2022年に待望のフルモデルチェンジを果たした90系ヴォクシー。その先進的でアグレッシブなデザイン、そして広大で使い勝手の良い室内空間は、多くのファミリー層の心を掴んで離しません。車全体の印象や乗り心地、さらには安全性といった根幹部分を支えるのが「タイヤ」ですが、90ヴォクシーのタイヤサイズについて、「自分のグレードの正確なサイズは?」「インチアップはどこまで可能なの?」といった具体的な疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
特に、燃費に優れたハイブリッドモデルの適合サイズや、冬場の必需品であるスタッドレスへのタイヤ交換を検討する際には、純正サイズやホイールの仕様を正確に把握しておくことが失敗しないための第一歩です。
この記事では、まだ前期・後期モデルという概念が存在しない現行90系ヴォクシーの純正タイヤサイズを徹底解説。人気の17インチや18インチ、さらにはカスタム上級者向けの19インチへのインチアップのメリット・デメリット、近年注目を集めるオールシーズンタイヤの選択肢、そして意外と見落としがちなスペアタイヤの有無に至るまで、オーナーが知りたいあらゆる情報を網羅的にお届けします。
- 90系ヴォクシーのグレード別純正タイヤサイズが分かる
- インチアップやインチダウンの適合サイズと注意点が分かる
- スタッドレスなど季節ごとのタイヤ選びのポイントが分かる
- タイヤ交換の費用相場やスペアタイヤの有無が分かる
基本となる90ヴォクシー タイヤサイズ一覧

- 90ヴォクシーの純正タイヤサイズは?
- ハイブリッドモデルのタイヤサイズ
- 前期・後期でタイヤサイズは違う?
- 標準的な17インチの適合サイズ
- 人気の18インチへインチアップ
- 19インチ装着時の注意点
90ヴォクシーの純正タイヤサイズは?

新型ヴォクシー(90系)は、2022年1月のフルモデルチェンジを機に、プラットフォームを一新。これにより全幅が拡大し、全グレードが3ナンバー専用ボディとなりました。この変更は走りや安定性に大きく貢献していますが、同時にタイヤサイズやホイールの設計も先代の80系から根本的に見直されています。まずは、車両の基本となるグレード別の純正タイヤとホイールサイズを正確に確認しましょう。
純正サイズは、主にエアロパーツをまとったスポーティな「S-Z」と、上質感を備えた標準グレードの「S-G」によって異なります。それぞれの標準装備サイズは以下の通り詳細なスペックとともにご覧ください。
グレード | 駆動方式 | タイヤサイズ | ホイールサイズ |
---|---|---|---|
S-Z | 2WD | 205/55R17 91V | 17×6.0J インセット+40 |
S-Z | 4WD / E-Four | 205/60R16 92H | 16×6.0J インセット+40 |
S-G | 2WD | 205/60R16 92H | 16×6.0J インセット+40 |
S-G | 4WD / E-Four | 205/60R16 92H | 16×6.0J インセット+40 |
(出典:トヨタ自動車 ヴォクシー 主要諸元表)
表の通り、最上位グレードである「S-Z」の2WDモデルのみがスタイリッシュな17インチを標準装備。それ以外のグレード、つまり「S-Z」の4WD/E-Fourおよび「S-G」の全モデルは、乗り心地と経済性に優れる16インチが標準設定となっています。
タイヤサイズの数字の意味
例えば「205/55R17 91V」という表記には、タイヤの性能を示す重要な情報が詰まっています。
- 205:タイヤの幅 (mm)
- 55:扁平率 (%)。タイヤの厚み(サイドウォールの高さ)÷タイヤ幅×100
- R:ラジアル構造であること
- 17:適合するホイールの直径 (インチ)
- 91:ロードインデックス。規定の条件下でタイヤ1本が支えられる最大荷重を示す指数
- V:速度記号。そのタイヤが走行可能な最高速度を示す記号 (Vは240km/h)
これらの意味を理解しておくと、タイヤ選びがより深く、楽しくなります。
【重要】ホイールのインセット値に注意
90系ヴォクシーの足回りを語る上で最も重要な特徴が、ホイールのインセット値(旧オフセット)が+40mmに設定されている点です。先代の80系が+50mm前後だったため、80系ヴォクシーで使用していたホイールは物理的に90系ヴォクシーには装着できません。
インセットが合わない(特に内側に入りすぎる)ホイールを無理に装着すると、ブレーキキャリパーやサスペンションに干渉したり、逆に外側に出すぎるとタイヤが車体からはみ出してしまい保安基準に適合しなくなります。ホイールを交換する際は、必ず90系適合品であることを確認してください。
ハイブリッドモデルのタイヤサイズ

