アウディ Q3のタイヤ交換、いざやろうとすると色々と疑問が浮かんできますよね。
プレミアムSUVなだけあって、タイヤ交換の費用がディーラーだと高額になりがちなのは気になるところです。私自身、Q3に乗り始めた頃は「ディーラー一択なのかな?」と考えていました。でも、費用を抑えるためにタイヤ持ち込みにすると工賃はいくらなのか、そもそもQ3に合うタイヤサイズや、よく聞く「AOマーク」って必須なのか、調べれば調べるほど悩みは尽きないかなと思います。
この記事では、アウディ Q3のタイヤ交換に関するそういったオーナーさんの疑問、特に費用や価格の相場、ディーラーと専門店(持ち込み含む)といった適切な交換場所の比較、そしてquattroモデルやスタッドレスタイヤ選びの注意点まで、幅広く、そして深く掘り下げて解説していきます。DIYを考える方向けの最重要知識である、締め付けトルクの話もしますね。
愛車の性能を100%引き出し、安全に乗り続けるための「賢いタイヤ交換」のヒントになれば嬉しいです。
- Q3タイヤ交換の費用相場と詳しい内訳
- ディーラーとタイヤ持ち込み交換の徹底比較
- 「AOマーク」の本当の意味とおすすめタイヤの選び方
- DIYの最重要知識「締め付けトルク140Nm」の理由
\ 人タイヤをチェック /
アウディ Q3 タイヤ 交換の費用と基礎知識

最初のアプローチとして、アウディ Q3 のタイヤ交換が他の一般的な国産車とどう違うのか、そしてどれくらいの費用(予算)を見ておくべきなのか、基本的な知識を整理していきましょう。Q3特有のサイズや「AOマーク」、さらにはホイールボルトといった専門用語についても、しっかり解説しますね。
Q3のタイヤサイズとAOマークの重要性

まず、ご自身のQ3のタイヤサイズを正確に把握することがスタートです。これが間違っていると、購入したタイヤが取り付けられないという最悪の事態にもなりかねません。
タイヤサイズの確認方法
Q3は年式やモデル(初代8U系、現行F3系)によって、またグレード(標準、S line、Sportbackなど)によっても標準のタイヤサイズが異なります。
例えば、現行のF3系では「215/65R17」や「235/55R18」、初代8U系では「235/55R17」や「235/50R18」などが採用されていますね。S lineやオプションでインチアップしている場合は「235/50R19」や「255/40R20」なんてサイズもあります。
ご自身の正確なサイズは、運転席のドアを開けた側面(Bピラー)に貼られている「空気圧ラベル」に記載されています。ここに記載されているサイズが、メーカーが指定する標準サイズですので、必ず確認してください。
「AOマーク」とは?
そして、Q3のタイヤを調べていると必ず目にするのが「AOマーク」です。
これは「Audi Only」の略で、アウディがその性能(開発基準)を承認したタイヤである証です。Q3の持つ静粛性、乗り心地、燃費性能、そしてquattroシステムとのマッチングなどを最大限に引き出すために、タイヤメーカーと共同開発された専用設計のタイヤ、という位置づけですね。
「じゃあAOマークじゃないと絶対にダメなの?」と聞かれると、結論から言えば必須ではありません。
ミシュランやブリヂストン、コンチネンタルといった一流メーカー製タイヤであれば、AOマークがなくてもQ3の性能に十分見合う高品質なプレミアムタイヤはたくさんあります。AOマークタイヤは「Q3の性能をバランス良く引き出す」ためのものですが、汎用のプレミアムタイヤには「静粛性にもっと特化」や「雨天時の性能をさらに追求」といった選択肢もあります。
ただ、新車時に近い乗り味や性能バランスにこだわりたい、という方にとってはAOマークは最も信頼できる選択肢になりますね。
【最重要】ホイールボルトの形状とサイズに注意!
タイヤと同時にホイールも交換する場合(特に社外ホイール)、ボルトの「座面形状」と「サイズ」には細心の注意が必要です。
アウディ純正ホイールの多くは「球面座(R13やR14)」という丸みを帯びた形状ですが、市販されている社外ホイールの多くは「60°テーパー座」という円錐形です。
この形状が一致していないと、ボルトが正しく締まらず、走行中にホイールが脱落する重大な事故に直結します。ホイールを交換する際は、必ずホイールに適合した座面形状のボルトを別途用意してください。
- Q3のボルトサイズ: M14 x 1.5
- 工具(ソケット)サイズ: 17HEX(17mm)
- 純正ホイール座面: 球面座
- 多くの社外ホイール座面: 60°テーパー座
タイヤ交換の費用と価格の相場は?

