シエンタのオフロードタイヤ完全ガイド!費用やリフトアップ術も解説

シエンタのオフロードタイヤ完全ガイド!費用やリフトアップ術も解説

人気のコンパクトミニバン、シエンタ。特に新型や170系のオーナー様の中には、純正のスタイルから一歩進んだオフロードカスタム・仕様に憧れる方も多いのではないでしょうか。

リフトアップ・費用・タイヤサイズのバランスを考えつつ、ホイール かっこいいモデルとホワイトレターが映えるタイヤを組み合わせれば、街中でもアウトドアでも注目を集める一台が完成します。しかし、実際にカスタムを検討し始めると、「どんなタイヤを選べばいいの?」「費用はどれくらいかかるの?」といった様々な疑問が浮かんでくるものです。

この記事では、シエンタのオフロードタイヤ選びに関するあらゆる情報を、具体的なモデルや費用感、注意点に至るまで網羅的に解説しますので、ぜひあなたの愛車カスタムの参考にしてください。

記事のポイント
  • シエンタに合うオフロードタイヤの種類と特徴
  • モデル別(新型・170系)のカスタムポイント
  • リフトアップやホイール交換に関する注意点
  • オフロード仕様に仕上げるための具体的な費用感
目次

シエンタ オフ ロード タイヤ選びの基本

  • 純正タイヤから交換するメリット
  • 人気のオフロードカスタム・仕様を紹介
  • ホワイトレタータイヤで足元をおしゃれに
  • 組み合わせたいホイール かっこいいモデル選
  • おすすめのオフロードタイヤブランド

純正タイヤから交換するメリット

シエンタの純正タイヤをオフロードタイヤに交換する最大のメリットは、デザイン性の劇的な向上と、ファミリーユースの枠を超える悪路走破性の強化にあります。メーカーが出荷時に装着する純正タイヤは、万人受けする乗り心地や国土交通省が定める燃費基準をクリアするための燃費性能、そして静粛性を最優先に設計されたエコタイヤが中心です。もちろん、日常的な街乗りや高速道路の走行においては非常に優れた性能を発揮しますが、見た目のインパクトや所有する喜びを刺激する「個性」という点では、少し物足りなさを感じるかもしれません。

一方、オフロードタイヤは、大地をしっかりと掴むために設計された、ゴツゴツとした深く大きなブロックパターンが特徴的です。これを装着するだけで、シエンタの印象は一変し、穏やかなファミリーカーのイメージから、どんな道でも突き進むアクティブで力強いSUVのような雰囲気を纏うことができます。特に、フェンダー周りの樹脂パーツとの相性も良く、車全体の一体感とタフな印象が格段にアップします。

また、性能面での恩恵も計り知れません。キャンプ場の砂利道や河川敷、雨でぬかるんだ未舗装路など、純正タイヤでは躊躇してしまうような滑りやすい路面でも、オフロードタイヤならではの高いグリップ力と排土性(溝に入った泥や石を排出し、グリップを回復させる性能)によって、安定した走行が可能になります。アウトドアレジャーへ出かける機会が多い方にとっては、この安心感は見た目の変化以上に大きな価値を持つでしょう。

オフロードタイヤ交換の主なメリット

  • 劇的な印象変化:ワイルドで力強い印象に変わり、唯一無二のアウトドアスタイルが手に入る。
  • 圧倒的な走破性:砂利道や泥道、多少の雪道など、悪路での走行安定性が飛躍的に高まる。
  • 高まる所有満足度:個性的な一台に仕上げることで、ありふれたシエンタとは一線を画し、愛車への満足度が向上する。

デメリットと必ず理解すべき注意点

ただし、オフロードタイヤへの交換には、メリットだけでなくいくつかのデメリットも存在します。まず、ブロックパターンが大きく凹凸が激しいため、舗装路での走行時に「ゴー」という特有のロードノイズが大きくなる傾向があります。また、タイヤ自体の重量が増し、転がり抵抗が増えることで、純正エコタイヤと比較して燃費が5%~15%程度悪化する可能性も考慮しておく必要があります。これらの特性を十分に理解した上で、ご自身のライフスタイルや価値観に合ったタイヤ選びをすることが、後悔しないカスタムの第一歩です。

