スズキ ジムニーの象徴ともいえる、車体後部に堂々と鎮座する背面スペアタイヤ。このアイコニックなパーツは、ジムニーの個性を決定づける重要なキャンバスです。だからこそ、「この部分をおしゃれにカスタムしたい」と考えるオーナーは後を絶ちません。市場を見渡せば、その需要に応えるように多種多様なスペアタイヤカバーが溢れており、いざ選ぶとなるとどれが自分の愛車に最適なのか迷ってしまいますよね。
定番として根強い人気のアイテムから、車体との完璧な一体感が魅力のハード純正カバー、そして見る人の心を和ませるようなかわいいデザインのものまで、その選択肢はまさに無限大です。さらに、パタゴニアやノースフェイスといった、ジムニーの持つ世界観と親和性の高いアウトドアブランドのステッカーを使い、自分だけのオリジナルカバーを創り上げるという奥深い楽しみ方もあります。
しかしその一方で、選び方を一つ間違えると、全体のコーディネートを崩し、少しダサい印象を与えてしまう可能性も否定できません。この記事では、思わず二度見してしまう猫デザインのようなユニークなものも含め、ジムニーのスペアタイヤカバーをおしゃれに、そして後悔なく彩るための選び方から具体的なカスタム方法まで、あらゆる情報を網羅的に、そして深く掘り下げて解説していきます。
- 【種類別】人気スペアタイヤカバーの具体的な製品と詳細な特徴
- 【失敗しない】ジムニーのスタイルを格上げするおしゃれなカバーの選び方
- 【DIY】ステッカーなどを活用したオリジナルカスタム術と注意点
- 【上級編】カバーを装着しないワイルドなスタイルや実用的なカスタムアイデア
ジムニーのスペアタイヤカバーをおしゃれに見せる選び方

- 今人気のスペアタイヤカバーを紹介
- ハード純正カバーで統一感を出す
- かわいいデザインで差をつける
- ダサいと思われないためのポイント
- カバーを外してワイルド感を演出
今人気のスペアタイヤカバーを紹介

ジムニーのスペアタイヤカバー市場は活況を呈しており、単なる保護具としてだけでなく、自己表現のツールとしてデザイン性と高い機能性を両立した製品に人気が集中しています。製品は、タイヤ全体をすっぽりと覆う「フルカバータイプ」と、ホイールデザインを隠す「ハーフカバータイプ」に大別されます。素材も様々で、デザインの自由度が高いビニールレザー製の「ソフトタイプ」から、堅牢で高級感のあるABS樹脂などで作られた「ハードタイプ」まで、用途や好みに応じて選ぶことができます。
ここでは、数ある製品の中から特に評価が高く、多くのジムニーオーナーに選ばれている代表的な商品を、その特徴とともに詳しくご紹介します。
WouND製 ハードカバー
ABS樹脂製の頑丈なシェルと、表面に施されたPUレザーの組み合わせが特徴的な、デザイン性の高いハードカバーです。立体感のある造形と、しっとりとした高級感のある質感が魅力で、ジムニーのリアビューを一層スタイリッシュに、そして精悍に引き締めてくれます。ブラックやシルバーといった定番色だけでなく、グリーンやグレーなど、ジムニーのボディカラーに合わせた多彩なカラーバリエーションが用意されている点も、人気の大きな理由です。取り付けも比較的容易で、DIY初心者でも安心して装着できると評価されています。

