ダイハツ ハイゼットのタイヤ交換を検討中ではありませんか。日本のビジネスシーンや地方の生活に欠かせない商用車であるハイゼットは、カーゴ、トラック、そして近年非常に人気の高いジャンボと、用途に応じた多彩なモデルがラインナップされています。しかし、どのモデルも「商用車」という特性上、タイヤ選びには乗用車とは異なる特有の注意点が存在します。
標準の純正12インチから、見た目のドレスアップや乗り心地の改善を目指して13インチや14インチへのタイヤサイズ アップ(インチアップ)を考える方も多いでしょう。その際、限界サイズはどこまで可能なのか、値段の相場はいくらぐらいか、ホイールセットを交換する際の選び方、さらには純正タイヤメーカーはどこなのか、疑問は尽きません。
特に見落としがちなのが、軽トラ・軽バン特有の「LT規格」や「ロードインデックス(耐荷重)」です。この規格を無視して乗用車用のタイヤを装着してしまうと、安全な走行が妨げられるばかりか、最悪の場合、車検に通らなくなってしまいます。この記事では、ハイゼットのタイヤサイズに関するあらゆる情報を網羅的に解説し、あなたの車に最適な、安全で間違いのないタイヤ選びを徹底的にサポートします。
- ハイゼットのモデル別(カーゴ・トラック・ジャンボ)純正タイヤサイズ
- 車検に対応するインチアップ(13インチ・14インチ)の知識
- 安全なタイヤ選びに不可欠なロードインデックス(耐荷重)の解説
- タイヤ交換の値段やおすすめのホイールセット情報
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ダイハツ ハイゼット タイヤ サイズの基本

まずは、ハイゼットの基本となる純正タイヤサイズについて理解を深めましょう。モデルごとに微妙な違いがあると思われがちですが、実は基本となる規格は共通しています。ここで「LT規格」と「ロードインデックス」という重要なキーワードが登場します。
- ハイゼット カーゴの純正サイズ
- ハイゼット トラックの純正サイズ
- ハイゼット ジャンボのタイヤ規格
- 標準的な12インチの適合タイヤ
- 純正タイヤメーカーはどこか
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ハイゼット カーゴの純正サイズ

荷室の広さを最大限に活用するバンタイプの「ハイゼット カーゴ」。その現行モデル(型式: S700V系)や、一つ前の世代で長期間生産されたモデル(型式: S321V系など)の多くは、「145/80R12 80/78N LT」というサイズのタイヤを標準装備しています。
この表記には多くの情報が詰まっています。
- 145: タイヤの幅 (mm)
- 80: 偏平率 (%) ※タイヤの断面幅に対する高さの割合
- R12: ラジアル構造で、リム径(ホイールの直径)が12インチであること
- 80/78N: ロードインデックス(耐荷重能力)と速度記号
- LT: これが「ライトトラック (Light Truck)」の略で、小型トラック・バン用のタイヤであることを示す記号です。
特に重要なのが「80/78N」の部分です。これはタイヤ1本が支えられる重さ(耐荷重)を示しており、「80」は単輪で使用する場合(450kg)、「78」は複輪(ダブルタイヤ)で使用する場合(425kg)の指数を示します。ハイゼットはすべて単輪のため、「80」(=450kg)の指数が適用されます。
また、年式が少し前のモデル(例:2020年7月以前のS321V系など)では、「145R12 6PR」という表記のタイヤが採用されていることも非常に多いです。これら2つの表記は、実質的に同等の性能を持つタイヤとして扱われています。
補足:145/80R12と145R12 6PRの違い
「145R12」のように偏平率の表記(80の部分)がないタイヤは、歴史的に偏平率が82%(現在は80%とほぼ同義)であることを示します。「PR(プライレーティング)」はタイヤの強度を示す古い表記法で、「6PR」は現在のロードインデックス「80/78N」に相当する強度を持つことを意味します。現在、市場では両方の表記が流通していますが、選ぶ際はどちらもハイゼットカーゴの純正サイズとして適合します。
\ 「カーゴ必須」のLT規格とは? /
ハイゼット トラックの純正サイズ