環境性能と静粛性に優れたハイブリッドモデルのタイヤサイズについて、ガソリン車との違いを気にされる方も多いかもしれません。結論から申し上げますと、90系ヴォクシーにおいては、ハイブリッド車(E-Four含む)とガソリン車で純正タイヤサイズに一切の違いはありません。
前述の通り、タイヤサイズはパワートレイン(動力源)の種類ではなく、あくまで「S-Z」や「S-G」といった車両グレードと駆動方式によって定められています。例えば、ハイブリッドの最上位グレード「S-Z」(2WD)であれば、ガソリン車の「S-Z」(2WD)と全く同じ「205/55R17」が標準装着されています。そのため、タイヤを選ぶ際には、ご自身の愛車のグレードと駆動方式(2WDか4WD/E-Fourか)を車検証などで正確に把握しておくことが非常に大切です。
ハイブリッド車は、重いバッテリーやモーターを搭載するため、同グレードのガソリン車に比べて車両重量が数十kg重くなる傾向があります。この重量増は、タイヤの摩耗、特にショルダー部分(角)の偏摩耗を早める一因となります。タイヤ交換の際には、ミニバン特有のふらつきを抑制し、車重をしっかりと支えるためにサイドウォールの剛性を高めた「ミニバン専用タイヤ」を選ぶことを強くおすすめします。安定した走りとタイヤの長寿命化が期待できますよ。
前期・後期でタイヤサイズは違う?

「前期モデルと後期モデルでタイヤサイズは違うのか?」という疑問は、特に中古車を購入する際や、長く同じ車に乗り続けるオーナーにとって重要な関心事です。一般的に、自動車は発売から3〜4年後に「マイナーチェンジ」を行い、内外装のデザイン変更や装備の充実化が図られます。このマイナーチェンジ前を「前期」、後を「後期」と呼び、場合によってはタイヤサイズが変更されることもあります。
しかし、90系ヴォクシーは2022年1月に発売された比較的新しいモデルであり、2025年9月現在、まだ一度もマイナーチェンジは実施されていません。そのため、現時点では前期・後期という区分そのものがなく、すべての年式でタイヤサイズは共通です。今後、マイナーチェンジや魅力的な特別仕様車の登場によって新たなタイヤサイズが設定される可能性はありますが、現在のところは発売当初のサイズのままと考えていただいて全く問題ありません。
【再確認】80系と90系のサイズの違いと互換性
前期・後期という点ではありませんが、先代の80系から新型の90系へ乗り換えを検討している場合、タイヤやホイールの互換性が無いことを改めて強く認識しておく必要があります。「もったいないから流用したい」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、安全上の理由から絶対に避けるべきです。
- ホイール: 前述の通り、インセット値が大きく異なるため流用は不可能です。(80系:約+50 → 90系:+40)
- タイヤ: 80系の一部のグレードで採用されていた15インチ(195/65R15)は、90系ではブレーキシステムが大型化したため装着できません。
このように、車両の世代が変わると、見た目では分からない足回りの設計が大きく変更されていることが多々あります。パーツを流用する際は、自己判断せず、必ず専門知識のあるプロショップで適合を厳密に確認してもらうようにしましょう。
標準的な17インチの適合サイズ