K-PRO製 イラストタイプカバー
ジムニーを知り尽くした専門店「Kプロダクツ」が展開する、遊び心に満ちたイラストが目を引くソフトカバーシリーズです。「親子かば」や「キャンパー」、「フィッシャーマン」といった、ジムニーと共に楽しむアウトドアライフを想起させるユニークなデザインが豊富に揃っています。単なる移動の道具としてだけでなく、相棒としてジムニーを愛するオーナーたちの心を掴んで離しません。自分だけの趣味やライフスタイルをアピールし、個性を表現したい方に最適な選択肢と言えるでしょう。
セイワ(SEIWA)製 コーデュラ®ファブリックカバー
カー用品の老舗メーカーであるセイワが手掛ける、質実剛健なソフトカバーです。最大の特徴は、アウトドアウェアや高耐久性が求められるバッグなどに使用される高機能素材「コーデュラ®ファブリック」を全面的に採用している点です。一般的なビニールレザーに比べ、CORDURA®公式サイトで紹介されているように、引裂、摩擦、摩耗に対する優れた耐久性を誇ります。防水性も高く、紫外線や泥汚れなど過酷な環境からスペアタイヤを確実に保護します。ブランドロゴが控えめに配されたシンプルなデザインは、どんなカスタムスタイルのジムニーにも自然に溶け込みます。

MONSTER SPORT(モンスタースポーツ)製 カバー
スズキ車のチューニングパーツメーカーとして名高いモンスタースポーツの製品は、モータースポーツの知見が活かされた機能美が魅力です。幾何学模様の「グラベル」や「スクエア」といったデザインは、スポーティでありながらも洗練された印象を与えます。デザイン性だけでなく、素材や縫製にもこだわって作られており、長期間の使用にも耐えうる高い品質を誇ります。走りを意識したカスタムを施しているジムニーには特におすすめのブランドです。
最近はAmazonや楽天市場といった大手オンラインストアで、膨大な数のカバーが販売されています。実際に購入したユーザーのレビューは、写真だけではわからない質感や耐久性を知る上で非常に参考になります。時間をかけてじっくり比較検討し、自分のジムニーにぴったりの一品を見つけるのもカスタムの醍醐味ですよ。

ハード純正カバーで統一感を出す

スズキがジムニー専用に開発したメーカー純正アクセサリーのスペアタイヤカバーは、他の追随を許さない品質の高さと、まるで元からそうであったかのような車体との完璧な一体感が最大の魅力です。特に、力強いサイのイラストがヘアライン調で描かれたハードタイプのカバーは、新型ジムニーが持つタフで無骨なデザインコンセプトと見事に調和し、リアビューの完成度を格段に高めます。
純正カバーのメリット
純正品を選ぶ最大の利点は、設計段階から実車を用いて開発されているため、フィッティングが寸分の狂いもなく完璧であることです。社外品で時折見られる「少しサイズが合わない」「隙間ができてしまう」といった心配は一切ありません。メーカーの厳しい品質基準をクリアしているため、耐久性や耐候性も折り紙付きです。また、新車購入時にディーラーで注文すれば、専門のメカニックが確実に取り付けてくれるため、納車されたその日から完成されたスタイルを安心して楽しむことができます。
デザインのバリエーションは社外品に比べて限定されますが、「カスタムパーツはやはり純正品が一番安心できる」という方や、奇をてらわず、車全体の統一感を何よりも重視する方にとっては、これ以上ない最適な選択肢となります。細部の質感や塗装のクオリティにも徹底的にこだわって作られているため、所有満足度は非常に高いでしょう。(参照:スズキ株式会社 ジムニー公式サイト アクセサリーページ)
純正カバーの注意点
デメリットとしては、やはり社外品に比べて価格設定が高めである点が挙げられます。また、デザインの選択肢が数種類に限られるため、他のジムニーと被りやすいという側面もあります。オリジナリティや個性的なカスタムを追求したい場合は、少し物足りなさを感じるかもしれません。
ジムニーとシエラでのサイズ違いに注意
純正カバーを選ぶ際には、ジムニー(JB64W)とジムニーシエラ(JB74W)では標準のタイヤサイズが異なる点に注意が必要です。ジムニーは「175/80R16」、シエラは「195/80R15」が標準タイヤです。純正カバーもそれぞれのサイズ専用に設計されているため、購入時には必ず自分の車種に適合するものかを確認しましょう。
かわいいデザインで差をつける