日本の農業や物流の末端を支える「ハイゼット トラック」(型式: S500P系、S510P系)。こちらの純正タイヤサイズも、基本的にはハイゼット カーゴとまったく同じです。最新のモデル(2021年12月以降のモデル)では、「145/80R12 80/78N LT」が標準採用されています。
トラックは、カーゴ以上に不整地(農道や砂利道、建設現場など)を走行する機会が想定されます。そのため、タイヤには重い荷物を支える高い耐荷重性能(LI: 80)だけでなく、外部からの衝撃やカット(切り傷)に対する高い耐久性が求められます。
このため、側面(サイドウォール)や接地面(トレッド)が強化されたLT規格のタイヤが不可欠であり、乗用車用のタイヤではその要求性能を満たすことができません。
もちろん、トラックにおいても旧モデルや一部のグレードでは「145R12 6PR」が装着されている場合があります。タイヤ交換の際は、現在装着されているタイヤの表記を確認することが最も確実です。
\ 農作業・現場仕事で安心の規格 /
ハイゼット ジャンボのタイヤ規格

「ハイゼット ジャンボ」(型式: S500P系、S510P系)は、標準のハイゼット トラックに比べてキャビン(運転室)を後方に拡大し、軽トラックでありながらシートリクライニングを可能にした大ヒットモデルです。
このジャンボも、車両の分類上はハイゼット トラックの「エクストラ」グレードなどに含まれる一つのバリエーションです。そのため、荷台の長さは標準車より短くなりますが、車両の基本骨格や足回りはトラックと共通です。
したがって、標準装備されるタイヤ規格も他のトラックモデルと一切変わりません。純正サイズは「145/80R12 80/78N LT」または「145R12 6PR」です。
ジャンボはそのスタイリッシュな外観と乗用車に近い快適性から、仕事用としてだけでなく、趣味やレジャー用の「カスタムベース」として非常に高い人気を誇ります。そのため、オーナーの中には乗り心地の改善やドレスアップ目的でインチアップを行う方が他のモデルに比べて圧倒的に多いです。しかし、その場合でも車両の根本は「商用車」であるため、後述するタイヤサイズ変更のルールを厳守する必要があります。
\ ジャンボも「LT規格」が必須!/
標準的な12インチの適合タイヤ

これまで述べてきた通り、ハイゼット(カーゴ、トラック、ジャンボ共通)に適合する標準的な12インチタイヤは、「145/80R12 80/78N LT」または「145R12 6PR」です。タイヤを交換する際、まず大前提として、このどちらかのサイズ表記がある「LT規格(ライトトラック)タイヤ」を選んでください。
なぜここまで繰り返し強調するかというと、ハイゼットは車両登録上「貨物車(4ナンバー)」であり、法律(道路運送車両法)に基づいて、乗用車(5ナンバー)よりも重い荷物(最大350kg)を積むことが認められているからです。
その重さに耐えられないタイヤを装着することは、法律(保安基準)に違反するだけでなく、走行中にタイヤが荷重に耐えきれず損傷(バースト)する可能性があり、重大な事故に直結します。
警告:乗用車用タイヤ(LI: 74)は絶対にNG!
市場には、見た目が酷似した「145/80R12 74S」といった乗用車用(N-VANの乗用グレードや一部の古い軽自動車用)タイヤが存在します。この「74」という数字がロードインデックスです。
ハイゼットが要求する「80」(耐荷重450kg)に対し、「74」は耐荷重375kgしかありません。1本あたり75kgも耐荷重が不足していることになります。このようなタイヤを装着すると、積載時にタイヤが変形しやすくなり走行安定性が著しく低下するほか、車検の検査ラインでも「荷重指数不足」として不合格になります。安全のため、絶対に使用しないでください。
タイヤの安全性と表示については、一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)のウェブサイトでも詳しく解説されています。
\ 乗用車用(LI不足)は危険!/
純正タイヤメーカーはどこか

