プラドのタイヤ交換費用|相場・工賃・節約術まで完全網羅ガイド

プラドのタイヤ交換費用|相場・工賃・節約術まで完全網羅ガイド

ランドクルーザープラドのオーナーにとって、タイヤ交換は安全なカーライフを維持する上で避けては通れないメンテナンスです。しかし、具体的な値段や適切な交換時期がわからず、情報収集にお困りではないでしょうか。特にプラド150のような大型SUVのタイヤは、純正品を選ぶべきか、あるいは人気の265/65r17などのおすすめタイヤに履き替えるべきか、選択肢が多く悩みどころです。

また、高品質で知られるミシュランの価格や、オートバックスで4本セットを購入した場合の値段も気になるところでしょう。さらに、交換時期の正確な見極め方や、自分 で交換に挑戦する場合に不可欠なジャッキ・ジャッキポイントの確認、適切な高さ、そして最も重要なトルク管理についても、正しい知識を求めている方が多いはずです。

19インチや265/55r19といった特定のサイズに関する詳細情報も、多くのオーナーが知りたいポイントです。

この記事では、プラドのタイヤ交換費用に関するあらゆる疑問を解消し、品質とコストのバランスを取りながら賢く交換するための具体的な方法を、専門的な視点から網羅的に解説していきます。

記事のポイント
  • プラドのタイヤ交換にかかる費用の全体像と詳細な内訳
  • ディーラー、カー用品店、タイヤ専門店など業者別の工賃やタイヤ本体価格の比較
  • 費用を抑えながらご自身のカーライフに最適なタイヤを選ぶための具体的な方法
  • 法律や安全基準に基づいた正しいタイヤの交換時期や、DIYで交換する際の注意点
目次

プラドのタイヤ交換費用の相場と内訳

プラドのタイヤ交換費用の相場と内訳
  • タイヤ交換の全体的な値段の目安
  • 4本セット値段オートバックスでの相場
  • 人気のミシュランタイヤの価格
  • 純正タイヤを選ぶメリットと注意点
  • プラド150に適合するタイヤ
  • タイヤの交換 時期と寿命のサイン

タイヤ交換の全体的な値段の目安

タイヤ交換の全体的な値段の目安

ランドクルーザープラドのタイヤ交換にかかる費用は、「タイヤ本体の価格」と「交換作業に伴う工賃」の合計で構成されます。プラドは一般的な乗用車と比較して車重が重く、タイヤサイズも大型であるため、交換費用は高くなる傾向にあります。具体的な金額は選択するタイヤのグレードや依頼する業者によって大きく変動しますが、総額の目安としては、おおむね10万円台から、高性能なブランドタイヤを選んだ場合には30万円以上になることも珍しくありません。

費用の大部分を占めるのはタイヤ本体の価格ですが、それ以外の工賃や付随費用も理解しておくことが、最終的な費用を把握する上で重要です。主な内訳を下の表にまとめました。

費用の主な内訳

項目内容費用目安(4本)
タイヤ本体代金購入するタイヤ4本の価格です。国内外のメーカー、ブランド、タイヤの性能(サマータイヤ、オールテレーン、スタッドレスなど)によって価格は大きく変動します。約60,000円~200,000円以上
交換工賃(組替え・脱着)古いタイヤをホイールから取り外し、新しいタイヤを組み付ける一連の作業費用です。タイヤサイズや持ち込みか否かで料金が変わることがあります。約8,000円~20,000円
ホイールバランス調整費タイヤがスムーズに回転するよう、専用の機械でホイールとの重量バランスを精密に調整する費用です。通常は交換工賃に含まれています。約4,000円~6,000円(工賃込みが殆ど)
廃タイヤ処分費用取り外した古いタイヤを法律に則って適正に処分するための費用です。約1,000円~4,000円
ゴムバルブ交換費用タイヤに空気を入れる部分のゴム部品(エアバルブ)の交換費用です。ゴムはタイヤ同様に劣化するため、タイヤ交換と同時に交換するのが一般的です。約1,200円~2,500円

