【S700系】アトレーのタイヤサイズ 14インチ適合と車検の注意点

【S700系】アトレーのタイヤサイズ 14インチ適合と車検の注意点

ダイハツ・アトレーのカスタムを考え始め、「14インチ化」に興味をお持ちではありませんか。特に2021年12月にフルモデルチェンジした現行のS700系は、そのスクエアなデザインと広い荷室から、リフトアップや車中泊仕様などのカスタムベースとして絶大な人気を誇ります。足回りの印象を手軽に、かつ大きく変えられるインチアップは、カスタムの第一歩として非常に魅力的です。

ただ、純正サイズからの変更には多くの疑問や不安がつきものです。例えば、現行のs700に適合するホイールはどのような規格(P.C.Dやインセット)を選べば良いのか。定番カスタムサイズと言われる165/55r14というタイヤサイズは、本当に干渉なく装着できるのか。また、リフトアップスタイル(アゲバン)で人気のトーヨータイヤ オープンカントリーは装着できるのか、といった具体的な製品に関する疑問もあるでしょう。

さらに重要な点として、14インチで車検対応させるための法的な条件や、フェンダーなどに干渉しないホイールの限界サイズはどこまで許容されるのか。そもそもご自身の車両の純正のタイヤサイズは何なのか。これらを正確に把握しておかないと、思わぬトラブルや、車検に通らないといった事態にもなりかねません。

この記事では、アトレーの14インチに関するタイヤサイズの選定ポイントから、ホイール選びの基礎知識、さらには車検や安全性に関わる重要な注意点まで、詳しく解説していきます。

記事のポイント
  • アトレーの純正14インチタイヤサイズ
  • 現行S700系と旧型の14インチ適合の違い
  • 14インチ化する際の車検対応の条件
  • カスタムで人気のサイズやホイール選びの注意点
目次

アトレーのタイヤサイズ 14インチ適合ガイド

アトレーのタイヤサイズ 14インチ適合ガイド
  • アトレーの純正タイヤサイズ
  • 現行S700系のタイヤサイズ
  • 旧型モデルのタイヤサイズ
  • S700型に合うホイールの選び方
  • 互換サイズ165/55R14の適合性

アトレーの純正タイヤサイズ

アトレーの純正タイヤサイズ

アトレーで14インチのタイヤサイズが「純正」として採用されているのは、現行モデル(S700V/S710V型)と、一部の旧型モデル(アトレーワゴン S220G/S230G型など)です。

ひとくちに「アトレー」と言っても、商用バン(S700V型)と乗用ワゴン(旧型)といった区分の違いや、年式、型式、グレードによって、標準で装備されているタイヤサイズは全く異なります。そのため、タイヤ交換やインチアップを検討する際は、まずご自身の車両の純正サイズを正確に把握することが全ての基本となります。

純正タイヤサイズは、運転席のドアを開けた内側のステッカー(タイヤ空気圧ラベル)や、車両の取扱説明書で確認できます。

主な純正14インチ採用モデル(一例)

年式やグレードにより、下記以外のサイズ(12インチや13インチ)が標準の場合も多くあります。

  • 現行 アトレー(S700V型)155/65R14 75S
  • 旧型 アトレーワゴン(S220G型)175/65R14 82S
  • 旧型 アトレーワゴン(S230G型 エアロダウンビレットターボ)165/65R14 79S

※上記はあくまで一例です。交換前には必ずご自身の車両に記載されている純正サイズを確認してください。

なお、現行のS700系アトレーでも、グレードによっては145/80R12 80/78N LT(商用車用ライトトラック規格)が標準装備の場合があります。この場合、14インチへの変更は「インチアップ」というカスタムに該当し、選ぶべきタイヤサイズやホイールの規格が変わってきます。

現行S700系のタイヤサイズ

現行S700系のタイヤサイズ

2021年12月に登場した現行モデル(S700V/S710V系)のタイヤサイズは、グレードに応じて純正で14インチまたは12インチが採用されています。この新旧での大きな変更点こそが、カスタムを考える上で重要なポイントです。

具体的には、「RS」や「X」といった上級グレードや乗用ユースを意識したモデルでは155/65R14 75Sが標準装備されています。一方で、「デッキバン」や一部グレードでは、商用車としての積載性能を重視した145/80R12 80/78N LTが標準となっています。

この12インチ装着車から14インチへ変更(インチアップ)することが、S700系カスタムの主流の一つとなっています。この場合、12インチのタイヤ外径(直径)と大きく変わらない互換性のある14インチサイズを選ぶことが、車検対応や走行性能維持の鍵となります。

