しつつ、干渉などのトラブルを避けるためには、サイズ選定が非常に重要になります。タイヤの選択肢は無限にあるように思えますが、ジュークのホイールハウス形状やサスペンション構造を考えると、実は選べる正解ルートはある程度限られてきます。ここでは、失敗しないための基本的な選び方をじっくり見ていきましょう。
16インチへのインチダウンのメリット

ジュークの純正タイヤはグレードによって17インチ(215/55R17)や18インチ(225/45R18)が装着されていますが、もしあなたがこれからオフロードカスタムを始めようとしているなら、私は迷わず「16インチへのインチダウン」をおすすめします。これには単なる「好み」だけではない、明確な工学的・経済的な理由がいくつもあるからです。
まず最大の理由は、タイヤの「肉厚感(サイドウォールの厚み)」を物理的に増やせることです。ホイールの金属部分の直径(リム径)を小さくし、その分だけタイヤのゴム部分を厚くすることで、全体の直径を変えずに「ムチムチ」としたマッスルな見た目を手に入れることができます。この肉厚感こそが、SUVらしいタフな印象を決定づける一番の要素なんですよね。薄いタイヤだとどうしても都会的なイメージが抜けませんが、ゴムの面積が増えるだけで、一気に「四駆感」がアップします。
また、機能面でのメリットも見逃せません。ゴムの部分が増えるということは、タイヤ内部の「エアボリューム(空気の量)」が増えることを意味します。これにより、未舗装路や河原の砂利道などを走る際、路面からの突き上げをタイヤ全体が包み込むように吸収してくれるため、乗り心地がマイルドになります。さらに、万が一大きな石や段差に乗り上げたとしても、厚いゴムがクッションとなり、大切なホイールのリムがガリッと傷つく「リム打ち」のリスクを大幅に減らすことができるんです。これは実用性を重視するユーザーにとっては非常に大きな安心材料になるはずです。
16インチ化の隠れたメリット:コストパフォーマンス
実は、17インチや18インチのオフロードタイヤは種類が少なく、価格も高騰しがちです。一方で、16インチはジムニーやデリカD:5といった人気クロカン車が多く採用しているサイズなので、タイヤメーカー各社がこぞって新商品を投入しており、価格競争も激しいんです。つまり、「安くて、種類が豊富で、高性能」なタイヤが選び放題というわけです。
さらに、オフロードカスタムの象徴とも言える「ホワイトレター(タイヤの側面の白い文字)」が設定されている銘柄は、圧倒的に16インチに集中しています。17インチ以上だとホワイトレターの設定がなかったり、あってもサイズが大きすぎてジュークに入らなかったりすることが多いのです。「足元をおしゃれに飾りたい」「コストを抑えてかっこよくしたい」という願いを叶える最適解、それが16インチへのインチダウンだと私は確信しています。
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限界サイズと外径の計算方法

タイヤを選ぶときに一番悩むのが、「果たしてこのサイズは自分の車に入るのか?」という点ですよね。ジュークのホイールハウスは、スタイリッシュなデザインを優先しているためか、一般的なSUVに比べるとクリアランス(隙間)がタイトに作られています。そのため、感覚だけでサイズを選ぶと「ハンドルを切ったらガリガリ当たって走れない!」という悲劇が起きてしまいます。
まず、基準となる純正サイズを整理しておきましょう。ジュークのタイヤ外径は、設計段階で概ね668mm前後になるように設定されています。
| タイヤサイズ | リム径 | タイヤ外径 (OD) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 215/55R17 | 17インチ | 668mm | 最も標準的な純正サイズ |
| 225/45R18 | 18インチ | 659mm | NISMOなどのスポーツグレード |
| 205/60R16 | 16インチ | 652mm | ベースグレード・インチダウン基準 |
この純正外径を基準に、どこまで大きくできるかを考えるわけですが、私の経験と多くのユーザーデータを分析した結果、サイズ選びには明確な「境界線」が存在します。
【セーフゾーン】外径686mm以下(215/65R16など)
ノーマル車高のままで、干渉のリスクを最小限に抑えつつオフロードタイヤを履きたいなら、このサイズが鉄板です。純正(668mm)に対して直径で約18mm、半径で言えば約9mmの拡大に留まります。たった9mmであれば、フェンダー内側の樹脂パーツやスプリングの受け皿に接触することはまずありません。スピードメーターの誤差も許容範囲内に収まりやすく、車検時のトラブルも少ない「優等生サイズ」と言えます。
【チャレンジゾーン】外径700mm以上(215/70R16など)
ここで一気にハードルが上がります。多くのカスタムユーザーが憧れる「215/70R16」は、外径が約707mmとなり、純正比で約40mmも大きくなります。半径では20mmの拡大です。「たった2cmでしょ?」と思うかもしれませんが、車のホイールハウス内での2cmは致命的な差になります。
このサイズをノーマル車高で装着すると、ハンドルを全切りした際にタイヤの角(ショルダー部分)がインナーフェンダーの前側に接触したり、内側のフレーム部分に干渉したりする可能性が極めて高いです。個体差によっては「ギリギリ入った」という声もありますが、段差を乗り越えてサスペンションが沈み込んだ瞬間に「バキッ」と接触することもあります。このサイズを選ぶなら、リフトアップやインナーフェンダーの加工は必須条件と考えておいた方が無難です。
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適合するホイールの選び方