このように、タイヤ本体の価格だけでなく、各種工賃や処分費用が加算されて総額が決定します。特に、交換工賃は依頼する業者(ディーラー、タイヤ専門店、カー用品店、ガソリンスタンドなど)によって差が出やすいポイントです。複数の店舗で見積もりを取り、サービス内容と価格を比較検討することが、賢く費用を抑えるための第一歩となります。

タイヤ価格を抑えたいならアジアンタイヤがおすすめです。国産の半分ほどの価格でタイヤ交換可能。
おすすめ店舗はオートウェイです。

4本セット値段オートバックスでの相場

4本セット値段オートバックスでの相場

全国展開するカー用品店の代表格であるオートバックスで、プラドのタイヤを4本セットで交換する場合、費用はどの程度を見込んでおけば良いのでしょうか。

結論として、選択するタイヤの種類やブランドによって総額は大きく変動しますが、一つの目安としてタイヤ本体価格に加えて1万5,000円前後の工賃・諸費用がかかると考えておくと良いでしょう。オートバックスでは、プラドのような大型SUV向けのタイヤは、全てのサイズやブランドが常時在庫されているわけではなく、取り寄せ対応となることも少なくありません。

オートバックスのウェブサイトによると、タイヤ交換の基本的な工賃は以下のようになっています。

オートバックスの工賃目安(1本あたり)

  • タイヤ交換基本工賃(組替え・バランス調整込):税込1,100円~
  • 廃タイヤ処理手数料:税込250円~

(注:上記は最低料金であり、店舗やタイヤサイズによって変動します。)

ただし、これは最も基本的な料金プランであり、プラドの標準的なタイヤサイズである17インチ以上の場合や、扁平率の低いタイヤ(薄いタイヤ)では追加料金が発生する可能性があります。また、インターネット通販などで購入したタイヤを持ち込んで交換を依頼する場合、店舗で購入した場合に比べて工賃が1.5倍から2倍程度に設定されていることが一般的なので、事前の確認が不可欠です。

オートバックスを利用するメリット オートバックスの大きな魅力は、自社開発のプライベートブランドタイヤから国内外の有名メーカー品まで、幅広い品揃えの中から予算や好みに合わせて選べる点です。また、定期的に開催されるセールやキャンペーン、公式アプリで配布されるクーポンなどを活用することで、お得に購入できるチャンスがあります。ウェブサイトで事前にタイヤを選び、取り付け作業の予約まで完結できるサービスも提供されており、時間を有効活用したい方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

仮に、タイヤ本体が4本で10万円だった場合、基本工賃(4,400円~)、廃タイヤ処分費(1,000円~)、ゴムバルブ交換費などを合計すると、総額で約11万5,000円程度からが現実的な目安になると考えられます。

人気のミシュランタイヤの価格

人気のミシュランタイヤの価格

フランスに本社を置くミシュランは、世界トップクラスのシェアを誇るタイヤメーカーであり、その製品は乗り心地の良さ、静粛性の高さ、そして優れた耐久性に定評があります。こうした特性から、上質な走りを求めるプラドユーザーにも人気の高いブランドとなっています。

では、ミシュランタイヤの具体的な価格はどのくらいなのでしょうか。プラドの多くのグレードで採用されている純正サイズ(265/65R17)で、オンロード走行を重視した人気モデル「LATITUDE Tour(ラティチュード ツアー)」を例に見てみましょう。インターネットのタイヤ専門通販サイトなどでは、1本あたり16,000円台から販売されている例が見られます。これを4本で計算すると、タイヤ本体だけで約66,000円程度になります。

もちろん、これはタイヤ本体のみの価格です。この価格に、タイヤ専門店や整備工場での交換工賃(約8,000円~)、廃タイヤ処分費(約2,000円~)などが加わるため、最終的な総額では約75,000円~85,000円が一つの目安となるでしょう。