人気のオフロードカスタム・仕様を紹介

シエンタのオフロードカスタムにおいて、現在の主流であり最も人気のスタイルが「アーバンオフロードスタイル」です。これは、本格的なクロスカントリー車のように車体を大幅に改造するのではなく、街乗りでの快適性や利便性をほとんど損なわずに、洗練されたアウトドアテイストを取り入れる、いわば「良いとこ取り」のカスタムスタイルを指します。

このスタイルの核心は、「やりすぎないこと」にあります。リフトアップ量は車検の範囲内で乗り降りに影響が少ない1インチ(約2.5cm)程度に抑え、タイヤも悪路走破性に特化しすぎたマッドテレーン(M/T)ではなく、オンロード性能とオフロード性能を高次元で両立させたオールテレーン(A/T)タイヤを選ぶのが定石です。これにより、日常の買い物から週末のアウトドアまで、一台でこなせるシエンタの万能性を維持したまま、見た目のカスタム感を十分に楽しむことが可能になります。

ホイール選びもこのスタイルを決定づける重要な要素です。トレンドは、足元をグッと引き締めるブラックやマット系のカラー。特に、オフロード感を強調する「レンコン系」と呼ばれる円形の穴が並んだディッシュデザインや、力強いスポークが特徴のメッシュデザインのホイールがシエンタのボディによく似合います。これらのホイールは、視覚的に重心を低く見せる効果もあり、リフトアップによる腰高感を抑え、安定感のあるフォルムを生み出します。

「ちょいアゲ」スタイルは、シエンタのコンパクトなボディサイズに絶妙にマッチして、非常におしゃれに見えるんです。特にサイドビューから見たときの、ボディとタイヤのクリアランス(隙間)のバランスが最高にかっこいいんですよ!

このように、全体のバランスを精密に計算しながらパーツを一つひとつ選んでいくことで、シエンタを他の誰とも違う、洗練されたアーバンオフロード仕様に仕上げることが可能です。実用性とデザイン性を両立させたこのスタイルが、多くのシエンタオーナーから絶大な支持を集めているのには、明確な理由があるのです。

ホワイトレタータイヤで足元をおしゃれに

オフロードカスタムの魅力を決定的にし、その完成度を一層引き立てるアイテムとして、ホワイトレタータイヤはもはや欠かせない存在と言えるでしょう。タイヤのサイドウォール(側面)に立体的に描かれた白いブランド名やロゴが、回転する黒いタイヤの中で強烈な視覚的アクセントとなり、クラシカルでありながらワイルドな雰囲気を強烈に演出します。

元々、1960年代のアメリカンマッスルカーなどで、タイヤの性能やブランドを誇示するために始まったこのデザインは、時を経てオフロードカスタムの象徴的なドレスアップ手法として広く認知されるようになりました。特に、サテンブラックやマットブラックといった艶消し系のホイールと組み合わせることで、ホワイトレターのクリーンな白さが際立ち、静と動が同居するような、コントラストの効いた芸術的な足元が完成します。

かつては大型SUV向けのサイズがほとんどでしたが、近年のアウトドアブームの高まりを受け、シエンタに装着可能なコンパクトなサイズでも、ホワイトレターを設定しているタイヤが続々と登場しています。例えば、オフロードタイヤの代名詞であるTOYO TIRESの「OPEN COUNTRY A/T EX」や、特徴的なデザインで人気のマッドスター「RADIAL M/T」などがその代表格で、多くのカスタム事例でその姿を見ることができます。タイヤを選ぶ際に、グリップ性能や静粛性といった機能面だけでなく、このホワイトレターの有無を最優先の基準の一つにするのも、カスタムを楽しむ上での醍醐味と言えるでしょう。

