ハリアー80系に乗っていて、タイヤサイズのことで悩んでいませんか。純正のサイズから19インチや18インチ、17インチへの変更、スタッドレスタイヤの選び方、またはホイールの空気圧や外径、PCDやインセットの設定など、ネットで調べても専門用語が多くて分かりにくいですよね。私も最初はホイールの交換費用やツライチ基準についてかなり迷ったので、そのお気持ちはとてもよくわかります。
この記事では、ハリアー80のタイヤサイズに関するあらゆる疑問を、専門家ではなく車好きの目線から分かりやすくお伝えしていこうかなと思います。
- ハリアー80系のグレード別純正タイヤとホイールの基礎知識
- 迫力ある見た目を作るインチアップのメリットと注意点
- 冬道も安心できるスタッドレスタイヤの選び方とインチダウン
- 車検に通るための安全基準やタイヤ交換のリアルな費用相場
ハリアー80のタイヤサイズの基礎知識
ハリアー80系の足元を支えるタイヤとホイールについて、まずは基本的なスペックを押さえていきましょう。グレードごとの違いや、カスタマイズの土台となるハブの仕様など、知っておくと役立つ情報ばかりですね。
純正とグレード別の違いと特徴

ハリアー80系は、グレードによって採用されている純正タイヤサイズが明確に異なります。これは単に見た目の違いを演出しているだけでなく、それぞれのターゲット層に合わせた「乗り心地」や「ハンドリングの味付け」が緻密に計算されているからですね。
Sグレード:快適性と経済性の17インチ
まず、エントリーモデルである「Sグレード」には225/65R17が採用されています。タイヤ幅225mmに対して扁平率が65%ということで、タイヤのサイドウォール(側面)にたっぷりと厚みがあるのが特徴です。この分厚いゴムの層がクッションの役割を果たし、路面の凹凸や段差を優しく吸収してくれます。ご家族で乗る機会が多い方や、とにかく快適でソフトな乗り心地を重視する方には一番おすすめのサイズかなと思います。また、後ほど詳しくお話ししますが、タイヤ交換時のランニングコストが全グレードの中で最も安いのも、長く維持していく上では見逃せない大きなメリットですね。
Gグレード:バランス重視の18インチ
次に、中間グレードの「Gグレード」になると、Sグレードから1インチアップの225/60R18が標準装備となります。17インチの快適な乗り心地をうまくキープしつつ、タイヤのたわみを少し減らすことで、高速道路での直進安定性やコーナリング時のしっかり感をプラスした設定です。「見た目のスタイリッシュさも欲しいけれど、乗り心地も犠牲にしたくない」という方にぴったりな、まさにいいとこ取りのバランス型セッティングだと言えます。
TNGAプラットフォームとの相性
ハリアー80系の骨格には「TNGA(GA-Kプラットフォーム)」という非常に剛性の高いシャシーが採用されています。トヨタの開発陣は、17インチから19インチまで、それぞれのタイヤが持つ特性(エアボリュームやバネレート)を最大限に引き出すように、サスペンションの減衰力やブッシュの硬さを最適化しているそうです。どのグレードのサイズを選んでも、ハリアーらしい静かで高級感のある走りがしっかり担保されているのは、こうした見えない部分の作り込みがあるからなんですね。
各グレードの純正サイズ早見表
| グレード | タイヤサイズ | ホイールサイズ | 外径(参考) |
|---|---|---|---|
| S | 225/65R17 | 17×7J | 724mm |
| G | 225/60R18 | 18×7J | 727mm |
| Z / PHEV | 225/55R19 | 19×7J | 730mm |
Zグレードと19インチの魅力
最上位の「Zグレード」や、プラグインハイブリッドの「PHEVモデル」には、大迫力の225/55R19が標準装備されています。ハリアーの美しく流麗なボディラインを引き立てるためには、やはり足元にボリューム感を持たせることが効果的です。19インチの大きなアルミホイールは、フェンダーの隙間を視覚的に埋めてくれる効果もあり、SUVらしい力強さと都会的なプレミアム感を一気に高めてくれますね。
ステアリングレスポンスの向上
見た目のインパクトだけでなく、走りにも明確な違いが出ます。19インチになるとタイヤの扁平率が55%になり、サイドウォールの剛性がグッと高まります。これにより、ステアリングを切ったときの車の反応(ヨー応答性)がスッと俊敏になるのが大きな魅力です。山道のカーブや高速道路の車線変更でも、車体がグラグラとロールしにくく、ドライバーの意図通りにスッと曲がってくれるスポーティな感覚を味わえるのは19インチならではの特権かなと思います。少し乗り心地が硬めに感じる方もいるかもしれませんが、ハリアーの優秀なサスペンションがしっかりと衝撃をいなしてくれるので、不快な突き上げ感はほとんどありません。
外径が統一されている理由とは?