ミシュランは他のメーカーの同等グレード品と比較して、やや高価なイメージがあるかもしれません。しかし、ミシュランが掲げる「Performance Made to Last」という思想の通り、摩耗しても性能が急激に落ちにくい設計がされており、結果的にタイヤの寿命(ロングライフ性能)が長いモデルも多く存在します。長期的な視点で見れば、トータルコストパフォーマンスに優れる場合も十分に考えられますよ。

一方で、自動車ディーラーなどで同じミシュランタイヤに交換する場合、タイヤの販売価格が定価に近い設定であったり、値引きが少なかったりするため、総額が12万円以上になることも珍しくありません。このように、同じタイヤであっても、どこで購入し、どこで交換作業を依頼するかによって、最終的な費用が数万円単位で変わってくるのです。

純正タイヤを選ぶメリットと注意点

純正タイヤを選ぶメリットと注意点

新車時に車両に装着されているタイヤは「純正タイヤ」または「新車装着用タイヤ(OEタイヤ)」と呼ばれ、その車両の性能を100%引き出すために自動車メーカーとタイヤメーカーが共同で開発した専用設計品です。ランドクルーザープラドの純正タイヤを選ぶことには、明確なメリットと、知っておくべきいくつかの注意点があります。

メリット:究極の安心感とバランス性能

純正タイヤを選ぶ最大のメリットは、車両とのマッチングが完全に保証されているという、他に代えがたい安心感です。プラドという車の持つ、オンロードでの快適な乗り心地、高い静粛性、燃費性能、そして悪路での操縦安定性など、多岐にわたる性能要求を高いレベルで満たすように、専用のチューニングが施されています。そのため、「数あるタイヤの中からどれを選べば良いか分からない」「車の性能を損ないたくない」と考える方にとっては、最も確実で間違いない選択肢と言えるでしょう。

注意点:価格と入手のしやすさ

一方で、注意点として挙げられるのが価格が市販の同等グレード品と比較して高くなる傾向にあることです。特に、自動車ディーラーで純正タイヤへの交換を依頼する場合、タイヤ本体の価格が定価ベースとなり値引きがほとんど期待できない上、交換工賃も比較的高めに設定されていることが多く、総額費用は割高になりがちです。性能的にはほぼ同等でありながら、より安価な市販のリプレイスタイヤを選んだ方が、費用を大きく抑えられる可能性があります。

豆知識:プラドの純正タイヤメーカー ランドクルーザープラドの純正タイヤは、特定の1社に限定されているわけではなく、モデルや年式によってミシュラン、ダンロップ、ブリヂストンといった複数の大手メーカーの製品が採用されています。現在ご自身のプラドに装着されているタイヤの側面(サイドウォール)を確認すれば、メーカー名や「LATITUDE」のようなブランド名が刻印されていますので、一度チェックしてみることをお勧めします。

純正タイヤに強いこだわりがないのであれば、同じメーカーが市販している同等グレードのタイヤや、他のメーカーの競合製品を検討することで、車両の性能を大きく損なうことなく、賢くコストを削減できる可能性が大いにあります。

プラド150に適合するタイヤ

プラド150に適合するタイヤ

現在、新車として販売されているランドクルーザープラドは、通称「150系」と呼ばれるモデルです。このプラド150系は、設定されているグレードによって、標準で装着されているタイヤのサイズが異なります。タイヤを交換する際には、まずご自身の車の正確なタイヤサイズを把握することが、間違いのないタイヤ選びの絶対条件となります。

例えば、2020年8月のマイナーチェンジ以降の後期モデルを例に取ると、主な純正タイヤサイズは以下の通り多岐にわたります。

プラド150系後期モデルの主な純正タイヤサイズ

グレードタイヤサイズホイール径ロードインデックス/速度記号
TX265/65R1717インチ112S
TX “Lパッケージ”265/65R1717インチ112S
TX “Lパッケージ・Black Edition”265/60R1818インチ110H
TZ-G265/55R1919インチ109V

このように、同じプラド150系という括りであっても、複数のタイヤサイズが存在していることがわかります。タイヤの側面(サイドウォール)部分には、必ず「265/65R17 112S」といった形で、サイズや性能を示す重要な情報が刻印されています。タイヤ交換を検討する際には、この表記を必ずご自身で確認するか、車検証などと一緒に専門店のスタッフに提示して、正確なサイズを伝えるようにしましょう。