Q3のタイヤ交換にかかる総費用は、「タイヤ本体の価格(4本)」と「交換工賃」の合計で決まります。
Q3は17インチ以上が標準で、18インチや19インチも多いため、タイヤ本体の価格はどうしても高額になりがちです。大口径タイヤはゴムの使用量も多く、高い技術が要求されるためですね。
例えば、Q3で装着率の高い「235/55R18」のサマータイヤ4本セットで考えると、メーカーやモデルにもよりますが、おおよそ10万円〜12万円以上は見ておいた方が良いかなと思います。
これがミシュランの「Primacy」シリーズやブリヂストンの「ALENZA 001」といったプレミアムタイヤになると、4本で11万円〜13万円程度が相場になってきます。もちろん、AOマーク付きのタイヤや、さらに高性能なスポーツタイヤになると、これより高額になる傾向がありますね。
交換工賃は、次のセクションで解説する「どこで交換するか」によって大きく変動します。
タイヤ本体価格の目安(4本セット)
- 例1: 235/55R18(サマータイヤ)
- MICHELIN Primacy 4 (4本): 約 104,000円〜
- BRIDGESTONE ALENZA 001 (4本): 約 112,000円〜122,000円
- 例2: 215/65R17(スタッドレス)
- タイヤのみ (4本): 約 100,000円 〜
- ホイールセット (4本): 約 160,000円 〜 198,000円
※上記はあくまで目安の価格帯です。実際の価格は購入時期や店舗、セールの状況によって大きく変動します。
ディーラーでのタイヤ交換と工賃

アウディ正規ディーラーでのタイヤ交換は、やはり「絶対的な安心感」が最大のメリットです。
メリット
- 専門知識: Q3の(特にquattroの)特性を知り尽くしたメカニックが作業してくれます。
- AOマークタイヤ: AOマークタイヤの在庫や取り寄せが確実です。
- 設備と保証: 純正の診断機や専用工具が揃っており、作業に対する保証も万全です。
デメリットと工賃目安
一方で、デメリットはご存知の通り「費用が高額になりがち」な点です。
タイヤ本体の価格もメーカー希望小売価格(定価)に近い設定であることが多く、交換工賃もカー用品店などと比較すると高めに設定されています。これは、高い技術力と専門知識、充実した設備を維持するためのコストでもあるので、一概に「高い」と切り捨てることはできませんが、オーナーさんにとっては悩ましい点ですよね。
私の調べた範囲では、ディーラーでの交換工賃(組替・バランス・脱着・バルブ交換・廃タイヤ処分など全て込み)は、4本で17,600円〜というのが一つの目安になりそうですが、これはあくまで最低ラインの参考値です。18インチ以上になると、工賃だけで2万円〜3万円程度になることも十分に考えられます。正確な費用は、必ずお近くのディーラーで見積もりを取ることをおすすめします。
ディーラーを選ぶ理由
価格だけ見ると高く感じますが、「時間と安心をお金で買う」という側面が強いですね。特に新車保証期間中の方や、車のことは専門家に全てお任せしたい、という方にはディーラーが最適解かなと思います。
タイヤ持ち込み交換のメリットと注意点