ダイハツ ハイゼットに新車時(工場出荷時)に装着されているタイヤ、いわゆる「OEタイヤ(Original Equipment)」は、特定の1社に限定されているわけではありません。車両の製造時期やモデルの改良タイミングによって、複数のタイヤメーカーが供給しています。
例えば、2017年のハイゼット カーゴのマイナーチェンジ時には、ブリヂストンがその低燃費タイヤ技術「ナノプロ・テック」を採用した商用車向け低燃費タイヤ「ECOPIA R710A(エコピア アールナナイチマルエー)」を新車装着タイヤとして供給した実績があります。(出典:株式会社ブリヂストン ニュースリリース 2017年11月13日)
その他にも、ダンロップ(住友ゴム工業)の「エナセーブVAN01」や、ヨコハマタイヤ(横浜ゴム)の「BluEarth-Van RY55」など、日本の主要タイヤメーカーはすべてハイゼットの純正サイズ(145/80R12 80/78N LT)に適合する高性能なLTタイヤを市販品として製造・販売しています。
交換用タイヤを選ぶ際は、これらのメーカー品であれば、日本の過酷なビジネスユースで培われた高い技術力に裏打ちされており、安心して使用することができます。燃費性能を重視するか、耐久性(耐摩耗性)を重視するか、あるいは静粛性やウェット性能を重視するかで、選ぶべきモデルが変わってきます。
\ 純正採用メーカーの価格は? /
ダイハツ ハイゼット タイヤ サイズの応用

純正サイズの基本を理解したところで、次に応用編として人気の「インチアップ」について解説します。見た目を大きく変えることができるカスタムですが、商用車であるハイゼットには特有のルールと限界が存在します。
- タイヤサイズ アップの注意点
- 13インチと14インチへの変更
- インチアップの限界サイズとは
- おすすめのホイールセット
- 交換にかかる値段の相場
- ダイハツ ハイゼット タイヤ サイズ総括
\ 人気ホイールをチェック /
タイヤサイズ アップの注意点

ハイゼットのタイヤサイズ アップ(ホイールのインチ径を大きくすること)は、ドレスアップ効果が非常に高く、乗り心地を(乗用車用に近づけるという意味で)向上させるためにも人気のあるカスタムです。しかし、実行する前に必ず知っておくべき、乗用車よりもはるかに厳しい注意点があります。
最大の理由は、ハイゼットが「商用車」として設計・登録されているため、乗用車と同じ感覚でインチアップを行うと法律違反や危険な状態を招く可能性が高いからです。安全性を確保し、車検に合法的に対応するためには、最低でも以下の3つのルールを厳格に守る必要があります。
特にLT規格(例:145R12 6PR)から乗用車規格のタイヤに変更する場合、新しいタイヤの耐荷重が、車両の指定する基準(車両総重量や軸重)を下回らないように細心の注意を払わなければなりません。
インチアップ 3つの最重要チェックポイント
- ロードインデックス(LI)の確保:
新しいタイヤの耐荷重能力(LI値)が、純正タイヤ(LI: 80=450kg)と同等か、それ以上であることが理想です。最低でも、車検証に記載されている「車両総重量」を基に計算される「軸重」(前軸重・後軸重)を2で割った数値(タイヤ1本あたりに必要な耐荷重)をクリアしている必要があります。これが不足すると車検に通りません。 - タイヤ外径の維持:
純正タイヤの外径(約537mm~547mm)から大きく外れないことが原則です。外径が変わりすぎると、スピードメーターに誤差が生じ(車検の許容範囲を超えると不合格)、走行距離計も不正確になります。また、ABSや衝突被害軽減ブレーキなどの安全装置が誤作動を起こす原因にもなります。 - 車体への干渉防止:
タイヤ幅(トレッド幅)が広くなりすぎたり、ホイールのインセット(オフセット)が不適切だったりすると、ハンドルをいっぱいに切った際にタイヤハウスの内側(サスペンションなど)にタイヤが接触します。逆に外側に出しすぎるとフェンダーからはみ出し、これも保安基準違反となります。
タイヤのサイズ変更については、一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)も負荷能力や外径の維持について注意を促しています。
\ 失敗しない為の「3つの注意点」 /
13インチと14インチへの変更