ジムニーのカスタムというと、「無骨」「ワイルド」「ミリタリー」といった力強い方向性が主流ですが、その固定観念を覆すかわいいデザインのスペアタイヤカバーを選ぶことで、全く新しい魅力を引き出すことができます。愛嬌のあるデザインは、車全体の印象を柔らかくし、街中でも目を引く親しみやすい雰囲気を演出してくれるでしょう。
特に女性オーナーを中心に、個性を表現するアイテムとして人気を集めています。
キャラクターデザイン
公式ライセンスを取得して販売されている製品もあり、中でも世界中で愛されるキャラクター「スヌーピー」がデザインされたカバーは特に人気があります。お気に入りのキャラクターをリアビューの主役にすることで、信号待ちなどで後続車のドライバーも思わず笑顔になるかもしれません。自分の「好き」をアピールできる、最も分かりやすい方法の一つです。

動物・生き物デザイン
動物をモチーフにしたデザインは、そのバリエーションの豊かさが魅力です。前述したK-PROの「かば」シリーズや、カスタムパーツメーカーKLCが手掛ける「コアラ」「ドッグ」といった、デフォルメされた動物イラストは非常に人気があります。自分の好きな動物や、飼っているペットにちなんだデザインを選ぶことで、より一層愛車への愛着が深まるでしょう。

オリジナルイラスト系
特定のキャラクターや動物ではなく、独自のイラストで世界観を表現するカバーも増えています。ショウワガレージやGARAGE LEAPといったメーカーからは、キャンプ(焚き火)や釣り、山登りといった、ジムニーと親和性の高いアウトドアシーンをおしゃれなイラストで切り取ったカバーが多数リリースされています。また、ジムニーのフロントグリルを模した「ジムニーの顔」デザインなど、ユニークな視点から生まれた商品も存在し、オーナーの遊び心をくすぐります。

これらのカバーは、デザインの自由度が高いソフトタイプの製品に特に豊富なラインナップが見られます。愛車に少し「ゆるさ」や「かわいさ」といったエッセンスを加えたい方は、宝探しをする気分で探してみることをお勧めします。
ダサいと思われないためのポイント

せっかく時間とお金をかけてカスタムするのですから、誰が見ても「センスが良い」「おしゃれ」と思われるスタイルを目指したいものです。しかし、スペアタイヤカバーは面積が大きく目立つパーツなだけに、選び方を間違えると悪目立ちしてしまい、「ダサい」という不本意な印象を与えかねません。
失敗を避けるために最も重要なのは、カバー単体で判断するのではなく、車全体のテーマやカラーリングとの調和を常に意識することです。ここでは、具体的なチェックポイントをOK例とNG例で比較してみましょう。
チェックポイント | OK例:おしゃれに見せるコツ | 注意したいNG例 |
---|---|---|
カラーコーディネート | ボディカラーやホイールの色とトーンを合わせる(統一感)。あるいは、ドアミラーカバーなど他の小物と色を合わせた、計算された「差し色」として効果的に使う。 | 車体の色と全く調和しない、唐突で奇抜すぎる色(例:アースカラーの車体に蛍光色など)。まとまりのない多色使いで散らかった印象を与える。 |
デザインの品質 | ベクターデータから作られたような、解像度が高く、線がくっきりとしたデザイン。生地の質感に合った、高品質なプリントが施されている。 | インターネット上の画像を無理に引き伸ばしたような、画質が荒くピクセルが見えるデザイン。安っぽい印象を与えるフリー素材のようなフォントやイラスト。 |
素材の質感 | 適度な厚みとハリのある高耐久な生地(コーデュラ®など)。または、均一な塗装が施された、厚みのあるしっかりとしたABS樹脂。 | すぐにシワが寄ってしまう薄くてペラペラなビニール素材。数ヶ月で色褪せやひび割れが起きそうな、UV対策がされていない安価な生地。 |
テーマの一貫性 | レトロ、ミリタリー、レーシー、シンプルモダンなど、ホイールやグリル、ステッカーなど、他のカスタムパーツと方向性が一致している。 | レーシーなカスタムなのに、かわいいキャラクターのカバーを付けるなど、車のスタイルと全く関係のない、脈絡のないチグハグなデザイン。 |
安価すぎる製品には要注意
特に海外のECサイトやフリマアプリでは、驚くほど安価な製品が見受けられます。しかし、そうした製品は耐久性を考慮せずに作られていることが多く、「すぐに色褪せてしまった」「縫製が甘く、走行中に破れてしまった」「ゴムが伸びてすぐにフィットしなくなった」といったトラブルが後を絶ちません。購入の際は価格だけで判断せず、信頼できる国内メーカーの製品か、複数の購入者レビューを熟読し、品質をしっかり見極めることが、結果的に満足度の高い買い物に繋がります。
カバーを外してワイルド感を演出