ホワイトレターをいつまでも美しく保つ秘訣

ホワイトレターは、その白さゆえにブレーキダストや泥汚れが目立ちやすいという側面もあります。美しい白さを長期間保つためには、愛情を込めた定期的なメンテナンスが不可欠です。洗車の際には、まずタイヤ全体を水でよく洗い流した後、タイヤ専用の中性クリーナーと柔らかいスポンジやブラシを使って優しく洗浄しましょう。硬いブラシで強く擦りすぎると、白い文字部分が削れたり、黒ずんでしまったりすることがあるので注意が必要です。洗浄後は、タイヤワックスを塗布すると汚れが付着しにくくなり、美しさを維持しやすくなります。

組み合わせたいホイール かっこいいモデル選

シエンタのオフロードカスタムを成功に導く上で、タイヤと並び称されるほど重要なのがホイール選びです。ホイールは車の「靴」に例えられるように、そのデザイン一つで車全体の印象を根底から変えてしまう力を持っています。ここでは、数あるホイールの中から、カスタム事例で特に人気が高く、シエンタのボディに見事にマッチするおすすめのモデルを厳選して紹介します。

前述の通り、シエンタのホイールサイズは、P.C.D.が100mmの5穴(5H-100)という、本格的なSUV向けホイールとしては選択肢が比較的限られる規格です。だからこそ、この規格に適合するモデルの中から、デザイン性、品質、そして個性を兼ね備えた「逸品」を見つけ出すことが、カスタム成功の鍵となります。

ブランドモデル名デザインの特徴おすすめカラー
MONZA JAPANHI-BLOCK JERRARD王道の6本メッシュデザインをベースに、リム部分にピアスボルトを模したビードロック調のデザインを取り入れたモデル。力強さの中に洗練された都会的な印象を与えます。サテンブラック/ミーリング
MIDNITRO POWER H12 SHOTGUN12個の円形ホールが力強く並ぶ、通称「レンコン系」デザインの代表格。ミリタリーテイスト溢れる無骨な雰囲気が、アウトドア感を最大限に引き出します。バレルブラック
AME (共豊)PPX D10X無骨で直線的な10本スポークと、リム外周に施されたディンプル(窪み)形状が特徴。シンプルながらも強い存在感を放ち、オフロード感を高めます。マットダークガンメタリック
OZ RacingRally RacingWRC(世界ラリー選手権)で活躍した伝説的なデザインを継承するイタリアンホイール。センターの大きなロゴが特徴的で、他とは一線を画すレーシーで個性的なスタイルを築けます。ダークグラファイト

これらのホイールは、いずれもシエンタが持つ流麗なボディラインを活かしつつ、力強いオフロードテイストを見事に融合させてくれる傑作ばかりです。ご自身の目指すカスタムの方向性や世界観に合わせて、運命の一本を選んでみてください。

おすすめのオフロードタイヤブランド

シエンタに装着可能なオフロードタイヤは、国内外のいくつかの主要なブランドからリリースされています。それぞれに設計思想や歴史があり、得意とする性能やデザインも異なります。ここでは、代表的なブランドとその主力シリーズを詳しく紹介しますので、あなたの理想のスタイルに最も近いブランドを見つけてください。

TOYO TIRES (トーヨータイヤ)

「OPEN COUNTRY (オープンカントリー)」シリーズは、オフロードタイヤの代名詞として世界中で高い評価を得ている、まさに王道ブランドです。トーヨータイヤの公式サイトでも紹介されているように、特に「A/T EX」「A/T III」は、オンロードでの静粛性や乗り心地も十分に考慮されており、日常使いから本格的なアウトドアまでこなすシエンタに最適なバランスを提供します。サイズごとにホワイトレターの有無が選べるなど、豊富なラインナップも大きな魅力です。

YOKOHAMA (ヨコハマタイヤ)

「GEOLANDAR (ジオランダー)」シリーズは、アグレッシブで挑戦的なデザインで多くのファンを魅了しています。A/Tタイヤの快適性とM/Tタイヤの力強さを併せ持つ「X-AT (G016)」は、見た目のインパクトと悪路走破性を両立させたい方に最適な選択肢です。また、タイヤのサイドウォールのデザインが左右で異なる「デュアルサイドブロック」を採用するなど、ユーザーを楽しませる遊び心のある設計もこのブランドならではの特徴です。