最近、私が最も合理的だと感じて注目しているのが「タイヤ持ち込み」での交換です。
これは、楽天市場やAmazon、タイヤ専門のネット通販(AUTOWAYなど)で最安値のタイヤを自分で購入し、作業だけを近所の専門ショップ(タイヤピットやゴーゴーピットなどの提携店、または町の整備工場)に依頼する方法です。
最大のメリットは、「タイヤ本体代」と「工賃」の総額を最も安く抑えられる可能性があること。ネット通販の価格競争は激しく、タイヤ本体の価格が安いだけで、ディーラーやカー用品店で買うよりも総額で数万円単位で変わることもありますからね。
ただし、この方法にはいくつかの注意点があり、それを理解していないと「思ったより安くならなかった」という事態も起こり得ます。
注意点1: 持ち込み工賃は割高になる
これが一番のポイントです。タイヤをその店で購入した場合の工賃と比べ、持ち込み工賃は1.5倍〜2倍程度に設定されているのが一般的です。お店からすれば、タイヤ本体での利益がない分、作業工賃で利益を確保する必要があるため、これは当然の仕組みですね。
注意点2: トラブル時の責任の所在
万が一タイヤに不備(サイズ間違い、製造不良、輸送中の傷など)があった場合、少し面倒です。「購入したネットショップ」と「作業した店舗」、どちらに問題があるのか、責任の所在が曖昧になりがちです。信頼できるショップで購入し、作業前に店舗スタッフと一緒にタイヤの状態を確認することが重要です。
注意点3: 輸入車(Q3)は追加料金の場合も
店舗によっては、「輸入車」というだけで工賃が割り増しになる場合があります。また、Q3の大径・低扁平タイヤ(19インチ以上など)は、作業難易度が上がるため、追加料金(1本あたり+550円〜など)がかかることが一般的です。
これらの注意点を理解した上で、トータルで本当にお得になるか、工賃の内訳をしっかり確認することが重要ですね。
持ち込み工賃の詳細内訳(一例)
ある持ち込み専門店のQ3(18インチ)の工賃例です。あくまで一例として参考にしてください。
| 作業内容 | 単価 | 数量 | 金額(税抜) |
|---|---|---|---|
| タイヤ組替(18インチ) | 2,200円 | 4 | 8,800円 |
| 車両への脱着 | 1,250円 | 4 | 5,000円 |
| 廃タイヤ処分 | 500円 | 4 | 2,000円 |
| ゴムバルブ交換 | 100円 | 4 | 400円 |
| 小計 | 16,200円 | ||
| 消費税(10%) | 1,620円 | ||
| 合計 | 17,820円 | ||
※この例では、工賃総額がディーラーの目安(17,600円〜)とほぼ同額になりました。このケースでは、「タイヤ本体をどれだけ安く買えるか」が、総額を安くする唯一の鍵になりますね。
タイヤの持ち込み交換については、メリット・デメリットや工賃相場をこちらの記事でも詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Q3におすすめのタイヤ選び方

Q3のタイヤを選ぶ際は、「何を重視するか」で選択肢が変わってきます。大きく分けて3つの方向性があるかなと思います。
1. 乗り心地と静粛性重視(プレミアムコンフォート)
Q3の持つプレミアムSUVとしての「上質な乗り心地」や「車内の静かさ」を最優先するなら、このカテゴリーが鉄板です。
ブリヂストンの「ALENZA 001(アレンザ)」やミシュランの「Primacy(プライマシー)」シリーズなどが代表格ですね。これらのタイヤは、SUVの車重をしっかりと支えつつ、路面からのノイズや振動を効果的に抑える設計になっています。AOマーク付きのタイヤも、基本的にはこのバランス型・コンフォート系のカテゴリーに入ることが多いですね。
2. 走行性能・ウェット性能重視(スポーツ)
「Q3のスポーティな走りや、quattroの性能をもっと楽しみたい」「雨の日の高速道路でも絶対的な安心感が欲しい」という方には、スポーツ寄りのSUVタイヤがおすすめです。
ミシュランの「PILOT SPORT 4 SUV(パイロットスポーツ4 SUV)」などは、その代表格で、ドライ路面での鋭いハンドリングはもちろん、ウェット路面での排水性能が非常に高いレベルにあります。コンフォート系に比べると、ロードノイズや硬さを少し感じるかもしれませんが、走りの楽しさは格別です。
3. コストパフォーマンス重視
「そこまでの高性能は求めないけど、安全で信頼できるタイヤが欲しい」という場合は、国産メーカーのセカンドブランドや、欧州でも評価の高いアジアブランド(ハンコックなど)も有力な選択肢に入ります。
ただし、ここで重要なのは、必ずQ3の車格と重量に見合った「SUV専用設計」のタイヤを選ぶことです。セダン用のタイヤを履かせると、カーブでのふらつきやタイヤの偏摩耗(特に外側)が起きやすくなるため、おすすめできません。
sakuの視点
私個人の意見としては、Q3は静粛性が高く、乗り心地も洗練された車だと思うので、その長所をさらに伸ばせる「プレミアムコンフォート」系のタイヤが、日常の運転での満足度が一番高いのではないかな、と思います。
アウディ Q3 タイヤ 交換の場所と注意点

基本的な知識がわかったところで、次は実践編です。「どこで」交換するのが自分に合っているのか、具体的な工賃の比較や、アウディ Q3ならではの「技術的な注意点」について深掘りします。特に安全に直結する「トルク」や「quattro」の話は重要です。
タイヤ交換工賃の比較と内訳