ここで一つ面白いポイントがあります。17インチ(約724mm)、18インチ(約727mm)、19インチ(約730mm)と、全グレード間でタイヤの全体的な外径が最大でも6mm程度の差に収まるよう、極めて緻密にサイズ設定されているんです。これは決して偶然ではありません。現代の車は、スピードメーターの表示だけでなく、ABS(アンチロック・ブレーキ)や横滑り防止装置、そして「Toyota Safety Sense」といった先進安全装備のすべてが、車輪の回転数(外径サイズ)を基準にしてコンピューター制御されています。
もしグレード間でタイヤの外径がバラバラだと、コンピューターのプログラムをそれぞれ作り直さなければならなくなります。外径を統一することで、どのグレードでも安全機能が100%の精度で正しく作動するように設計されているというわけですね。車いじりをする上でも、「外径を変えない」というのは絶対のルールになってきます。

適合するホイールのハブ仕様

純正から社外ホイールに交換する際や、冬用のスタッドレスタイヤ用にホイールを新調する際に、絶対に知っておかなければならないのが「ハブ周りの寸法規格(スペック)」です。ここを見誤ると、最悪の場合は車に取り付けられないばかりか、走行中にホイールが外れてしまう重大な事故に繋がるので注意が必要ですね。
P.C.D.とホール数について
まず、ハリアー80系のホイールを固定するボルトの位置関係を示すP.C.D.(ピッチ・サークル・ダイヤメーター)は「114.3mm」で、ボルトの数は「5穴(5H)」となっています。この「5H-114.3」という規格は、日本のミドルサイズ以上の乗用車やSUVで最も普及しているデファクトスタンダードです。そのため、カー用品店やネット通販を探せば、星の数ほど豊富なデザインのホイールからお気に入りを見つけることができるという、カスタマイズ好きにはとても恵まれた環境にあります。
トヨタ特有のハブ径とハブリングの重要性
次に車体側の中央の出っ張り(ハブ径)ですが、トヨタ車は伝統的に「60mm(φ60)」に設計されています。純正ホイールはこの60mmのハブに隙間なくピタッとハマる「ハブセントリック構造」になっており、車の重さをボルトだけでなくハブ全体で支えることで、高速道路でのハンドルのブレ(シミー現象)を防いでいます。
一方で、市販の社外ホイールは色々なメーカーの車に付けられるよう、中心の穴が73mmなど大きめに作られていることが多いです。社外ホイールを履く際は、この隙間を埋めるための「ハブリング」(外径73mm-内径60mmなど)を必ず装着することを強くおすすめします。ハブリング一つ入れるだけで、走りの安定感がまるで違ってきますよ。
【超重要】ホイールナットの罠に注意!