ここまではカバーを「取り付ける」カスタムを紹介してきましたが、その逆転の発想として、あえてカバーを一切付けずにスペアタイヤを剥き出しにするという、ワイルドで硬派なスタイルも根強い人気を誇ります。これは、スペアタイヤ自体を取り外す「スペアレス」とは異なり、機能性を維持したまま、よりラギッドな雰囲気を強調する手法です。
このカスタムの最大の魅力は、タイヤそのものが持つゴツゴツとしたトレッドパターンや、オーナーがこだわって選んだホイールのデザインを、リアビューの主役として直接見せつけられる点にあります。特に、泥濘地での走破性を高めるマッドテレーンタイヤや、力強いデザインの社外アルミホイールを装着している場合、その効果は絶大です。タイヤ側面のホワイトレター(白いブランドロゴや製品名)も、スタイルを際立たせる絶好のアクセントになります。
ホイールを表向きに装着して魅力を最大化する
日本の軽自動車規格に合わせて設計されているジムニー(JB64など)は、車体の全長を規定内に収めるため、純正状態では背面タイヤが裏向き(ホイールの裏面が外側)に装着されています。このままではせっかくのホイールデザインが見えません。そこで、社外品として販売されているスペアタイヤ移動ブラケットを使用し、タイヤを表向きに付け替えることで、ホイールデザインを存分にアピールできるようになります。走行用の4本と背面用の1本、合計5本のタイヤとホイールを同じデザインで揃えれば、どこから見ても隙のない、統一感に満ちた力強いリアビューが完成します。
タイヤの劣化と車検に関する重要な注意点
カバーをしない場合、スペアタイヤは常に紫外線や雨風に直接晒されることになります。ご存知の通り、タイヤの主成分であるゴムは紫外線によって劣化が促進されるため、カバーをしている場合に比べてタイヤの寿命が短くなる可能性があります。ひび割れなどを防ぐためにも、定期的にタイヤ保護剤を塗布するなどのメンテナンスを心掛けることが大切です。
また、軽ジムニーでホイールを表向きにするブラケットを装着する際は、車検の問題に注意が必要です。全国軽自動車協会連合会の定める規格では、軽自動車の全長は3.4m以下と厳密に規定されています。製品によっては、この全長を超えてしまい、そのままでは車検に通らない場合があります。購入前には必ず製品仕様を確認し、「車検対応」と明記された製品を選ぶように細心の注意を払いましょう。
ジムニーのスペアタイヤカバーおしゃれなカスタム術

- ステッカーでオリジナルカバーを作る
- 猫モチーフのデザインで個性を出す
- パタゴニアのステッカーを貼るコツ
- ノースフェイスのロゴもおすすめ
- 価格帯で見るおすすめのカバー
- ジムニーのスペアタイヤカバーをおしゃれに楽しもう
ステッカーでオリジナルカバーを作る