先ほども少し触れましたが、工賃は依頼先によって大きく異なり、また「何が含まれているか」が非常に分かりにくいのが実情です。
よくある「タイヤ交換 4,400円〜」といった広告がありますが、これは多くの場合、ホイールに組み込まれたタイヤセット(夏⇔冬など)を車から付け替える「脱着」のみの料金です。
古いタイヤをホイールから外し、新しいタイヤを組み込む場合は、以下の作業が必須となり、これらが全て「工賃」に含まれます。
- ① タイヤ組替: ホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤをはめる作業。
- ② ホイールバランス: タイヤがスムーズに回転するよう、専用の機械で重さの偏りを測定し、重りのウェイトで調整する作業。
- ③ 車両への脱着: 車からホイールごとタイヤを外し、作業後に取り付ける作業。
- ④ 廃タイヤ処分: 古いタイヤを法律(廃棄物処理法)に則って処分する費用。
- ⑤ エアバルブ交換: 空気の入れ口(ゴムバルブ)を交換する費用。ゴムはタイヤ同様に劣化するため、通常、タイヤ交換と同時に行います。
以下の表は、依頼先ごとの工賃目安(上記①〜⑤が全て含まれる場合)を比較したものです。
アウディ Q3 タイヤ交換 工賃・費用相場 比較(4本・税込)
| 依頼先 | 工賃合計 (目安) | 備考 |
|---|---|---|
| A: 正規ディーラー | 約 17,600円 〜 30,000円 | 安心感が最大。タイヤ代は別途高額になる傾向。インチや店舗による差大。 |
| B: カー用品店 (タイヤ購入時) | 約 11,000円 〜 20,000円 | 17インチまでの例。Q3(18インチ以上)や輸入車は追加料金の可能性あり。 |
| C: 「持ち込み」専門店 (17インチ例) | 約 7,200円 〜 | 安価な例。ただしQ3は次項。 |
| D: 「持ち込み」専門店 (Q3 / 18インチ例) | 約 17,820円 〜 | 前述の詳細内訳例。ディーラーと変わらないケースも。タイヤ代で勝負。 |
※上記はあくまで一般的な目安です。インチ数、タイヤの種類(ランフラット等)、お住まいの地域によって工賃は大きく変動します。必ず事前にご自身のQ3のサイズを伝えた上で、見積もりを取得してください。
重要な締め付けトルク140Nmとは

ここが、この記事で私が最もお伝えしたい安全に関する最重要項目です。
ご自身でタイヤローテーションや、スタッドレスタイヤへの交換(脱着)を行う方は、絶対に、絶対に覚えてください。
アウディ Q3のホイールボルトの指定締め付けトルクは、「140Nm (ニュートンメートル)」です。
なぜ140Nmなのか?(M14ボルトの採用)
これをなぜここまで強調するかというと、国産車の多くが「M12」ボルト(指定トルク 100〜110Nm程度)を使用しているのに対し、Q3はより太い「M14」ボルトを使用しており、全く異なるトルク管理が必要だからです。車重があり、ハイパワーな欧州車の多くが採用する規格ですね。
トルク不足の危険性(締め付けが弱い)
もし、国産車の感覚で「110Nm」あたりで締めてしまうと、それは「トルク不足」です。走行中の振動やG(加減速・コーナリング)によってボルトが徐々に緩み、最初は「カタカタ」という異音、そして最後はボルトが脱落し、ホイールが外れるという、想像を絶する重大な事故に繋がります。
オーバートルクの危険性(締め付けが強すぎ)
逆に、トルクレンチを使わずに「力任せ」に締めすぎる「オーバートルク」も非常に危険です。ボルトが金属疲労で伸びたり、最悪の場合は走行中の衝撃でボルトが破断(折れる)します。これもまた、ホイール脱落の原因となります。
国土交通省やJAFも、この「ホイール脱落事故」については強く注意喚起しており、その多くはタイヤ交換時の作業不備(トルク管理不足や清掃不足)が原因とされています。
(出典:国土交通省「車輪脱落事故 – 自動車の点検整備を行い」)
DIY交換は「トルクレンチ」が必須
Q3のタイヤ脱着をご自身で行う場合は、「140Nm」に正確に設定できるトルクレンチが絶対に必要です。十字レンチや車載工具で「なんとなく」「感覚で」締めるのは、絶対にやめてください。
ご自身の安全と、周りの安全、そして高価な愛車を守るために、トルク管理だけは徹底してください。少しでも自信がない場合は、迷わずプロに任せましょう。
quattroとタイヤローテーション