ハイゼットのインチアップでは、現実的な選択肢として13インチまたは14インチへの変更が一般的です。これらのサイズに変更する場合、多くは乗用車用のタイヤを流用することになるため、前述の「ロードインデックス(耐荷重)」の確認が繰り返しになりますが、絶対に必要です。
13インチへのインチアップ
13インチへの変更は、乗り心地の向上とドレスアップを比較的容易に両立できる選択肢です。タイヤの選択肢も乗用車用サイズ(例:155/70R13や155/65R13)が豊富にあります。純正の12インチ(80偏平)に比べ、タイヤ側面の厚み(ハイト)をある程度維持できるため、路面からの衝撃吸収性が大きく悪化しにくいのがメリットです。ただし、このサイズでもLIが「75」(387kg)など、純正の「80」(450kg)を下回るタイヤが多いため、積載量には注意が必要です。
14インチへのインチアップ
14インチは、ホイールのデザインが際立ち、見た目のインパクトが最も大きく変わるため、カスタム感を最重視するユーザーに人気です。近年流行の「アゲトラ(リフトアップ)」スタイルとも非常に相性が良いサイズです。
しかし、14インチになると適切なロードインデックスを確保できるタイヤが非常に少なくなる傾向があります。例えば「155/65R14」のLIは「75」が一般的で、純正の「80」より大幅に不足します。また、「165/65R14」など幅広のタイヤを選ぶと、外径も大きくなり、フェンダーやタイヤハウスへの干渉リスクが13インチよりも格段に高まります。
| インチ | タイヤサイズ例 | LI (参考) | 外径 (参考) | 注意点・備考 |
|---|---|---|---|---|
| 12インチ (純正) | 145/80R12 LT | 80/78 | 約537mm | 【基準】これがハイゼットの標準です。耐荷重450kg。 |
| 13インチ | 155/70R13 | 75 | 約548mm | 外径は純正に近く、干渉リスクは低い。ただしLIは「75」(387kg)となり、純正より低下します。 |
| 13インチ | 165/65R13 | 77 | 約545mm | LIが「77」(412kg)と純正に近くなるが、タイヤ幅が広がるためホイール選び(インセット)に注意が必要です。 |
| 14インチ | 155/65R14 | 75 | 約558mm | 外径が20mm以上大きくなり、スピードメーター誤差や干渉の可能性が出始めます。LIも「75」(387kg)で純正比大幅ダウンです。 |
| 14インチ | 165/65R14 | 79 | 約570mm | 【車検非対応リスク大】外径が非常に大きくなり、ノーマル車高では干渉の可能性大。LIは「79」(437kg)と純正に近くなりますが、アトレーワゴン(乗用)サイズであり、車検適合は困難です。 |
重要:インチアップと車検・積載量(構造変更)
13インチや14インチの乗用車用タイヤ(LI: 75や77)に変更した場合、純正のLT規格タイヤ(LI: 80)が持つ耐荷重を下回ることがほとんどです。この状態で車検に通すには、「最大積載量を減らす」手続き、すなわち「構造等変更検査」を運輸支局で受ける必要があります。
例えば、最大積載量を350kgから200kgなどに変更(減トン)することで、乗用車用タイヤの耐荷重でも合法的に装着できる「可能性」が生まれます。しかし、これは専門知識と手間、費用がかかるため、一般のユーザーが安易に行えるカスタムではないことを理解しておく必要があります。
\ 13インチ? 14インチ? /
インチアップの限界サイズとは