「市販されているカバーには、どうしても自分のイメージに合うデザインがない」「他の誰とも被らない、世界に一つだけのカバーが欲しい」——。そんな強いこだわりを持つ方には、ステッカーを使ったオリジナルカスタムが最もおすすめです。専門的な知識や工具を必要とせず、比較的安価で手軽に始められる点が大きな魅力です。
カスタムのベースとして最適なのは、純正のハーフカバーや、社外品の無地ソフトカバーです。これらを真っ白なキャンバスに見立て、自分の好きなブランドロゴや、お気に入りのデザインのステッカーを自由に貼り付けていくことで、無限の可能性が広がります。

ステッカー選びで失敗しないためのポイント
スペアタイヤカバーは常に風雨や紫外線に晒される過酷な環境にあるため、貼り付けるステッカーは必ず耐水性・耐候性に優れた屋外用の高品質なものを選びましょう。特に、デザインの輪郭に沿ってカットされた「カッティングシート」タイプのステッカーは、ロゴやイラストだけがくっきりと浮かび上がり、プロが仕上げたような美しい見栄えになります。最近では、個人でも1枚から高品質なオリジナルステッカーをオンラインで作成できるサービスも充実しており、選択肢はさらに広がっています。
初心者でも簡単!きれいに貼るための4ステップ
- ベースの選択:まずは土台となるカバーを決めます。凹凸の少ないシンプルなものが作業しやすいでしょう。
- 徹底的な清掃と脱脂:ステッカーを貼る前に、カバーの表面をシリコンオフやパーツクリーナーなどで丁寧に拭き、油分やホコリを完全に取り除きます。この工程が、ステッカーの密着度と寿命を大きく左右します。
- 位置決めと貼り付け:霧吹きでカバーとステッカーの粘着面に少量の水を吹き付けてから貼ると、位置の微調整が容易になり、気泡が格段に入りにくくなります。マスキングテープで仮止めし、全体のバランスを確認してから作業を始めましょう。
- 圧着と乾燥:位置が決まったら、スキージー(ヘラ)や柔らかい布を使い、ステッカーの中心から外側に向かって、水と空気を押し出すようにしっかりと圧着させます。その後、完全に乾燥するまで待ちましょう。
この方法なら、低コストでありながら、自分のセンスを最大限に発揮した、誰にも真似できないオリジナルのスペアタイヤカバーが手に入ります。季節や気分、あるいはキャンプなどのイベントに合わせてステッカーを貼り替えるといった、発展的な楽しみ方ができるのも魅力です。
猫モチーフのデザインで個性を出す

数えきれないほどのデザインが存在するスペアタイヤカバーの中でも、見る人の心を和ませる独特の魅力で、根強い人気を誇るのが猫をモチーフにしたデザインです。ジムニーが持つ本来の力強くラギッドなイメージと、猫の持つ愛らしくしなやかなイメージ。この絶妙な「ギャップ」が、他にはないユニークな個性を生み出し、オーナーのセンスを際立たせます。
市販品を探してみると、例えば「トビート猫」や「猫の飼主 心電図」といったユニークなキーワードで、愛猫家たちの心をくすぐるデザインのカバーが見つかることがあります。シンプルなシルエットでさりげなくアピールするものから、リアルなイラスト調で存在感を放つものまで、その表現方法は様々です。
もし市販品の中に理想のデザインが見つからなくても、諦める必要はありません。前述したステッカーカスタムがここでも大いに役立ちます。愛車のリアゲートで気持ちよさそうにくつろぐ猫のシルエットや、ワンポイントでかわいい肉球マークのステッカーなどを貼るだけで、世界で一つのオリジナル「猫カバー」が驚くほど簡単に完成します。
ひとこと
私のおすすめは、自分の飼っている猫の写真を元に、シルエット風のオリジナルステッカーを作って貼ることです!ドライブがもっと楽しくなりますし、特別な愛着が湧いて、今まで以上に車を大切にするようになりますよ。
特に猫好きのジムニーオーナーの方は、ぜひ愛車に猫モチーフを取り入れてみてください。信号待ちで後ろについたドライバーに、束の間の癒やしを提供できるかもしれません。