90系ヴォクシーのスポーティグレード「S-Z」(2WD)に標準装備されている17インチは、シャープな見た目と快適な乗り心地を高い次元で両立させた、非常にバランスの取れた人気のサイズです。スタッドレスタイヤへの交換や、より個性的な社外ホイールへのドレスアップを検討する際の適合サイズについて、詳しく見ていきましょう。
純正タイヤサイズ
まず全ての基本となる純正サイズは「205/55R17」です。タイヤ交換やインチアップを検討する際は、このサイズのタイヤ外径(直径)を基準にすることで、スピードメーターの誤差や車体への干渉といったトラブルを防ぐことができます。
社外ホイールの適合サイズ
愛車の印象をガラリと変える社外ホイール。17インチを選ぶ場合は、以下のスペックを基準に探すと失敗が少なくなります。
項目 | 推奨スペック | 備考 |
---|---|---|
リム径 | 17インチ | – |
リム幅 | 6.5J または 7.0J | 純正は6.0J。少し幅広にすると安定感が増します。 |
インセット | +38mm ~ +42mm | 最も重要な数値。純正の+40mmに近い値を選びましょう。 |
P.C.D. | 114.3mm | 国産ミニバン・セダンで一般的な数値です。 |
穴数 | 5穴 | – |
ハブ径 | 60mm | トヨタ純正ホイールのハブ径。社外品はハブリング装着を推奨。 |
特に重要なのがインセット値です。純正が+40mmなので、この前後の数値を選ぶことで、フェンダーからの突出(はみ出し)や内側への干渉リスクを最小限に抑えることができます。リム幅を広くする場合や、デザインによっては適合が変わることもあるため、最終的にはタイヤ販売店の専門スタッフに相談するのが最も確実で安心です。
16インチからのインチアップ
16インチが標準の「S-G」グレードや「S-Z」の4WDモデルから、17インチへインチアップすることももちろん可能です。その場合も、タイヤサイズは「205/55R17」を選び、ホイールは上記の適合サイズを参考にしてください。乗り心地は純正の16インチに比べてやや硬質に感じられるようになりますが、見た目の印象が引き締まり、コーナリング時のタイヤのたわみが減ることで、走行安定性が向上するというメリットを体感できるでしょう。
人気の18インチへインチアップ

「純正よりもっと足元に迫力を出したい」「スポーティーなスタイリングを追求したい」というオーナーから絶大な人気を誇るのが、18インチへのインチアップです。タイヤの厚み(扁平率)がぐっと薄くなり、大口径のホイールデザインが際立つため、ドレスアップ効果は絶大。愛車の印象を劇的に変えることが可能です。
18インチの推奨タイヤサイズ
18インチにインチアップする場合の推奨タイヤサイズは、純正タイヤの外径との誤差が少ない以下の2つが主流です。
- 215/45R18:最も一般的で、各タイヤメーカーから豊富な種類が販売されている定番サイズ。
- 225/45R18:215よりも幅が10mm広く、よりワイドで力強い印象を与えます。ただし、ホイールのリム幅やインセットによっては、車体への干渉に注意が必要になる場合があります。
どちらのサイズも純正タイヤの外径とほぼ同じになるように計算されているため、スピードメーターの表示誤差を保安基準の範囲内に収めることができます。「215/45R18」のほうが選択肢の多さや価格面で有利な場合が多く、初めてのインチアップにもおすすめです。
18インチ・インチアップの主なメリット
- 見た目の向上:ホイールが大きく見え、車全体のスタイルがスポーティーで精悍な印象になります。
- ハンドリング性能の向上:タイヤの扁平率が低くなる(薄くなる)ことで、タイヤ側面のたわみが減少。これにより、ステアリング操作に対する車の応答性が向上し、キビキビとしたシャープな走りになります。
- コーナリングの安定性:グリップ性能の高いタイヤを選べば、カーブを曲がる際の安定感が増します。
知っておくべきデメリットと注意点
- 乗り心地の硬質化:路面からの衝撃を吸収するタイヤのゴム部分が薄くなるため、乗り心地が硬く感じられます。特に段差を乗り越える際の突き上げ感が強くなる傾向があります。
- ロードノイズの増加:タイヤの幅が広くなることや、スポーツ寄りのタイヤを選ぶことで、走行中の「ゴーッ」というロードノイズが大きくなる場合があります。
- コストの増加:一般的に、タイヤとホイールはインチが大きくなるほど価格が高くなります。
- 燃費への影響:ホイール重量の増加やタイヤの転がり抵抗の増大により、燃費がわずかに悪化する可能性があります。
- 縁石への注意:タイヤのサイドウォールが薄くなるため、縁石などにホイールを擦りやすくなります。駐車時などはより慎重な操作が求められます。
インチアップは、こうしたメリット・デメリットを天秤にかけ、ご自身の運転スタイルや同乗者の快適性も考慮した上で慎重に検討することが重要です。
19インチ装着時の注意点