ハイゼットのインチアップの「限界」は、車両の状態(ノーマル車高かリフトアップか)によって大きく異なります。
ノーマル車高(純正のまま)の場合、実用性と安全性を考慮した限界は14インチまで、というのが一般的な見解です。データベース情報や多くのカスタム事例によれば、14インチの「165/65R14」サイズでも、適切なホイール(幅やインセット)を選べば干渉しないという事例もあります。しかし、これは非常にシビアなセッティングであり、ホイールのインセット(オフセット)を少し間違えるだけで、タイヤがフェンダーからはみ出したり(ツライチを超える)、ハンドルを切った際にサスペンションアームに干渉したりします。より安全なマージンを見るならば「155/65R14」あたりが現実的な限界かもしれません。
15インチについては、データベース(インプット済み)にも「最大でも15インチまで」との記述がありましたが、これはノーマル車高では現実的ではありません。多くの場合、タイヤの外径が大きくなりすぎてタイヤハウス内に確実に干渉します。15インチを装着するには、車高を2インチ(約5cm)程度上げる「リフトアップ」がほぼ前提となります。
補足:アゲトラカスタム(リフトアップ)の世界
近年大流行している「アゲトラ」(リフトアップした軽トラック)カスタムでは、サスペンションキットで車高を上げ、より大径のオフロードタイヤ(例:165/80R14や、さらに大径のタイヤ)を装着するケースもあります。これはもはや単なるタイヤ交換ではなく、サスペンション構造の変更や、場合によってはフェンダー内のボディ加工まで必要となる、高度な専門知識と技術を要するカスタム領域です。
\ フェンダーに収まる限界は?/
おすすめのホイールセット

ハイゼットの標準ホイールは、コストと耐久性に優れた「スチールホイール(通称:鉄チン)」です。これをデザイン性の高い「アルミホイール」に交換する(ホイールセットを組む)ことで、見た目の印象は劇的に変わります。さらに、一般的にアルミホイールはスチールより軽量なため、タイヤと合わせた「バネ下重量」が軽くなり、走行性能(加速、燃費、ハンドリング)の向上も期待できます。
まず、ハイゼットの純正ホイール規格(12インチ)を正確に把握しましょう。
| 項目 | 規格 | 備考 |
|---|---|---|
| リム径 | 12インチ | ホイールの直径 |
| リム幅 | 4.00B (または 4.0J) | 3.5Jの場合もあり。タイヤ幅(145mm)に適した幅です。 |
| インセット | +40 mm (ET40) | ホイールの取付面が中心からどれだけ外側にあるかを示す数値。 |
| PCD | 100 mm | ナット穴の中心を結んだ円の直径。軽自動車の標準です。 |
| 穴数 | 4穴 | ナット(ハブボルト)の数。 |
| ハブ径 | 約54mm | ホイール中央の穴の直径。ダイハツ/トヨタ系のサイズです。 |
インチアップする場合も、この「PCD100mm」「4穴」という規格は変わりません。リム幅やインセットは、選ぶタイヤサイズに合わせて慎重に選ぶ必要があります。例えば、165幅のタイヤを履くならリム幅は4.5Jや5.0Jが必要になる、といった具合です。
重要:JWLと「JWL-T」規格
アルミホイールには国の定める安全基準(JWL規格)を満たしている刻印が必要です。さらに、ハイゼットのような貨物車には、より厳しい強度基準である「JWL-T」規格が定められています。車検の際、純正のLTタイヤを装着している場合は、ホイールにもJWL-Tの刻印が求められます。インチアップして乗用車用タイヤ(とJWL規格ホイール)を装着し、構造変更(積載量を減らす)を行わない場合は、車検で指摘される可能性が非常に高いため、注意が必要です。
ホイールのデザインは多種多様です。スタンダードなスポークデザインの「MID (マルカサービス)」や、往年のデザインを復刻したレトロ感のある「Weds (ウェッズ)」、アゲトラに似合う武骨なオフロード系の「Hot Stuff (ホットスタッフ)」や「MLJ」のXTREME-Jシリーズなど、多くのメーカーからハイゼットに適合するホイールが販売されています。ご自身のカスタムの方向性に合ったデザインを探すのも、タイヤ交換の大きな楽しみの一つです。
\ アゲトラ・カスタムに似合う!/
交換にかかる値段の相場