DUNLOP (ダンロップ)

直接的なオフロード専用タイヤではありませんが、近年注目度が急上昇しているのが、新作のオールシーズンタイヤ「SYNCHRO WEATHER (シンクロウェザー)」です。このタイヤの最大の特徴は、従来のオールシーズンタイヤが苦手としていた凍結路面にも対応する性能を持っている点です。オフロードデザインのホイールと組み合わせることで、季節ごとのタイヤ交換の手間を省き、一年中安心してカスタムスタイルを楽しめるという、新しい価値を提供してくれます。

MUDSTAR (マッドスター)

特徴的でデザイン性の高いホワイトレターで、カスタムシーンで確固たる地位を築いているブランドです。「RADIAL M/T」「RADIAL A/T」は、シエンタに適合するコンパクトなサイズも豊富にラインナップされています。比較的リーズナブルな価格帯でありながら、本格的なオフロードスタイルを実現できるため、コストを抑えつつ最大限のカスタム効果を得たいという賢明なユーザーから強い支持を集めています。

シエンタ オフ ロード タイヤのカスタム事例

  • 新型シエンタにおすすめのタイヤ
  • 170系シエンタのタイヤ選びのポイント
  • リフトアップ・費用・タイヤサイズの関係性
  • タイヤ交換時の注意点とポイント
  • シエンタ オフ ロード タイヤ選びの総括

新型シエンタにおすすめのタイヤ

2022年にフルモデルチェンジを果たした新型シエンタ(10系)のオフロードカスタムでは、乗り心地とスタイルのバランスに優れた15インチホイールが主流となっています。これは、メーカー出荷時の純正タイヤサイズが185/65R15であり、このサイズを基準としたタイヤ選びが最も合理的かつ安全であるためです。

かつて、このコンパクトな15インチサイズで選択できるオフロードタイヤは非常に限られていましたが、近年のアウトドアブームを背景に、各タイヤメーカーが積極的にラインナップを拡充しています。その中でも特に、TOYO TIRESの「OPEN COUNTRY A/T III」に待望の185/65R15サイズが追加設定されたことは、新型シエンタのオーナーにとって革命的な出来事でした。これにより、サスペンションやボディへの加工を一切行うことなく、純正と全く同じタイヤサイズのまま、本格的なホワイトレター付きオールテレーンタイヤをボルトオンで装着することが可能になったのです。

もし、もう少しタイヤの厚みを増して迫力を強調したい場合は、外径がわずかに大きくなる195/65R15サイズも人気の選択肢です。マッドスターの「RADIAL A/T」やヨコハマの「GEOLANDAR A/T4」などがこのサイズで提供されており、多くの場合、フェンダーへの干渉を気にすることなく装着が可能です。ただし、車両の個体差や組み合わせるホイールのオフセット値によっては、ハンドルを一杯に切った際にタイヤハウスの内側に僅かに接触する可能性もゼロではありません。そのため、装着に際しては経験豊富な専門のショップで現車合わせをしながら相談するのが最も確実です。

新型シエンタはP.C.D.が5H-100という少し特殊な規格なので、ホイール選びには少しコツがいりますが、最近ではシエンタ専用サイズを謳うオフロード系ホイールも増えてきているので、選択の幅は確実に広がっていますよ!