注意:カスタム車両の場合 社外品のホイールに交換してインチアップやインチダウンといったカスタムを行っている場合、上記の標準サイズとは異なるタイヤが装着されている可能性があります。その場合は、現在装着されているホイールに適合するサイズのタイヤを選ぶ必要があります。適合サイズが不明な場合は、自己判断せずに、タイヤやホイールを購入した店舗、または信頼できる専門店に相談することを強くお勧めします。

タイヤの交換 時期と寿命のサイン

タイヤの交換 時期と寿命のサイン

タイヤは自動車が唯一、路面と接している極めて重要な保安部品です。安全で快適なドライブを維持するためには、法律で定められた基準を遵守するだけでなく、タイヤの性能が低下する前兆を早期に察知し、適切な時期に交換することが不可欠です。交換時期を見極めるための主なサインは、「溝の深さ」「使用期間と走行距離」「外観の状態」の3つです。

溝の深さ:スリップサインは使用限界の最終警告

タイヤの溝(トレッドグルーブ)は、雨天時に路面の水を排出し、タイヤのグリップを確保するという重要な役割を担っています。この溝の深さは、道路運送車両法によって残り1.6mm以上であることが義務付けられています。(出典:国土交通省「自動車の点検及び整備に関する手引」
タイヤの溝の底には「スリップサイン」と呼ばれる、高さ1.6mmのゴムの盛り上がりが数カ所設けられています。タイヤが摩耗し、このスリップサインがトレッド面と同じ高さで現れた状態は、法的な使用限界に達したことを示す最終警告です。この状態で走行を続けると、整備不良として交通違反の対象となるだけでなく、特に雨の日にはタイヤと路面の間の水膜を除去できなくなり、ハンドルやブレーキが効かなくなる「ハイドロプレーニング現象」を誘発し、極めて危険です。

使用年数と走行距離:目に見えにくい性能劣化

たとえ溝が十分に深く残っていたとしても、タイヤはゴムを主成分とする製品であるため、時間の経過とともに自然に劣化が進行します。タイヤメーカー各社は、一般的に使用開始から3〜5年、または積算走行距離30,000kmを交換の一つの目安として推奨しています。目には見えにくいですが、ゴムが硬化すると、乗り心地が悪化するだけでなく、路面を掴む力が弱まりブレーキ性能が低下したり、燃費が悪化したりする原因となります。

ひび割れや傷:バーストにつながる危険なサイン

タイヤの側面(サイドウォール)や溝の底に、細かい無数のひび割れ(クラック)が発生している場合も、交換が必要な危険なサインです。これは主に紫外線や熱、オゾンの影響によってゴムが劣化し、柔軟性を失っている証拠です。最初は小さなひび割れでも、放置すると徐々に深く、大きくなり、最終的には走行中の負荷に耐えきれず、タイヤが突然破裂する「バースト」という重大な事故につながる危険性があります。

これらのサインは、給油時や洗車時など、日常的な点検の際に少し気をつけて見ることで確認できます。特に、以前と比べて雨の日の走行で滑りやすくなった、あるいは乗り心地が硬くなったと感じたら、溝が残っていても早めにタイヤ専門店でプロによる点検を受けることを強くおすすめします。

プラドのタイヤ交換費用を抑える方法

プラドのタイヤ交換費用を抑える方法
  • 265/65r17のおすすめタイヤ
  • 19インチ・265/55r19の選択肢
  • 自分で行うタイヤ交換の手順
  • ジャッキ・ジャッキポイント・高さ・トルク

265/65r17のおすすめタイヤ

265/65r17のおすすめタイヤ

ランドクルーザープラドの多くのグレードで標準装備されている「265/65R17」は、市場での流通量が最も多く、サマータイヤからスタッドレスタイヤ、そしてオフロードタイヤまで、非常に選択肢が豊富なサイズです。費用を賢く抑えつつ、プラドの魅力をさらに引き出す満足度の高いタイヤを選ぶには、どのようなものがおすすめなのでしょうか。