タイヤ交換にかかる総費用は、「タイヤ本体の価格(4本分)」と「交換工賃」の合計で決まります。タイヤ本体の価格は、選ぶメーカー(ブリヂストンなどの国産ブランドか、価格重視のアジアンブランドか)や、タイヤの種類(標準LTタイヤか、低燃費LTタイヤか)によって大きく変動します。
交換工賃は、依頼する店舗(ディーラー、タイヤ専門店、カー用品店など)によって異なります。工賃には大きく分けて2種類あります。
- 脱着料: ホイールにタイヤがすでに組まれている状態(例:夏のタイヤセットと冬のスタッドレスタイヤセットを丸ごと入れ替える)の作業料。
- 組替・バランス調整料: 今あるホイールから古いタイヤを外し、新しいタイヤを組み込み、回転時の重量バランスを調整する作業料。
ここでは、最も一般的な「新しいタイヤを購入して交換(組替・バランス調整)」する場合の工賃相場(12インチ・4本)を比較します。
| 依頼先 | 工賃相場(目安) | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| タイヤ専門店 (タイヤ流通センター等) | 6,000円~10,000円 | タイヤ価格が安い傾向。LT規格やインチアップの専門知識が豊富。タイヤの種類も多い。 | 店舗によって技術や設備の差が出る可能性。 |
| カー用品店 (オートバックス等) | 8,000円~12,000円 | 全国展開でアクセスしやすい。ポイントが貯まるなど利便性が高い。 | 繁忙期(冬前など)は待ち時間が非常に長い。タイヤ価格は専門店より高めの場合も。 |
| ディーラー | 10,000円~16,000円 | 作業が最も確実で安心感が桁違い。純正品やメーカー推奨品を扱っている。保安基準の知識が完璧。 | 工賃・タイヤ代ともに最も高額になる傾向がある。 |
| ガソリンスタンド | 7,000円~12,000円 | 給油ついでに頼める手軽さ。深夜営業など時間が柔軟な店舗もある。 | タイヤの在庫が極端に少ない。LT規格の専門知識に不安が残る場合も。 |
※上記相場はあくまで目安です。この基本工賃に加えて、「廃タイヤ処分料(1本300円~500円程度)」や「ゴムバルブ交換料(1本300円~500円程度)」が、ほぼ必須の追加費用としてかかります。
コストを徹底的に最優先するならば、インターネット通販でタイヤを安く購入し、「持ち込み交換」を受け付けている整備工場や専門店に依頼する方法もあります。ただし、持ち込みの場合は工賃が通常(店舗購入時)の1.5倍~2倍に設定されている店舗も多いため、必ず「タイヤ代+送料+持ち込み工賃+その他諸費用」の総額で比較しないと、結果的に店舗で購入交換するより高くなってしまった、というケースもあるため注意が必要です。
\ タイヤ+工賃の「総額」が知りたい /
ダイハツ ハイゼットのタイヤ購入おすすめ店舗
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ダイハツ ハイゼット タイヤ サイズ総括
- ハイゼットの純正サイズは145/80R12 80/78N LTが主流
- または145R12 6PRという表記もある
- カーゴ、トラック、ジャンボいずれも基本サイズは同じ
- 必ずLT(ライトトラック)規格のタイヤを選ぶ
- 乗用車用タイヤは耐荷重(ロードインデックス)不足で危険
- ロードインデックス不足は車検にも通らない
- 純正タイヤメーカーはブリヂストンやダンロップなど
- インチアップは13インチや14インチが一般的
- インチアップ時はロードインデックスの確認が最重要
- 14インチ以上は車検非対応のリスクが高まる
- ノーマル車高の限界は14インチが目安
- 15インチはリフトアップが前提となることが多い
- ホイール交換はPCD100・4穴の規格を選ぶ
- 交換費用はタイヤ本体価格と工賃の合計で決まる
- 安心重視ならディーラー、価格重視なら専門店が選択肢となる






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