最大限の視覚的インパクトとカスタム感を求める上級者向けの選択肢として、19インチへのインチアップも存在します。装着できれば、その圧倒的な存在感で他車と一線を画すスタイリングを手に入れることができますが、その実現にはいくつかの高いハードルと細心の注意が必要となります。
19インチの推奨タイヤサイズ
19インチを装着する場合、推奨されるタイヤサイズは「225/40R19」が一般的です。タイヤの外径を合わせるため、扁平率は40%と非常に薄くなります。これ以上タイヤを薄くすると、乗り心地が著しく悪化するだけでなく、少しの段差でタイヤやホイールを損傷するリスクが極めて高くなるため、現実的な選択肢とは言えません。
19インチ装着はリスクとセット
結論から言うと、ノーマル車高のまま19インチを装着することは、タイヤがフェンダーに干渉する可能性が非常に高く、推奨されません。多くの場合、サスペンションを交換して車高を適度に下げる(ローダウンする)ことが、干渉を避けるための必須条件となります。
乗り心地も、路面の細かな凹凸や継ぎ目をダイレクトに拾う、かなり硬質なものになります。見た目のカッコよさと引き換えに、ヴォクシー本来の強みであるファミリーカーとしての快適性は大きく損なわれる可能性があることを十分に理解しておく必要があります。さらに、車高の変更やタイヤのはみ出しによって、車検に通らなくなる可能性も出てきます。
19インチへのインチアップは、単にタイヤとホイールを購入するだけでなく、サスペンションの知識やアライメント調整など、総合的なカスタムの知識と経験が豊富なプロショップと綿密に相談した上で進めるべき高度なカスタマイズと言えるでしょう。
19インチはまさに「諸刃の剣」ですね。そのルックスは非常に魅力的ですが、乗り心地や走行性能、維持費への影響も決して小さくありません。ご自身のカーライフ、そして何より大切なご家族や同乗者のことも考えて、慎重に判断することが後悔しないための鍵となります。
用途で選ぶ90ヴォクシーのタイヤサイズ

- 冬用スタッドレスタイヤの選び方
- 便利なオールシーズンタイヤという選択
- タイヤ交換の工賃相場と注意点
- スペアタイヤの有無と搭載場所
- まとめ:最適な90 ヴォクシー タイヤ サイズ
冬用スタッドレスタイヤの選び方

降雪地域にお住まいの方や、スキー・スノーボードなどのウィンターレジャーに出かける方にとって、スタッドレスタイヤは冬の安全運転を確保するための必須アイテムです。雪道や凍結路でのグリップ力は夏タイヤとは比較になりません。90系ヴォクシーに適合するスタッドレスタイヤのサイズは、夏用タイヤの純正サイズと同じものを選びます。
スタッドレスタイヤの適合サイズ
- 16インチ装着車 (S-G, S-Z 4WD/E-Four) の場合: 205/60R16
- 17インチ装着車 (S-Z 2WD) の場合: 205/55R17
ここで改めて強調したいのが、90系ヴォクシーは15インチへのインチダウンができないという極めて重要な点です。先代の80系ではコストを抑えるために15インチのスタッドレスを選ぶことが一般的でしたが、90系ではブレーキ関連の部品が大型化したため、15インチのホイール自体が物理的に干渉してしまいます。スタッドレスタイヤとホイールのセットを購入する際は、必ず16インチ以上のサイズを選ぶようにしてください。
冬道の安全な走行方法については、JAF(日本自動車連盟)のウェブサイトでも様々な情報が提供されていますので、シーズン前に一度確認しておくことをおすすめします。
冬こそ「インチダウン」のメリットを活かす
17インチが標準の「S-Z」(2WD)にお乗りの方は、冬用タイヤとしてあえて16インチを選ぶ「インチダウン」が、賢く、そして実用的な選択肢となります。インチダウンには以下のようなメリットがあります。
- コスト削減:一般的に、タイヤはインチが小さい方が価格が安く、ホイールと合わせても17インチセットより数万円安く抑えられる場合があります。
- 乗り心地の向上:タイヤの厚み(扁平率)が増すため、クッション性が向上。荒れた雪道や段差での乗り心地がマイルドになります。
- 走行安定性:雪道にできやすい轍(わだち)を走行する際に、タイヤ幅が少し狭くなることでハンドルが取られにくくなり、安定して走行しやすくなります。
「夏は見た目重視の17インチでスタイリッシュに、冬は経済的で実用的な16インチで安心して」という使い分けは、ヴォクシーの魅力を最大限に引き出す賢い方法と言えるでしょう。
便利なオールシーズンタイヤという選択