費用対効果とカスタム要素を両立する選択肢として特に人気が高いのが、YOKOHAMA(ヨコハマ)の「GEOLANDAR A/T G015(ジオランダー エイティ G015)」に代表される、オールテレーンタイヤ(A/Tタイヤ)です。

おすすめの理由:スタイルと実用性の両立

  • 力強いエクステリアの実現:ショルダー部まで回り込んだゴツゴツとしたトレッドパターン(溝の模様)が、プラドの持つ本格SUVらしいスタイリングを一層引き立て、ノーマルの状態とは一味違う力強い印象を与えます。ドレスアップ効果を求めるユーザーから高い支持を得ています。
  • 優れた耐久性と長寿命:オールテレーンタイヤは、舗装路(オンロード)から未舗装路(オフロード)までの幅広い路面状況に対応できるよう、頑丈な構造で作られています。そのため、一般的なサマータイヤと比較して摩耗に強く、長持ちする傾向があり、結果的に長期的なコストパフォーマンスに優れる場合があります。
  • 多様な路面への高い対応力:キャンプ場の砂利道や河川敷の未舗装路、突然の降雪があった際の浅い雪道など、日常からレジャーシーンまで、多様な路面で安定した走行性能を発揮します。

実際にこの「GEOLANDAR A/T G015」に交換したユーザーの事例では、タイヤ4本と交換工賃を合わせて総額約11万5,000円となっています。純正タイヤからの交換で見た目のカスタム効果も得られ、かつ実用性・耐久性も高いことから、非常に人気のある選択肢です。

オールテレーンタイヤの注意点 非常に便利なオールテレーンタイヤですが、万能ではありません。特に、圧雪路や凍結した路面(アイスバーン)では、専用設計されたスタッドレスタイヤほどのグリップ性能は発揮できません。「M+S(マッド&スノー)」規格を満たしていても、過信は禁物です。本格的な降雪地域や、日常的に路面凍結の可能性がある地域にお住まいの場合は、冬場は必ずスタッドレスタイヤに履き替えるようにしてください。安全が最優先です。

19インチ・265/55R19の選択肢

19インチ・265/55R19の選択肢

ランドクルーザープラドの最上級グレード「TZ-G」に標準装備される「265/55R19」サイズは、19インチという大口径ホイールと組み合わされ、非常にスタイリッシュで迫力のある外観を演出します。しかしその一方で、他のサイズと比較してタイヤの選択肢が少なく、価格も高くなるという側面を持っています。

サマータイヤの選択肢も限られますが、特に悩ましいのが冬用のスタッドレスタイヤ選びです。このサイズに対応するスタッドレスタイヤは、主要メーカーでも数種類に限定されており、性能と価格のバランスを慎重に考える必要があります。

プラドのような重量級SUVに対応する、このサイズの代表的なスタッドレスタイヤとしては、以下のようなモデルが挙げられます。

265/55R19サイズの代表的なスタッドレスタイヤ

  • DUNLOP(ダンロップ)「WINTER MAXX SJ8+」:ナノ凹凸ゴムが氷上の水膜を素早く除去し、密着性を高めることで優れた氷上性能を発揮します。
  • BRIDGESTONE(ブリヂストン)「BLIZZAK DM-V3」:独自の「アクティブ発泡ゴム2」が氷上の水膜を効果的に除去し、高い氷上ブレーキ性能とコーナリング性能を実現します。

これらの高性能スタッドレスタイヤは、氷上性能や雪上性能に優れており、プラドのような重い車でも冬道を安定して走行することを可能にします。しかし、その価格は1本あたり38,000円前後からとなり、4本セットのタイヤ代だけで15万円を超えます。これに交換工賃を加えると、冬タイヤの準備だけで総額20万円近くになることも覚悟しなければなりません。