タイヤサイズが決まったら、次はそれを支えるホイール選びです。ホイールは単なるデザインパーツではなく、タイヤの位置を決める重要な機能部品でもあります。ジュークに適合するホイールを選ぶためには、いくつかの数値を正しく理解しておく必要があります。
【ジュークのホイール基本スペック】
・PCD:114.3mm
・ホール数:5穴
・ハブ径:66mm
・純正インセット:+47mm
まず「PCD 114.3の5穴」というのは、国産車で最もメジャーな規格です。そのため、アフターマーケットで販売されているホイールのほとんどが候補に入ります。しかし、ここで最も注意しなければならないのが「インセット(オフセット)」の数値です。
オフロードカスタムでは、タイヤをフェンダーの外側ギリギリまで出して、踏ん張り感を出す「ツライチ」セッティングが人気です。純正のインセットは「+47mm」ですが、タイヤを外に出すためには、この数値を小さくしていきます。一般的に、ジュークで215幅のタイヤを履く場合、インセットは+35mm〜+42mmあたりが黄金比と言われています。
ここでよくある失敗が、デリカD:5やRAV4向けに販売されている「インセット+30mm」前後のホイールをそのまま履かせてしまうケースです。かっこいいデザインのホイールが多いのですが、ジュークに+30mmを履かせると、タイヤがフェンダーから数ミリ〜1センチほどはみ出してしまう可能性が非常に高いのです。後述する車検の緩和規定を含めても、ホイール自体の突出はNGなので、この数ミリが命取りになります。
また、意外と見落としがちなのが「ハブ径」です。社外ホイールの多くは、どんな車にも入るようにハブ径を大きく(73mmなど)作っています。ジュークのハブ(66mm)に対して穴が大きすぎるため、そのまま装着するとボルトだけでホイールを支えることになり、高速走行時にハンドルがブルブル震える「シミー現象」が起きやすくなります。これを防ぐために、ホイール購入時には必ず「ハブリング(73mm→66mm変換用など)」を一緒に購入して装着することを強くおすすめします。千円ちょっとのパーツですが、走りの安定感が劇的に変わりますよ。
ターボ車(16GT FOUR)オーナーへの警告
16GT FOURなどの上位グレードは、ブレーキキャリパーが標準グレードよりも大型化されています。リムが深い「ディープリム」形状のホイールや、スポークが内側に湾曲しているデザインの場合、キャリパーとスポークが接触して装着できないことがあります。購入前には必ずショップで「ビックキャリパー対応」か確認するか、仮当てテストを行うようにしてください。
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おすすめのタイヤ銘柄と評価