「年に数回、降るか降らないかの雪のためにスタッドレスを用意するのは大変」「マンション住まいでタイヤの保管場所に困っている」といった悩みを抱える方に、近年新たな選択肢として急速に普及しているのがオールシーズンタイヤです。
その名の通り、夏タイヤとしてのドライ・ウェット性能と、冬タイヤとして浅い雪道やシャーベット状の路面を走行できる性能を両立した、一年中履き替えずに使えるタイヤです。突然の降雪にも慌てず対応できる安心感から、特に降雪量の少ない都市部にお住まいのドライバーから高い支持を得ています。
オールシーズンタイヤの性能と限界
オールシーズンタイヤがその性能を発揮できるのは、あくまで「浅雪」や「圧雪路」までです。スタッドレスタイヤが得意とする、凍結した路面(アイスバーン)でのグリップ性能は大きく劣ります。そのため、頻繁に氷点下になる地域や、凍結しやすい橋の上、日陰の多い道を走行する機会が多い方には、安全のためにスタッドレスタイヤをおすすめします。
冬用タイヤ規制にも対応
多くのオールシーズンタイヤには、タイヤの側面に「M+S(マッド&スノー)」という刻印と共に、厳しい冬の条件下で性能が認められた証である「スノーフレークマーク」が刻印されています。このスノーフレークマークがあれば、高速道路などで実施される「冬用タイヤ規制」の際にも通行が可能です。オールシーズンタイヤを選ぶ際は、このマークの有無を確認すると良いでしょう。
オールシーズンタイヤは、タイヤ交換の手間と費用、そして保管場所という3つの大きな悩みから解放してくれる、非常に便利なアイテムです。ただし、万能ではないことも事実。ご自身の住んでいる地域の気候や車の使い方をよく考え、ライフスタイルに合った選択をすることが大切です。
タイヤ交換の工賃相場と注意点

新しいタイヤを選んだら、最後に行うのが車両へのタイヤ交換作業です。この作業は安全に直結するため、信頼できるプロに任せるのが基本。依頼先としては、トヨタディーラー、タイヤ専門店、大手カー用品店、ガソリンスタンドなどが挙げられます。工賃は店舗や作業内容によって幅がありますが、一般的な相場を把握しておくと予算を立てやすくなります。
タイヤ交換の一般的な工賃内訳と相場(4本分)
ホイールが付いていない「タイヤ単品」を購入し、今使っているホイールに組み替える場合の工賃には、以下の作業が含まれるのが一般的です。
- 車両からの脱着:車からタイヤホイールを取り外し、取り付けする作業。
- タイヤの組み替え:古いタイヤをホイールから外し、新しいタイヤを組み込む作業。
- ホイールバランス調整:専用の機械でタイヤの重量バランスを均一にし、走行中のハンドルのブレを防ぐ重要な作業。
- ゴムバルブ交換:空気を入れる部分のゴム部品。タイヤ交換と同時に交換するのが一般的です。
- 廃タイヤ処分料:古いタイヤを適正に処分するための費用。
これらの作業をすべて含んだ工賃の相場は、タイヤのインチサイズによって変動します。
インチサイズ | 工賃相場(4本合計) |
---|---|
16インチ | 約8,000円 ~ 15,000円 |
17インチ | 約10,000円 ~ 18,000円 |
18インチ以上 | 約12,000円 ~ 25,000円(店舗による差が大きい) |
これはあくまで目安であり、店舗の方針やキャンペーン、使用するタイヤの種類(ランフラットタイヤなど)によって料金は変わります。事前に複数の店舗で見積もりを取ることをおすすめします。
ネット購入+店舗交換という賢い選択肢
最近では、インターネットのタイヤ通販サイトでタイヤを安く購入し、自宅や指定の取り付け店に直送。後日、その店舗で交換作業だけを依頼するというサービスが普及しています。この方法のメリットは、タイヤ本体の価格と工賃を合わせたトータルコストを大きく抑えられる可能性がある点です。ただし、店舗によっては「持ち込みタイヤ」の交換工賃を通常より割高に設定している場合もあるため、タイヤを購入する前に、直送先の店舗の工賃体系を必ず確認しておきましょう。