パタゴニアのステッカーを貼るコツ

アウトドアブランドのステッカーを使ったカスタムは、ジムニーオーナーにとって王道とも言える手法ですが、その中でも特に人気が高いのがパタゴニア(Patagonia)です。アンデス山脈のフィッツロイを象った洗練されたロゴデザインと、環境保護を掲げるそのブランドイメージが、自然の中へと分け入っていくジムニーの持つ世界観と完璧にシンクロします。
ただ漫然とパタゴニアのステッカーを貼るだけではなく、いくつかのコツを押さえることで、その魅力を最大限に引き出し、よりおしゃれに見せることができます。
緻密な計算に基づく配置のバランス
定番とされるのは、純正ハーフカバーの上部アーチと下部アーチに、半円状のロゴステッカーを配置する方法です。これは安定感のある美しいレイアウトですが、一歩進んで、あえてロゴを中心から少し右や左にずらしてアシンメトリー(非対称)に貼ったり、サイズの異なる複数のステッカーをリズミカルに配置したりすると、ぐっとこなれた上級者のような印象になります。
車体全体を俯瞰したカラーの選択
パタゴニアのステッカーは、驚くほどカラーバリエーションが豊富です。ステッカーを選ぶ際は、カバーの色だけでなく、車のボディカラーやホイール、その他のカスタムパーツとの相性を総合的に考えましょう。白や黒のステッカーでモノトーンに徹し、シンプルで大人っぽいスタイルにまとめるのも良いですし、あえてカラフルなステッカーを一点投入し、遊び心のあるアクセントとして効かせるのも高度なテクニックです。
ステッカーの入手方法と注意点
パタゴニアのステッカーは、全国の直営店や公式オンラインストアで正規に購入することができます。また、Tシャツやジャケットなどのウェアを購入した際に、ノベルティとして付属してくることもあります。近年、フリマアプリなどで非公式に売買されるケースも増えていますが、残念ながら偽物も多く出回っているのが実情です。ブランドへの敬意と、確かな品質を手に入れるためにも、必ず正規のルートで入手することを強くおすすめします。
ノースフェイスのロゴもおすすめ

パタゴニアと双璧をなす存在として、ジムニーカスタムの世界で絶大な人気を誇るのがザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)です。ヨセミテ国立公園のハーフドームをモチーフにした、シンプルでありながら一度見たら忘れられない強力なブランドロゴは、どんなカスタムスタイルにも違和感なく溶け込む、驚異的な万能さが最大の魅力です。
ノースフェイスのステッカーの中でも、特にジムニーオーナーから支持されているのが背景のないカッティングタイプの製品です。これにより、ロゴのデザイン部分だけがカバー表面に残り、まるで純正プリントのような、非常にスタイリッシュでクリーンな仕上がりになります。定番の白や黒のモノトーンカラーは鉄板ですが、ブランドのイメージカラーである赤や黄色のロゴも、カスタムのアクセントとして非常に効果的です。
パタゴニアと同様に、ただ貼るだけでなく、貼る位置や大きさを工夫することで、オーナーのセンスが光るオリジナリティを演出できます。例えば、スペアタイヤカバーに貼ったロゴと同じカラー・サイズのステッカーを、リアウィンドウの隅やボディサイドにもさりげなく配置することで、車全体に統一感のあるテーマが生まれ、カスタムの完成度が飛躍的に高まります。
ジムニーと本格アウトドアブランドとの親和性は、他の車種の追随を許しません。自分が愛用している、あるいは憧れているブランドのロゴを愛車に取り入れて、自身のライフスタイルを雄弁に物語るカスタムを楽しんでみてはいかがでしょうか。
価格帯で見るおすすめのカバー