170系シエンタのタイヤ選びのポイント

2015年から2022年まで、長きにわたり販売された170系シエンタは、その流通量の多さと手頃な中古車価格から、カスタムベースとして非常に高い人気を誇ります。オフロード仕様のカスタム事例も枚挙にいとまがなく、多くのパーツが市場に存在します。タイヤ選びの最大のポイントは、純正の15インチを維持するか、あるいは迫力の16インチへインチアップするかという、明確な選択肢がある点です。

純正で15インチ(185/60R15)と16インチ(195/50R16)の両方の設定が存在するため、どちらのサイズをベースにしてもカスタムが可能です。オフロード感を強調するためには、タイヤのハイト(厚み・扁平率)を確保しつつ、全体の直径である外径を大きくするカスタムが人気を集めています。

15インチをベースにする場合

純正の185/60R15から、外径が大きくなりハイトも増す185/65R15195/65R15といったサイズがよく選ばれます。これにより、タイヤの存在感が格段に増し、フェンダーとタイヤの隙間が埋まることで、どっしりとしたSUVらしい力強い足元を演出することができます。

16インチへインチアップする場合

ホイールの存在感を際立たせ、よりスタイリッシュな迫力を求める場合に選ばれます。195/65R16のような外径の大きなオールテレーンタイヤを装着する事例も多く、後述するリフトアップと組み合わせることで、車格が一つ上がったかのような、非常にバランスの取れた迫力あるスタイルが完成します。特に、イタリアの名門OZ Racingのラリーレーシングなどのデザイン性の高いホイールと組み合わせると、他とは一線を画す、個性的でヨーロピアンテイストなオフロード仕様を構築できます。

タイヤ外径の変更に伴う重大な注意点

タイヤの外径を純正から大幅に変更すると、実際の速度とスピードメーターが表示する速度に誤差が生じ、道路運送車両の保安基準に適合しなくなる可能性があります。また、ハンドルを最大限に切った際にタイヤがサスペンションアームやタイヤハウス内部に干渉するリスクも高まります。特に170系シエンタは、新型の10系に比べてタイヤハウス内のクリアランスが狭い箇所があるため、過度なサイズアップには細心の注意が必要です。安全を確保するためにも、実績の豊富なプロショップで綿密な計算と現車確認をしながらカスタムを進めるのが賢明です。

リフトアップ・費用・タイヤサイズの関係性

シエンタのオフロードカスタムを次の次元へと引き上げ、そのスタイルをさらに本格的に見せる手法が「リフトアップ」です。文字通り車高を物理的に上げることで、より大きなタイヤを装着することが可能になり、見た目の迫力と実際の悪路走破性を劇的に向上させることができます。

リフトアップの方法と具体的な効果

シエンタのリフトアップは、純正のサスペンションスプリングを、より自由長(無負荷状態での長さ)が長い専用のリフトアップスプリングに交換する方法が一般的です。この分野で高い信頼と実績を誇るタナベの「DEVIDE UP210」などが定番パーツとして広く知られており、これらを装着することで約25mm~30mm(約1インチ)ほど車高を上げることが可能です。この「ちょいアゲ」と呼ばれるスタイルは、純正ショックアブソーバーの性能を活かしきる範囲での変更であるため、乗り心地への影響を最小限に抑えつつ、見た目を大きく変えることができる、非常にコストパフォーマンスの高い手法として人気を博しています。

リフトアップにかかる費用の詳細

リフトアップにかかる総費用は、パーツ代だけでなく、専門的な知識と設備を要する交換工賃や調整費用を合わせて考える必要があります。以下がその詳細な内訳と、おおよその目安です。

項目費用の目安内容・備考
リフトアップスプリング本体30,000円 ~ 50,000円タナベ UP210などのスプリング1台分の価格。
スプリング交換工賃30,000円 ~ 50,000円専門の工具を用いてサスペンションを分解・組立する作業費用。
四輪アライメント調整15,000円 ~ 25,000円車高の変化によってずれたタイヤの進行方向や角度を精密に補正する必須作業
合計目安75,000円 ~ 125,000円パーツ代と全ての工賃を合わせたおおよその総額。

前述の通り、サスペンションを分解・変更するリフトアップを行うと、タイヤの取り付け角度(トー、キャンバー、キャスター角)が必ずずれてしまいます。そのため、四輪アライメント調整は絶対に省略できない必須作業です。これを怠ると、ハンドルセンターがずれる、直進安定性が悪化する、タイヤが異常な偏摩耗を起こすなど、百害あって一利なしです。