Q3の魅力の核である4WDシステム「quattro」。このquattroモデルにお乗りの方は、タイヤ管理でFF(前輪駆動)モデル以上に注意すべき点があります。
それは、「4本のタイヤの摩耗(溝の深さや外径)を常に均一に保つこと」です。
quattroシステムは、非常に賢く、4輪の回転差やグリップを常に厳密に監視しています。もし、1本だけ新品にしたり、前後で摩耗度合いが大きく異なったりすると、タイヤの外径に微妙な差が生まれます。システムはその「回転差」を「どこかがスリップしている」と誤認し、差を吸収しようとしてディファレンシャル(差動装置)やトランスミッションに不要な負荷をかけ続ける可能性があります。
これを防ぐため、Q3(特にquattro)のタイヤ交換は「4本同時交換」が原則とされています。パンクで1本だけ交換、というのは基本的には推奨されません(摩耗がごく初期なら別ですが)。
そして、4本のタイヤを長持ちさせ、均一に摩耗させるために重要なのが「定期的なタイヤローテーション」です。
タイヤローテーションの目安と方法
駆動方式やタイヤの種類によって推奨される方法は異なりますが、一般的に「走行5,000km〜10,000kmごと」または「12ヶ月点検や車検ごと」に、タイヤの位置を入れ替える(ローテーション)ことが推奨されます。
方法としては、前後のタイヤをそのまま入れ替える(例:右前輪→右後輪、左前輪→左後輪)のが一般的です。タイヤによっては回転方向が指定されている場合もあるため、ローテーションの方法は購入店やディーラーに相談するのが確実ですね。
これにより、4本のタイヤが均一に摩耗し、タイヤの寿命を延ばすとともに、quattroシステムへの負荷も軽減できます。
スタッドレスタイヤのサイズと価格

冬のシーズンに向けて、スタッドレスタイヤも準備が必要ですね。Q3は車重もあるSUVですし、quattroの性能を活かすためにも、冬タイヤは必須と考えるべきかなと思います。
スタッドレスを選ぶ場合も、基本的には夏タイヤと同じサイズのタイヤと、それに対応したホイールが必要です。ただし、ここで賢い選択肢として「インチダウン」があります。
インチダウンのメリット
例えば、夏タイヤが18インチ(235/55R18)でも、冬は17インチ(215/65R17)にする、といった具合です(※適合は要確認)。
- コスト削減: インチが小さくなるほど、タイヤもホイールも価格が安くなります。
- 乗り心地: タイヤの厚み(扁平率)が増すため、乗り心地がマイルドになる傾向があります。
- 雪道性能: タイヤ幅が少し狭くなることで、タイヤの面圧が上がり、雪を「掴む」性能が上がるとも言われています。
インチダウンの注意点
ただし、やみくもに小さくできるわけではありません。
- ブレーキキャリパーへの干渉: 最も重要なのが、インチダウンしたホイールがQ3の大きなブレーキキャリパーに干渉しないか、です。これは「装着実績のあるホイール」を選ぶのが一番確実です。
- ロードインデックス: Q3の車重を支えられる「LI(ロードインデックス)」の数値を下回らないタイヤを選ぶ必要があります。
タイヤのインチダウンについては、メリットやデメリットをこちらの記事でも詳しく解説しています。
→ タイヤのインチダウンとは?メリット・デメリットと注意点
価格の目安としては、信頼できるメーカーのタイヤと、アウディQ3に適合するホイールの4本セットで、
- 17インチ(215/65R17)セット: 約160,000円 〜
- 18インチ(235/55R18)セット: 約140,000円 〜 260,000円
といった価格帯になることが多いようです。もちろん、タイヤの銘柄(ブリザック、アイスガードなど)やホイールのデザインによって価格は大きく変わりますね。
スタッドレスタイヤの選び方については、こちらの記事も参考にしてみてください。
→ 【決定版】スタッドレスタイヤの選び方と人気メーカー徹底比較
アウディのタイヤ購入おすすめ店舗
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賢いアウディ Q3 タイヤ 交換の総括


さて、アウディ Q3のタイヤ交換について、費用から専門的な注意点まで詳しく見てきました。
Q3のタイヤ交換は、単なる消耗品の交換ではなく、その高い走行性能、快適性、そして何より安全性を維持するための「重要なメンテナンス」です。
「コスト」と「品質・安全」のバランスをどう取るかが、オーナーさんにとって一番の悩みどころかなと思います。
今回の内容をまとめると、選択肢は大きく3つです。
- 【安心・品質 最優先】正規ディーラー
コストは最もかかるが、Q3に関する専門知識、AOマークタイヤの取り扱い、作業の正確性は最高レベル。 - 【総額コスト 最優先】タイヤ持ち込み
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