スペックの理解が深まったところで、いよいよ具体的なタイヤ銘柄選びです。「ジューク オフ ロード タイヤ」で検索している皆さんが、実際にどのタイヤを選んでいるのか、私の独自リサーチと実際の評判をもとに、3つの異なるキャラクターを持つおすすめタイヤを厳選しました。
1. バランス重視の優等生:TOYO OPEN COUNTRY R/T
今、最も売れていると言っても過言ではないのが、トーヨータイヤの「オープンカントリー R/T」です。R/Tとは「ラギッド・テレーン」の略で、泥道に強いM/T(マッドテレーン)と、舗装路も快適なA/T(オールテレーン)のハイブリッドタイヤです。
このタイヤのすごいところは、「見た目はゴツいのに、走ると静か」という点につきます。サイドウォールのデザインも表と裏で違うパターンが採用されており、好みに合わせて選べるのも嬉しいポイント。街乗りがメインだけど、キャンプ場の砂利道くらいは安心して走りたい、そして何より見た目をカッコよくしたいというジュークユーザーには、最適解と言えるでしょう。
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2. 圧倒的な迫力とコスパ:MUDSTAR Radial M/T
「とにかく見た目のインパクトで勝ちたい!」という方には、マッドスターの「ラジアル M/T」が刺さるはずです。このタイヤの特徴は、なんといってもその攻撃的なトレッドパターンと、サイドウォールまで回り込んだ巨大なブロックデザインです。
Z字に刻まれた溝は泥を強力に掻き出すために設計されていますが、ファッション性も抜群。遠くから見ても「お、カスタムしてるな!」と分かる存在感があります。また、アジアンタイヤをベースにしているため価格も比較的リーズナブルで、カスタム初心者でも手が出しやすいのが魅力です。
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3. 王者の風格と耐久性:BFGoodrich All-Terrain T/A KO2
オフロードタイヤ界の絶対王者、BFグッドリッチ。「KO2(ケーオーツー)」は、そのサイドウォールの強靭さと耐久性で、世界中のオフローダーから信頼されています。
タイヤのゴム質が非常にしっかりしており、長期間履いても減りにくいのが特徴です。また、サイドウォールの文字の白さ(ホワイトレター)が鮮やかで、経年劣化で茶色くなりにくいというメリットもあります。価格は他の2つに比べると高めですが、長く履けることとリセールバリュー(中古で売る時の価格)の高さを考えれば、決して高い買い物ではありません。「本物志向」の方にはこれ一択です。
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マッドタイヤの特性と騒音

かっこいいオフロードタイヤですが、購入前に必ず知っておいてほしい「デメリット」も正直にお話しします。特にM/T(マッドテレーン)タイヤを選ぶ場合、普通の乗用車タイヤとは全く異なる特性を持っています。
一番の違いは「ロードノイズ(走行音)」です。タイヤの溝が深くてブロックが大きいということは、タイヤが回転して路面を叩くたびに空気を圧縮し、大きな音を発生させるということです。時速40kmくらいから「コー…」という音が聞こえ始め、時速80kmを超えると「ゴー!」「ウォーン!」という唸り音が車内に響き渡ります。
音楽を聴くのが好きな方や、同乗者との会話を楽しみたい方にとっては、この音がストレスになる可能性があります。静粛性をある程度キープしたいなら、M/TではなくA/T(オールテレーン)やR/Tを選ぶのが賢明です。
次に注意したいのが「雨の日の滑りやすさ(ウェット性能)」です。オフロードタイヤは泥や砂利を噛むのには強いですが、濡れたアスファルトの上では、接地面積(ゴムが路面に触れている面積)が少ないため、ブレーキが効きにくかったり、カーブで滑りやすかったりすることがあります。特に使い古してゴムが硬くなったマッドタイヤは、雨の日のマンホールや白線の上でツルッと滑ることがあるので、丁寧な運転が求められます。
また、燃費についても触れておく必要があります。オフロードタイヤは重量が重く、転がり抵抗も大きいため、純正タイヤに比べると燃費は確実に悪化します。リッターあたり1〜2km程度落ちることは覚悟しておいた方が良いでしょう。これらの特性を「ワイルドさの代償」として楽しめるかどうかが、オフロードタイヤと長く付き合えるかの分かれ道になります。
ジュークへのオフロードタイヤ装着と実用性

タイヤとホイールの選び方が分かったところで、次はいよいよ実践編です。実際に車に装着して運用していく上で、避けては通れない「リフトアップ」「干渉対策」「車検」といった現実的な課題について、具体的な解決策を掘り下げていきます。
リフトアップの手法と効果