費用を抑える賢い選択肢「インチダウン」 もし冬場のタイヤ費用を少しでも抑えたいのであれば、「インチダウン」という手法が非常に有効です。これは、冬の間だけ、現在装着している19インチのホイールから、より径の小さい17インチや18インチのホイールに交換し、そのホイールに合ったスタッドレスタイヤを装着する方法です。一般的にタイヤはインチサイズが小さくなるほど価格が安くなるため、ホイールの初期投資はかかりますが、タイヤ本体の価格を大幅に下げることが可能です。2回目以降のタイヤ交換からはタイヤ代のみで済むため、長期的に見れば大きな節約につながります。

自分で行うタイヤ交換の手順

自分で行うタイヤ交換の手順

タイヤ交換にかかる工賃を節約する最も直接的な方法は、自分で作業を行う、いわゆるDIY(Do It Yourself)です。特に、すでにホイールに組まれているタイヤ(夏タイヤセット⇔冬タイヤセット)を車両に取り付けたり外したりする「履き替え」作業であれば、適切な工具と正しい知識、そして安全への配慮があれば、オーナー自身で挑戦することが可能です。

ただし、ここで明確に区別しておくべきなのは、タイヤのゴム部分をホイールに組み込んだり外したりする「組替え」作業は、専用の大型機械(タイヤチェンジャー)や専門技術が必要なため、個人で行うことは事実上不可能であり、必ず専門業者に依頼する必要があるという点です。

ホイール付きタイヤの履き替え基本手順

これから説明する手順は、あくまで一般的な流れです。作業前には必ず、ご自身の車の取扱説明書を熟読し、指定された手順や数値を確認してくださいね。

  1. 安全な場所の確保:作業は必ず、硬く平坦で傾斜のない安全な場所(コンクリート敷きのガレージなど)で行います。AT車はシフトレバーを「P」、MT車は「1速」または「R」に入れ、パーキングブレーキを確実にかけます。念のため、交換するタイヤの対角線上にあるタイヤに輪留めをかけて車が動かないように固定します。
  2. ナットを緩める:車載工具や十字レンチを使い、ジャッキアップする前に、交換するタイヤのホイールナットを少しだけ(半回転程度)緩めておきます。この時点では完全に外しません。
  3. ジャッキアップ:車両の指定されたジャッキアップポイントにジャッキを正確に当て、タイヤが地面から2~3cmほど浮くまで、ゆっくりと車体を持ち上げます。
  4. タイヤの取り外し:緩めておいたナットを全て外し、タイヤを車両から取り外します。プラドのタイヤは非常に重いので、腰を痛めないよう注意し、両手でしっかりと支えてください。
  5. 新しいタイヤの取り付け:交換するタイヤをハブボルトに合わせて取り付け、ホイールナットを手で回せるところまで仮締めします。
  6. ジャッキダウン:ゆっくりとジャッキを下げて、車体を完全に着地させます。
  7. 本締め:トルクレンチを使用し、車両指定の規定トルクでホイールナットを対角線上の順に締め付けます。

【警告】安全は何よりも優先されます タイヤ交換作業は、手順を一つでも誤ると、ジャッキが外れて車体が落下したり、走行中にタイヤが外れたりするなど、生命に関わる重大な事故につながる可能性があります。作業に少しでも不安を感じる方や、適切な工具を持っていない方は、決して無理をせず、信頼できるプロの業者に作業を依頼してください。数千円の工賃を節約するために、取り返しのつかない事態を招くことは絶対に避けなければなりません。

ジャッキ・ジャッキポイント・高さ・トルク

ジャッキ・ジャッキポイント・高さ・トルク

自分でタイヤ交換を行う上で、特に安全を確保するために絶対に守らなければならない、いくつかの重要な技術的ポイントが存在します。ランドクルーザープラドのような3トン近い重量を持つ車両では、これらの確認を怠ることが即、大事故につながるため、細心の注意が必要です。