12インチからの主な14インチ互換サイズ

純正が145/80R12(外径 約537mm)の場合、タイヤの外径を大きく変えずに14インチ化する際の代表的な互換サイズは以下の通りです。

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タイヤサイズ計算上の外径特徴
165/55R14約537mm外径が純正(145/80R12)とほぼ同じ(計算上ほぼ0mm)で、誤差が非常に少ないため最も推奨される互換サイズの一つです。タイヤ幅が広がり安定性が増します。
155/55R14約533mm165/55R14より細身のサイズです。外径は純正より若干小さくなります(約-4mm)が、許容範囲内です。
165/80R14約620mmリフトアップカスタム向けのサイズです。外径が純正より約83mmも大きくなるため、リフトアップ(車高上げ)やフェンダー内の加工が必須となります。純正車高では装着できません。

どのサイズを選ぶかで、車の乗り心地や見た目、必要なカスタム(リフトアップなど)が大きく変わります。特にリフトアップ用の大径タイヤは、車検の可否も含めて専門知識が必要になるため、装着実績の豊富なショップでの相談が不可欠です。

旧型モデルのタイヤサイズ

旧型モデルのタイヤサイズ

旧型のアトレー(主に「アトレーワゴン」として販売されていたS200系やS300系)も、モデルやグレードによって14インチのタイヤサイズが設定されていました。

ただし、現行のS700系とは採用されているタイヤサイズやホイールの規格が異なるケースが多いため、中古車などで旧型モデルのタイヤ交換を行う際や、パーツの流用を考える際は細心の注意が必要です。

旧型モデルの主な純正14インチサイズ例

  • S220G型(アトレーワゴン 2WD): 175/65R14 82S
  • S230G型(アトレーワゴン 4WD エアロダウンビレットターボ): 165/65R14 79S
  • S321G/S331G型(アトレーワゴン カスタムターボRなど): 165/65R13 77S (※13インチが主流のモデルも多い)

これらの旧型モデル(S200系やS300系)は、現行のS700系とはホイールのP.C.D(ピッチ円直径)やインセット(オフセット)が異なる場合があります。(例:S300系まではP.C.D 110mmの4穴が使われている時期がありましたが、S700系はP.C.D 100mmの4穴です)。

タイヤサイズが同じでもホイールが装着できない、またはその逆のケースもあるため、年式や型式を正確に伝えて適合確認を行うことが重要です。

S700型に合うホイールの選び方

S700型に合うホイールの選び方

現行のS700型アトレーに14インチのホイールを装着する場合、タイヤサイズだけでなくホイール自体の規格も車両に厳密に適合している必要があります。ここを間違えると、ホイールが車体に取り付けられない、走行中にタイヤが車体に接触する、フェンダーからはみ出して車検に通らない、といった深刻な問題が発生します。

特に重要なのが「P.C.D」「穴数」「リム幅」「インセット」の4点です。

ホイールの規格は、ホイール本体の裏側(スポークの裏など)や、製品カタログに必ず記載されています。S700型アトレーの基本的な規格は以下の数値を参考にしてください。

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規格S700系の一般的な数値解説
P.C.D100mmボルト穴同士を結んだ円の直径です。S700系はこの「100mm」が適合します。
穴数4穴 (4H)ホイールを固定するボルトの数です。S700系は「4穴」です。
リム幅 (J数)4.5J ~ 5.0Jホイールの幅(インチ表記)です。装着するタイヤ幅(例:165mm)に適した幅を選びます。純正14インチは4.5Jが標準です。
インセット (オフセット)+43 ~ +45mm前後ホイールの取り付け面が中心からどれだけ外側(または内側)にあるかを示す数値です。純正14インチは+45mmが標準です。この数値が小さくなるほどホイールは外側に出ます。

また、ホイール交換時は見落としがちですが、ホイールナットも重要です。純正ホイールは「テーパーナット(60°)」が一般的ですが、社外ホイールによっては異なる形状(球面ナットなど)が必要な場合があります。サイズも(M12×P1.5)が適合するかを必ず確認してください。不適合なナットの使用は、走行中のホイール脱落など重大な事故に直結します。

互換サイズ165/55R14の適合性

互換サイズ165/55R14の適合性

165/55R14は、アトレーの14インチ化において、特にS700系の純正12インチ車(145/80R12)からのインチアップで最も一般的に選ばれる互換サイズです。

最大の理由は、純正の145/80R12サイズ(外径 約537mm)と、タイヤの外径(直径)が計算上ほぼ同じ(外径 約537mm)である点にあります。タイヤの外径(円周長)を変えずにインチアップ(ホイール径を大きくし、タイヤの厚み(扁平率)を薄くする)ができるため、以下のような大きなメリットがあります。