215/70R16のような大径タイヤを履くため、あるいはSUVとしての踏破性を高めるために「リフトアップ(車高上げ)」を検討する方も多いでしょう。ジュークのリフトアップには、主に2つのアプローチがあります。
1. リフトアップスプリング(コイル)への交換
最もポピュラーでコストを抑えられる方法です。純正のショックアブソーバーはそのまま使い、スプリングだけを「長い・硬い」ものに交換します。JAOSやRoadhouseといった有名メーカーから専用キットが販売されており、約25mm〜35mm程度の車高アップが見込めます。
メリット: 部品代が比較的安く(3〜5万円程度)、手軽にスタイルアップできる。
デメリット: 純正ショックのストローク中心位置が伸び側にズレるため、段差を越えた際にショックが伸びきって「ドン!」という不快な衝撃(突き上げ)が発生しやすくなります。また、ロールを抑えるためにバネレートが高く設定されているため、乗り心地は「硬め」になります。
2. 全長調整式車高調への交換
サスペンション一式を丸ごと交換する方法です。LARGUSなどが販売しているリフトアップ対応の車高調キットを使用します。
メリット: 車高をミリ単位で調整できる上、ショックアブソーバーのストローク量を適切に確保できるため、突き上げのない上質な乗り心地を実現できます。減衰力調整機能が付いているモデルなら、タイヤの重さに合わせて乗り味を好みに変えることも可能です。
デメリット: 部品代が高額(10万円〜)になり、取り付け工賃も高くなります。
リフトアップを行うと、車高が上がって視界が良くなるだけでなく、腹下(最低地上高)のクリアランスが確保できるため、雪道やわだちのある悪路でも底擦りしにくくなるという実用的なメリットがあります。ただし、車高を上げるとフロントタイヤのキャンバー角が「ポジティブ(逆ハの字)」になりやすいので、タイヤの偏摩耗を防ぐために「キャンバーボルト」を使って補正し、必ずアライメント調整を行うようにしてください。
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フェンダーへの干渉対策

先ほど「チャレンジゾーン」として紹介した215/70R16サイズなどを装着した場合、どうしても避けられないのが「干渉問題」です。特にハンドルを切った際、フロントタイヤの外側角がインナーフェンダー(タイヤハウス内の黒い樹脂カバー)の前方部分に接触することが多いです。
「当たったらどうすればいいの?」という疑問に対する解決策は、主に以下の3段階になります。
- レベル1:ヒートガン加工
工業用のドライヤー(ヒートガン)を使って、干渉している樹脂パーツを熱して柔らかくし、軍手をはめた手やハンマーの柄などでグイッと押し込んで変形させる方法です。冷えるとそのままの形で固まるので、数ミリの干渉ならこれで回避できます。DIYでも挑戦しやすい方法です。 - レベル2:カット加工
変形だけでは逃げきれない場合、カッターナイフやホットナイフを使って、干渉している樹脂部分を切り取ります。ただし、切りすぎると泥水がエンジンルーム内やバンパー裏に侵入してしまうため、最小限のカットに留めるセンスが問われます。 - レベル3:板金加工(ハンマー叩き)
樹脂カバーの奥にある鉄板(フレームの一部や溶接リブ)にタイヤが当たる場合は、ハンマーで叩いて鉄板を曲げる荒療治が必要になります。ここまでくると防錆処理なども必要になるため、プロのショップに依頼することを強くおすすめします。
無理をして走ると、タイヤが削れてバーストする原因にもなります。「少し擦るくらいなら大丈夫」と甘く見ず、干渉音(ザザーッという音)がしたら、すぐに対策を行うようにしましょう。
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車検に適合させるポイント