ジャッキとジャッキポイント:車両を支える生命線

車体を安全に持ち上げるためには、まず車両の総重量に対応できる能力を持ったジャッキが必須です。プラドの場合、最低でも2トン以上の耐荷重を持つフロアジャッキの使用を強く推奨します。車載されているパンタグラフジャッキは、あくまで緊急用と考えるべきです。
そして、ジャッキをかける場所は「ジャッキアップポイント」と呼ばれ、車両のフレーム部分に補強が施された指定の箇所があります。このポイントは、車の取扱説明書に必ず図解で示されています。指定された箇所以外にジャッキをかけると、フロアパネルやサイドシルが変形・損傷するだけでなく、最悪の場合、ジャッキが安定せず車体が落下する致命的な事故を引き起こす危険があります。

高さ:必要最小限に留める

車体をジャッキアップする際の高さは、交換するタイヤが地面から2~3センチ浮く程度の必要最小限に留めるのが安全の鉄則です。必要以上に高く上げてしまうと、車体の重心が高くなり不安定な状態になるため、少しの揺れでもジャッキが外れるリスクが増大します。

トルク:安全走行の最終的な担保

DIYでのタイヤ交換において、最も重要かつ見落とされがちなのが、ホイールナットを締め付ける力、すなわち「トルク」の管理です。このトルク管理を正確に行うために、「トルクレンチ」という専用工具が絶対に必要です。
ナットの締め付けが弱すぎると、走行中の振動で徐々に緩み、最終的にはタイヤが脱落するという、想像を絶する大事故の原因となります。逆に、締め付けが強すぎると、ハブボルトに過大な負荷がかかり、金属疲労によって折損してしまう危険があります。
ランドクルーザープラドのホイールナットの規定締め付けトルクは「112 N·m(ニュートンメートル)」です。必ずトルクレンチをこの数値に設定し、カチッという音と手応えがあるまで均等に締め付けてください。

トルクレンチは、カー用品店やインターネット通販で数千円から購入できます。自分の、そして同乗者の命を守るための重要な安全投資と考え、必ず用意するようにしましょう。DIY作業後は、100km程度走行した後に、再度トルクレンチでナットに緩みがないかを確認する「増し締め」を行うと、より万全です。

プラドタイヤ交換のおすすめ店舗

安心のおすすめタイヤ販売ってどこ?

安心で評判の良いところを紹介しますね!

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プラドのタイヤ交換費用まとめ

  • プラドのタイヤ交換費用はタイヤ本体価格と工賃の合計で10万円から30万円以上が一般的な目安
  • 主な費用の内訳はタイヤ本体代、交換工賃、ホイールバランス調整費、廃タイヤ処分費などが中心
  • 依頼する業者によって工賃は異なりディーラーは高め、カー用品店やタイヤ専門店は比較的安い傾向がある
  • オートバックスでの交換はタイヤ本体価格に加えて1万5千円前後の工賃諸費用が目安
  • 人気のミシュランタイヤはインターネット通販などを利用すれば4本で6万円台から購入可能
  • 純正タイヤは車両とのマッチングが保証される最高の安心感があるが価格は高めになることが多い
  • プラド150系はグレードにより17インチ、18インチ、19インチと複数の純正サイズが存在するため事前の確認が必須
  • タイヤの交換時期はスリップサインが出る溝の深さ1.6mm、使用開始から3~5年、外観のひび割れなどで総合的に判断する
  • 費用を抑える最も効果的な方法はネットで安くタイヤを購入し工賃の安い専門店に持ち込みで交換を依頼すること
  • 定番サイズの265/65R17はオールテレーンタイヤが人気でスタイルと実用性を両立できる
  • 19インチサイズはタイヤの選択肢が少なく価格も高くなるため冬用にはインチダウンも有効な選択肢
  • ホイール付きタイヤの履き替えであれば自分での交換も可能だが安全には最大限の注意が必要
  • DIYでの交換には車両重量に対応したジャッキと正確なトルク管理のためのトルクレンチが絶対に必要
  • ジャッキは必ず取扱説明書で指定された頑丈なジャッキアップポイントにかける
  • ホイールナットの締め付けは規定トルクをトルクレンチで厳守することが安全走行の絶対条件
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