スペアタイヤカバーは、数千円で手に入るものから数万円もするものまで、その価格は実に様々です。価格の違いは、主に素材の品質、デザインの複雑さ、ブランドの価値、そして製造工程の複雑さによって生まれます。ここでは、予算に応じて後悔のない製品選びができるよう、価格帯ごとの特徴とおすすめのタイプを具体例を交えながらまとめました。
価格帯 | 主なタイプと具体例 | 詳細な特徴 | こんなユーザーにおすすめ |
---|---|---|---|
~5,000円(エントリー) | ビニールレザー製ソフトカバー(無地・シンプルデザイン) 例:BONFORM製、WeBirth製など | 最も手頃な価格帯で、カスタムの第一歩として気軽に試せます。スペアタイヤを雨や紫外線から保護するという基本的な機能は備えていますが、高価格帯の製品に比べると生地が薄く、長期的な耐久性では劣る場合があります。 | とにかく初期コストを抑えたい方、消耗品と割り切って使える方、ステッカーカスタムのベースとして安価なカバーを探している方。 |
5,000円~15,000円(ミドルレンジ) | イラスト入りソフトカバー、一部のハードカバー 例:K-PRO製、セイワ製、MONSTER SPORT製、WouND製など | デザイン、品質、価格のバランスが最も良い、いわば「売れ筋」の価格帯です。デザインの選択肢が最も豊富で、人気メーカーのこだわりの製品の多くがここに属します。コーデュラ®のような高耐久素材を使ったものも増えてきます。 | デザイン性にはこだわりたいが、価格も重視したい方。品質と価格のバランスが取れた、コストパフォーマンスの高い製品を求める方。 |
15,000円~(ハイエンド) | 高品質ハードカバー、純正アクセサリー 例:スズキ純正品、高品質なABS一体型カバーなど | ABS樹脂の一体成型や、ボディ同色塗装が施された高品質なハードカバーが中心です。塗装の質、細部の造形、フィッティング精度など、あらゆる面で高いクオリティを誇ります。スズキ純正アクセサリーもこの価格帯に含まれます。 | 高級感や完璧なフィッティングを最優先する方。長期的に愛車と付き合っていく上で、妥協のない最高品質のパーツを求める方。 |
最初に「自分はカスタムにいくらまで予算をかけられるか」を明確にし、その上で「最も重視するポイントは何か(デザイン性、機能性、品質、価格)」を考えると、膨大な選択肢の中からでも、ご自身にとって最適な製品が驚くほどスムーズに見つかりますよ。
ジムニーのスペアタイヤカバーをおしゃれに楽しもう
- スペアタイヤカバーは大きくソフトタイプとハードタイプに分けられる
- ソフトタイプはデザインが豊富で価格も手頃なものが多い
- ハードタイプは堅牢で高級感があり保護性能が高い
- 人気ブランドからはデザイン性と機能性を両立した製品が多数販売されている
- スズキのハード純正カバーは最高の品質と完璧なフィット感が魅力
- スヌーピーや動物などのかわいいデザインで個性を演出するのも楽しい
- ステッカーを使えば世界に一つだけのオリジナルカバーが手軽に作れる
- 屋外用の耐候性が高いステッカーを選ぶことが長持ちの秘訣
- 愛らしい猫モチーフはジムニーの無骨さとのギャップが魅力的
- パタゴニアのステッカーはジムニーのアウトドアな世界観と相性抜群
- ノースフェイスのシンプルで力強いロゴもカスタムの定番として人気
- ダサいと思われないためには車全体のテーマや色との調和が最も重要
- 画質が荒いデザインや安っぽい素材の製品は避けるのが無難
- あえてカバーを外してタイヤとホイールのデザインを見せるのもワイルドでおしゃれ
- 軽ジムニーでホイールを表向きにする際は車検対応ブラケットを選ぶこと
- 数千円から数万円まで予算に応じて様々な選択肢がある
- 自分のライフスタイルや趣味を反映させたカスタムは愛車への愛着を深める
- リアビューの印象を一つ変えるだけでジムニーの楽しみ方は無限に広がる
コメント