カスタムカーに乗る上で一番の不安要素、それが「車検」です。「オフロードタイヤを履かせたらディーラーに入庫拒否された」なんて話も聞きますが、正しい知識を持っていれば恐れることはありません。特に重要なのが「はみ出し」と「メーター誤差」です。
「10mmルール」の正しい理解
以前は「タイヤが少しでもフェンダーからはみ出したらNG」でしたが、2017年の保安基準改正により、「タイヤの側面の文字やリムガード部分(ラベリング等)であれば、片側10mm未満のはみ出しなら適合とする」という緩和規定が設けられました。これを俗に「10mmルール」と呼びます。
ただし、ここで絶対に勘違いしてはいけないのが、「ホイール(金属部分)は1mmでもはみ出していたらアウト」という点です。許されているのはあくまで「ゴムの盛り上がっている部分」だけ。リムやスポークがフェンダーより外に出ている場合は、即不適合となります。
(出典:国土交通省『道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第178条』)
スピードメーター誤差の罠
タイヤの外径を大きくすると、タイヤが1回転する進む距離が長くなります。つまり、スピードメーターが「40km/h」を指していても、実際にはそれ以上のスピードが出ていることになります。車検の検査では、「メーター40km/hの時の実速度が40km/hを超えてはならない(平成19年以降製作車)」という厳しいルールがあります。
計算上、215/70R16(外径707mm)を装着すると、純正比で約6%スピードが速くなります。これは車検の許容範囲をオーバーする可能性が極めて高い数値です。そのため、普段はこのサイズで走っていても、車検の時だけは純正タイヤに戻すというのが、多くのカスタムユーザーが行っている現実的な対応策です。純正ホイールは捨てずに、車検用として保管しておくのが鉄則ですね。
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4WD車におけるサイズ選びの注意点

最後に、ジュークの4WD車(16GT FOURなど)に乗っている方へ、駆動系を守るための非常に重要な警告をお伝えします。ジュークに搭載されている「ALL MODE 4×4-i(トルクベクタリング付き)」などのシステムは、4つのタイヤの回転速度を常にセンサーで監視し、路面状況に合わせて駆動力を配分しています。
この精密なシステムにおいて、「前後で違うサイズのタイヤ(スタッガード)を履くこと」や「空気圧不足でタイヤ外径が変わること」は致命的です。もし前後のタイヤ外径に差があると、車は「ずっとスリップし続けている」と誤判断し、4WDシステムを作動させ続けます。その結果、デファレンシャルギアのオイルが異常加熱したり、電子制御カップリングが焼き付いて故障したりするリスクがあります。
4WD車の鉄則3ヶ条
- サイズ統一: 前後4本とも、必ず同じサイズ、同じ銘柄、同じモデルのタイヤを履くこと。
- 摩耗状態の管理: パンクなどで1本だけ新品に交換するのはNG。外径差が生まれるため、交換するなら2本または4本単位で。
- ローテーション: タイヤの減り方を均一にするため、こまめに(5,000kmごとなど)前後ローテーションを行うこと。
高額な修理費を避けるためにも、4WD車の場合は見た目のインパクトよりも「機械的な優しさ」を優先したサイズ選びを心がけてください。
オフロードタイヤ購入のおすすめ店舗
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ジュークのオフロードタイヤ化のまとめ


ここまで、ジュークのオフロードタイヤカスタムについて、メリットからリスク管理まで長期的視点で解説してきました。最後に要点を整理します。
- 16インチが最適解: 肉厚感が出て、乗り心地も良く、タイヤの種類も豊富で安い。迷ったらインチダウンがおすすめ。
- サイズ選びの境界線: 無加工で安心なのは「215/65R16」。迫力を求めて「215/70R16」を履くなら、干渉対策と車検対策(純正戻し)の覚悟が必要。
- ホイールのインセット: 「+35mm〜+42mm」の範囲で選ぶのが安全。汎用ホイールを使うならハブリングを忘れずに。
- 法規制の遵守: 「10mmルール」はゴム部分のみ適用。ホイールのはみ出しはNG。車検の合否ラインを正しく理解して楽しむ。
- 4WD車は慎重に: 前後異サイズは厳禁。愛車を壊さないために、4本通しサイズでの運用を徹底する。
ジュークという車は、元々が非常に個性的でポテンシャルの高い車です。そこにオフロードタイヤというスパイスを加えることで、街中でも一際目を引く、あなただけの相棒に生まれ変わります。多少の手間や知識は必要ですが、それを乗り越えて完成した時の満足感は格別です。ぜひ、この記事を参考に、失敗のない最高の一台を作り上げてくださいね!







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