スペアタイヤの有無と搭載場所

かつては車の標準装備品として当たり前だった、パンク時に備えるスペアタイヤ。しかし、現代の多くの車と同様に、90系ヴォクシーにもスペアタイヤは標準装備されていません。これは、燃費向上のための徹底した軽量化、室内や荷室空間の最大化、そしてJAFの出動理由でもパンクが減少傾向にあることなどが背景にあります。
では、パンクしたらどうするのか?その答えが「パンク応急修理キット」です。スペアタイヤの代わりに、ヴォクシーにはこの修理キットが全車に搭載されています。キットの中には、パンクの穴を内側から一時的に塞ぐための「修理液(シーラント)」と、タイヤに空気を充填するための電動「エアコンプレッサー」が含まれています。
パンク修理キットの搭載場所は?
いざという時に慌てないためにも、搭載場所は必ず把握しておきましょう。パンク修理キットは、ラゲージルーム(荷室)の床下にある「デッキアンダートレイ」の中に、工具類と共にすっきりと収納されています。一度、ご自身の目で場所を確認しておくと、万が一の際にも落ち着いて対応できるはずです。
パンク修理キットの限界と注意点
非常に便利なパンク修理キットですが、万能ではありません。使用にあたっては以下の点に注意が必要です。
- あくまで応急処置:修理キットで補修したタイヤは、あくまで最寄りの修理工場まで自走するための応急処置です。高速走行は避け、速やかにプロによる点検と本格的な修理、またはタイヤ交換が必要です。
- 使用できない損傷:タイヤの接地面に開いた釘穴のような小さな傷には有効ですが、タイヤの側面(サイドウォール)が裂けるような大きな損傷や、2カ所以上のパンクには使用できません。
- 修理液の有効期限:修理液には有効期限(通常4~6年程度)があります。期限が切れていると、いざという時に固まっていて使えない可能性があります。定期的に期限を確認し、必要であればディーラーなどで新しいものを購入しましょう。
もし損傷が大きい場合や、修理キットの使い方が分からない場合は、無理せずJAFや加入している自動車保険のロードサービスを呼ぶのが最も安全で確実な方法です。
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まとめ:最適な90 ヴォクシー タイヤ サイズ
- 90系ヴォクシーは全車3ナンバーサイズで設計
- 純正タイヤサイズは16インチと17インチの2種類が存在
- スポーティグレードS-Zの2WDのみ17インチが標準装備
- ハイブリッド車とガソリン車でタイヤサイズに違いはない
- 現時点では前期・後期の区分はなく全モデルでサイズは共通
- 80系用のホイールはインセット値が異なるため流用不可
- ブレーキ大型化により15インチへのインチダウンはできない
- 人気の18インチへのインチアップは215/45R18が定番サイズ
- 19インチへのインチアップは多くの場合ローダウンが前提となる
- スタッドレスタイヤは16インチか17インチから選択
- タイヤ交換はネット購入と店舗作業の組み合わせで費用を抑えることも可能
- スペアタイヤは標準装備されておらずパンク応急修理キットが付属
- パンク修理キットは荷室の床下に収納されていることを確認
- 車重のあるヴォクシーにはミニバン専用タイヤが最適
- タイヤ選びに迷ったら専門店のスタッフに相談するのが最も安心
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