165/55R14を選ぶメリット(145/80R12比)

  • スピードメーターの表示誤差がほとんど発生しない(車検基準を問題なくクリア)
  • タイヤハウス内やサスペンションなど車体への干渉リスクが極めて低い
  • 車高が変わらないため、乗り降りの感覚や走行フィーリングが大きく変わらない
  • タイヤの選択肢(エコタイヤ、コンフォートタイヤなど)が豊富にある

また、タイヤの幅が純正の145mmから165mmへと20mm広がるため、地面との接地面積が増えます。これにより、カーブ走行時の安定性(グリップ性能)や、ブレーキ性能の向上も期待できます。見た目にも、タイヤがワイドになることで安定感のあるスタイリングになります。

このサイズはS700系だけでなく、旧型のS300系アトレーワゴンなどの14インチカスタムサイズとしても広く使用されてきた実績のある定番サイズであり、多くのタイヤメーカーから多様な製品が販売されている点も魅力です。

アトレーのタイヤサイズ 14インチ交換時の注意点

アトレーのタイヤサイズ 14インチ交換時の注意点
  • 14インチで車検対応させる条件
  • 人気のオープンカントリーは履ける?
  • ホイールの限界サイズの見極め方
  • タイヤ外径の誤差について
  • ロードインデックスの確認は必須
  • アトレーのタイヤサイズ 14インチ総括

14インチで車検対応させる条件

14インチで車検対応させる条件

アトレーのタイヤを14インチに変更した際、ドレスアップとして楽しむだけでなく、公道を安全に走行し、車検に対応させるためには、主に以下の4つの保安基準を満たす必要があります。これらは国土交通省が定める「道路運送車両の保安基準」に基づいています。

1. タイヤ・ホイールが車体からはみ出さない

これは最も厳しくチェックされる項目の一つです。タイヤ及びホイール(ホイールキャップ等も含む)が、車体のフェンダー(泥除け)から外側にはみ出す状態は、歩行者などへの危険防止の観点から法律で認められていません。インセット値が不適切なホイール(数値が小さすぎるもの)を選ぶと、容易にはみ出し状態となり車検不適合となります。

2. 車体への干渉がない

ハンドルを左右いっぱいに切った時や、走行中に段差を乗り越えてサスペンションが沈み込んだ時に、タイヤがフェンダーの内部やバンパーの裏側、サスペンションアームなどに接触(干渉)してはいけません。特に外径の大きなタイヤや幅の広いタイヤを選ぶ際は注意が必要です。干渉は異音の原因になるだけでなく、タイヤの損傷によるバースト事故につながるため非常に危険です。

3. スピードメーターの誤差が基準値内である

純正タイヤから外径(直径)が大きく変わると、タイヤ1回転で進む距離が変わるため、実際の速度とスピードメーターの表示にズレが生じます。このズレが保安基準の定める許容範囲(平成19年1月1日以降の製造車は、メーターが40km/hを示す時に実速度が30.9km/h~42.55km/hの範囲内など)を超えると車検に通りません。

4. ロードインデックス(荷重指数)が不足していない

ロードインデックス(LI)はタイヤが支えられる重さの指数です。純正タイヤに指定されたロードインデックス値を下回るタイヤは、積載時や乗車時に重さを支えきれず、車検不適合となるだけでなく非常に危険です。

S700系の車検に関する最重要注意点(4ナンバー商用車)

現行のアトレー(S700V/S710V)は4ナンバーの商用車です。

純正タイヤが「LT(ライトトラック)規格」(例: 145/80R12 80/78N LT)の場合、車検時には商用車としての高い耐荷重性能(最大積載量を積んだ状態)が求められます。

この車両に乗用車規格(例: 165/55R14 75V)のタイヤに交換すると、荷重指数(LI)が純正LT規格の指数(例: 80=450kg)よりも低い(例: 75=387kg)ため、「荷重能力不足」と判断され、車検に通らない可能性が非常に高いです。

S700系(特に12インチ車)を14インチ化する際は、ホイールがトラック・バス用の安全基準「JWL-T」規格に適合していることや、バン・小型トラック用の規格(LT規格)を満たしたタイヤ、あるいは純正LI値を下回らない「エクストラロード(XL)規格」のタイヤを選ぶなど、専門的な知識が必要です。必ず整備工場やタイヤ専門店へ事前に相談することを強く推奨します。

人気のオープンカントリーは履ける?

人気のオープンカントリーは履ける?