タイヤサイズとの密接な関係

リフトアップによって車体とタイヤの間に物理的なクリアランスが広がるため、ノーマル車高では干渉してしまって装着を諦めざるを得なかった、より外径の大きなタイヤを装着できる可能性が生まれます。これにより、カスタムの自由度が飛躍的に高まり、さらに迫力のあるスタイルを追求することが可能になるのです。

タイヤ交換時の注意点とポイント

シエンタのタイヤとホイールを交換して、理想のオフロードカスタムを楽しむ際には、いくつか事前に知っておかなければならない、非常に重要な注意点が存在します。これらを見落としてしまうと、高価なパーツを購入したにもかかわらず取り付けができない、あるいは安全な走行ができないといった、最悪の事態につながる可能性があります。

カスタム前に必ず確認すべき3つの鉄則

  1. P.C.D. (ピッチ・サークル・ダイアメーター) という最重要規格
    P.C.D.とは、ホイールを車体ハブに固定するボルト穴の中心を結んでできる円の直径のことです。シエンタのP.C.D.は、初代から現行の新型まで全モデル共通で「100mm」です。穴の数は5つなので、ホイールの規格は「5H-100」となります。これは、RAV4やデリカD:5、ジムニーといった一般的なSUVやクロカン車で採用されている「5H-114.3」や「5H-139.7」とは全く異なります。そのため、デザインが気に入ってもP.C.D.が適合しなければ物理的に装着は不可能です。ホイール選びの際は、何よりも先にこの規格に適合しているかを確認してください。
  2. 見落としがちなホイールナットの形状
    トヨタの純正ホイールは、「平座ナット」という、ホイールとの接触面が平らな特殊な形状のナットで固定されています。しかし、市販されている社外ホイールのほとんどは、接触面が60°の円錐状になった「60°テーパー座」という規格を採用しています。両者の形状は全く異なるため、純正ナットを社外ホイールに流用することは絶対にできません。無理に締め付けると、走行中に緩んで脱輪する大事故につながる危険性があります。必ず、装着する社外ホイールに対応したテーパー座のナットを別途用意する必要があります。
  3. 車検と法律に関わるフェンダーからのはみ出し(ハミタイ)
    タイヤやホイールが車体のフェンダーよりも外側にはみ出した状態は、歩行者への危険性などから法律(道路運送車両の保安基準)で厳しく禁止されており、この状態では車検に合格することはできません。ホイールの幅(J数)や、ホイールの取り付け面が中心からどれだけ外側(または内側)にあるかを示すオフセット(インセット)の数値をよく確認し、必ず車体に収まるサイズを選ぶことが重要です。特にタイヤの外径を大きくすると、タイヤ側面が大きく膨らんでフェンダーに近づくため、よりシビアなサイズ選びが求められます。

これらのポイントは、安全なカーライフを送る上で絶対に軽視できない非常に重要な項目です。少しでも不安や疑問がある場合は、自己判断せず、必ずオフロードカスタムの知識と経験が豊富な専門ショップに相談しましょう。

シエンタのタイヤ・ホイールセット購入のおすすめ店舗

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シエンタ オフ ロード タイヤ選びの総括

  • シエンタのオフロード化は見た目の個性と悪路走破性を劇的に向上させる
  • 現在の主流は街乗りでの快適性を維持したアーバンオフロードスタイル
  • オンロードとオフロードの性能バランスに優れたオールテレーン(A/T)タイヤが最も人気
  • ホワイトレターはオフロードカスタムの象徴であり足元をおしゃれに彩るアクセント
  • ホイール選びではP.C.D.が「5H-100」であることを必ず確認する
  • 新型シエンタ(10系)のカスタムは15インチが基本サイズとなる
  • 待望のTOYOオープンカントリーA/T IIIに185/65R15が追加され選択肢が拡大
  • 170系シエンタは15インチまたは16インチへのインチアップカスタムが可能
  • リフトアップで約1インチ車高を上げる「ちょいアゲ」が定番スタイル
  • リフトアップにかかる費用はパーツと工賃、アライメント調整込みで10万円前後が目安
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