アトレーをリフトアップしてオフロード風にカスタムする際、トーヨータイヤ オープンカントリーシリーズは、そのアグレッシブな見た目と実用性から非常に人気の高い選択肢です。結論から言えば、サイズを選び、適切なカスタム(リフトアップなど)を施せばアトレーにも装着可能です。

ただし、選ぶサイズによって装着の条件が大きく異なります。

リフトアップ前提の「165/80R14」

アトレーの「アゲバン」カスタムで「オープンカントリー」と言うと、165/80R14(R/T)サイズが定番の一つとして挙げられます。このタイヤは外径が約620mmにも達し、純正の145/80R12(約537mm)と比べて8cm以上も大きくなります。

このため、装着にはリフトアップスプリングや車高調などで車高を上げること(アゲバンカスタム)が絶対条件となります。さらに、純正の車高のままではタイヤが大きすぎてフェンダー内に収まらず、ハンドルを切ることすらできません。リフトアップしても、ハンドルを切った際にバンパー裏やフェンダー内部に干渉することが多く、干渉部分のカット加工が必要になるのが一般的です。

純正同等サイズの「155/65R14」

「リフトアップまではしたくないが、雰囲気は出したい」というニーズに応え、オープンカントリー R/Tには、S700系の純正14インチと同じサイズ表記の「155/65R14もラインナップされています。

「サイズ表記が同じなら問題ない」と考えがちですが、オフロードタイヤ特有の注意点があります。

オフロードタイヤ装着時の注意点

オープンカントリーのようなブロックパターンを持つタイヤ(特にR/TやM/T)は、同じ「155/65R14」という表記でも、サイドウォール(タイヤの側面)の凹凸デザインや、トレッド(接地面)のショルダー部(肩)のブロックが大きく張り出しているため、実質的なタイヤ幅が純正の夏タイヤ(サマータイヤ)よりも広くなる傾向があります。

このため、組み合わせるホイールのインセット値や車両の個体差によっては、ハンドルをいっぱいに切った際にバンパーの裏側(タイヤハウス前方)などにわずかに干渉するケースも報告されています。装着実績の豊富な専門店で、干渉の有無や対策について相談することをおすすめします。

ホイールの限界サイズの見極め方

ホイールの限界サイズの見極め方

ホイールをフェンダーの面とほぼ同じ位置に合わせる「ツライチ」セッティング、いわゆる「限界サイズ」は、カスタムにおいて非常に魅力的な響きがあります。車体をよりワイドに、どっしりと見せる効果があります。

しかし、アトレー(特にS700系)における14インチの限界サイズは、「リム幅(J数)」「インセット」「使用するタイヤ銘柄(実幅)」「車高(ローダウン/リフトアップ)」「キャンバー角(タイヤの傾き)」「車両の個体差」など、非常に多くの要因に左右されます。

このため、「このリム幅で、このインセットまで絶対大丈夫」とインターネット上の情報だけで断言することはできません。

例えば、純正が「14インチ 4.5J インセット+45」の場合、リム幅を5.0Jに広げたり、インセットを+40など小さい数値にしたりすると、ホイールは計算上、外側に出てきます。
しかし、A社のタイヤ(165幅)では干渉しなかったのに、B社のタイヤ(同じ165幅表記)に変えたらショルダー部の形状が異なり干渉した、というケースは日常的に起こり得ます。

ほんの数ミリの違いでフェンダーからはみ出してしまい車検非対応となったり、走行中の段差でタイヤがフェンダーに干渉してタイヤを損傷したりするリスクが急激に高まります。

安全なホイール選びの目安

確実な車検対応と日常使用での安全性を最優先する場合、多くの大手ホイールメーカーがS700V/S710V用として適合をうたっている「14インチ 4.5J インセット+45」(または+43などメーカー推奨値)の規格を選ぶのが最も堅実で安心な選択です。

これらの数値は、メーカーがS700Vの車体データを元に、安全なマージン(余裕)を確保して設計しているためです。限界サイズに挑戦する場合は、車両の個体差も考慮した上で、専門ショップで「現車合わせ」(実際の車両で各部のクリアランスを計測する)をしてもらうことを強く推奨します。

タイヤ外径の誤差について

タイヤ外径の誤差について

インチアップやタイヤサイズ変更を行う際、純正タイヤの外径(タイヤ全体の直径)を基準に、新しく装着するタイヤの外径がどれくらい変わるのか(誤差)を必ず確認する必要があります。これは見た目の問題ではなく、安全性と合法性に直結する重要な確認事項です。

なぜ外径の誤差が重要なのか?

タイヤの外径が変わると、タイヤが1回転したときに進む距離が変わります。これにより、実際の速度とスピードメーターの表示にズレが生じます。
このズレが保安基準の許容範囲(一般的に±3%~4%程度、詳細は前述)を超えると、車検に通らなくなります。

さらに、現代の車はタイヤの回転数を検知して作動するABS(アンチロック・ブレーキ・システム)横滑り防止装置(VSC/ESC)などの高度な安全装置が標準装備されています。外径が大きく変わると、これらのセンサーが誤作動を起こし、予期せぬ挙動を引き起こす原因にもなり得ます。

ここでは、S700系の純正12インチ「145/80R12」(外径 約537mm)を基準に、14インチの代表的なサイズの誤差を見てみましょう。

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タイヤサイズ計算上の外径純正比 (145/80R12)評価
145/80R12 (純正)約537mm基準
165/55R14約537mm約+0mm (ほぼ誤差なし)◎ 最適(メーター誤差や干渉の心配が最も少ない)
155/55R14約533mm約-4mm (約-0.7%)○ 許容範囲内(誤差はごくわずか)
155/65R14 (S700純正)約557mm約+20mm (約+3.7%)△ (12インチ車比では保安基準の許容範囲ギリギリ)
165/80R14 (リフトアップ用)約620mm約+83mm (約+15%)× 大幅超過(メーター誤差大・要リフトアップ&加工)

タイヤ外径の計算方法(目安)

外径 ≒ (タイヤ幅[mm] × 扁平率[%] × 2) + (リム径[インチ] × 25.4mm)

例:155/65R14 の場合
(155mm × 0.65 × 2) + (14インチ × 25.4mm) = 201.5mm + 355.6mm = 557.1mm

※上記は計算上の数値です。一般社団法人 日本自動車タイヤ協会(JATMA)などが定める規格上の数値と、実際の製品(特にオフロードタイヤ)では寸法が異なる場合があります。

ロードインデックスの確認は必須

ロードインデックスの確認は必須

タイヤサイズ(幅や扁平率、外径)ばかりに目が行きがちですが、安全性において最も重要な確認項目の一つが「ロードインデックス(LI)」です。これはタイヤ交換の際の絶対的なルールと言えます。

ロードインデックスとは、規定の条件下でそのタイヤ1本が支えることができる最大の重さ(負荷能力)を数値で示したものです。例えば、タイヤサイズ表記「155/65R14 75S」の「75」の部分がロードインデックスにあたり、この場合は1本あたり387kgまでの重さに対応できることを示します。

なぜロードインデックスが重要なのか?

アトレーは乗用だけでなく、荷物を多く積むことも想定された車両です。特に現行のS700系は「商用車(4ナンバー)」であり、法律で最大積載量(デッキバンを除く多くで350kg)が定められています。

タイヤは「車両重量+乗員定員(1名55kg計算)+最大積載量」の「車両総重量」を支えなければなりません。

もし、純正タイヤよりもロードインデックスの値が低いタイヤに交換してしまうと、積載時や満乗車時にタイヤが車全体の重さを支えきれず、走行中にバースト(破裂)する重大な事故につながる危険性が極めて高くなります。

タイヤを交換する際は、デザインや価格だけでなく、必ずご自身の車の純正タイヤのロードインデックス(LI)を確認し、それと同等、またはそれ以上の数値を持つタイヤを選んでください。これはS700系(商用車)だけでなく、旧型のアトレーワゴン(乗用車)でも同様に守るべき鉄則です。

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アトレーのタイヤサイズ 14インチ総括

  • アトレーの14インチサイズは現行S700系と旧型で異なる
  • 現行S700系の純正14インチは主に155/65R14
  • S700系には純正12インチ(145/80R12)のグレードも存在する
  • 12インチ車から14インチへのインチアップがカスタムの主流
  • 12インチからの互換サイズは165/55R14が定番
  • 165/55R14は純正12インチとタイヤ外径がほぼ同じ
  • S700系のホイール規格はPCD100mmの4穴
  • 推奨されるホイールリム幅は4.5J
  • インセットは+45mm前後がはみ出しリスクの少ない目安
  • 車検対応にはタイヤのはみ出しや車体への干渉がないことが必須
  • タイヤ外径の誤差はスピードメーターのズレに関わる
  • 現行アトレーS700系は商用車(4ナンバー)
  • 純正がLT規格の場合、交換タイヤの耐荷重性能に注意が必要
  • ロードインデックス(荷重指数)は純正値を下回ってはならない
  • オープンカントリー装着はサイズによってリフトアップが必要
  • 165/80R14はリフトアップ前提のサイズ
  • サイズ選びに不安な場合は必ず専門店に相談する
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