ハリアーの純正アルミホイールは、ワッシャーが付いた特殊な「平面座ナット(M12×P1.5)」で固定されています。しかし、市販されている多くの社外アルミホイールは、ボルト穴の周辺がすり鉢状になった「60度テーパー座」という全く違う形状をしています。
純正の平面座ナットを、社外のテーパー座ホイールに使い回すのは絶対にNGです!面ではなく点だけで接触することになり、どれだけ強く締め付けても走行中の振動ですぐに緩んでしまい、最悪の場合はタイヤが脱落します。社外ホイールに交換する時は、必ずそのホイールに適合するテーパー座ナットを別途用意してくださいね。
\ 足回りの必須アイテム /
迫力を増すインチアップ手法
ハリアーの力強いボディラインと、広々とえぐられたフェンダーアーチを見ていると、「もっと大きなホイールを入れてツライチにしたい!」とウズウズしてくる方も多いのではないでしょうか。実際、ハリアー80系において20インチや、さらに巨大な21インチへの「インチアップ」は、エクステリアをスポーティで大迫力に変貌させるカスタマイズの王道として非常に人気があります。
インチアップの基本ルール:外径の維持
インチアップとは、タイヤの外径(全体の直径)をほぼ変えずに、ホイールのリム径を大きくし、その分タイヤのサイドウォール(ゴムの厚み)を薄くする(扁平率を下げる)手法のことです。ここでの絶対的な成功の法則は、純正のタイヤ外径である約724mm〜730mmの範囲内にきっちりと収めることです。
先ほどもお話しした通り、現代の車はタイヤの外径を基準にしてスピードメーターや安全支援システム(Toyota Safety Sense)、さらにはE-Fourなどの電子制御を行っています。外径が大きく狂ってしまうと、メーターが実際の速度より遅く表示されてしまったり(車検に通らなくなります)、自動ブレーキが誤作動を起こすリスクが生じるため、タイヤ選びはミリ単位での正確な計算が求められるんですね。
ロードインデックス(荷重指数)に気を配る
さらに見落としがちなのが、「ロードインデックス(LI:荷重指数)」の確認です。これは、規定の空気圧を入れたときにタイヤ1本がどれだけの重さを支えられるかを示す数値です。インチアップをしてタイヤが薄くなると、中に入る空気の量が減るため、このロードインデックスが純正タイヤよりも下がってしまう(耐荷重不足になる)ケースがあります。
もしハリアーのような重たいSUVを、耐荷重不足のタイヤで走らせてしまうと、高速道路を走っている最中にタイヤが波打つスタンディングウェーブ現象が起き、最悪の場合はバースト(破裂)を引き起こしてしまいます。インチアップする際は、必ず純正タイヤと同等以上のロードインデックスを持つタイヤ(エクストラロード規格など)を選ぶようにしてください。命を乗せて走るパーツだからこそ、見た目以上に安全マージンの確保が大切かなと思います。
\ 愛車の印象がガラッと変化 /
20インチ化のメリットと注意点

ハリアー80系でインチアップを実践する場合、一番現実的でバランスが良いとされるのが「20インチ化」です。20インチにした場合の定番のタイヤサイズは245/45R20になります。このサイズを選ぶとタイヤの外径は約728mmとなり、純正19インチ(730mm)と比較しても誤差はわずかマイナス2mmという、完璧と言えるレベルで許容範囲内に収めることができます。
20インチ化がもたらす大きなメリット
最大のメリットは、なんといっても圧倒的なドレスアップ効果と視覚的な満足感です。ホイールの存在感が増すことで、車全体のプロポーションが引き締まり、高級SUVとしてのオーラが一段と強くなります。さらに、タイヤの幅が純正の225mmから245mmへと20mmワイドになるため、路面と接触する面積が増加します。これにより、ドライ路面でのグリップ力や、ブレーキを踏んだ際の制動力が向上し、高速道路でのコーナリングも地面に張り付くような安定感を得ることができます。
知っておくべき力学的なデメリット
一方で、インチアップには物理的なトレードオフがつきものです。扁平率が45%に下がることでタイヤのゴムのクッション性が失われ、路面のマンホールや段差を乗り越えた際の「突き上げ感」や「ロードノイズ(ゴーッという音)」が増加し、乗り心地が硬くなってしまいます。
また、ホイールが大きくなりタイヤが太くなることで、「バネ下重量(サスペンションより下にある部品の重さ)」が重くなります。バネ下重量が重くなると、サスペンションの動きが鈍くなり、車の発進時にもっさりとした重さを感じたり、燃費が少し悪化したりする傾向があります。
軽量ホイールでネガティブ要素を打ち消す
こうした乗り心地の悪化や燃費の低下といったデメリットを最小限に抑えるためのテクニックがあります。それは、単にデザインだけでホイールを選ぶのではなく、「鍛造(たんぞう)」や「フローフォーミング」といった特殊な製法で作られた軽量かつ高剛性なアルミホイールを選ぶことです。
お値段は少し張りますが、ホイール自体を軽くすることでバネ下重量の増加を防ぎ、20インチの大迫力と、純正に近いしなやかな乗り心地を両立させることが可能になります。長くハリアーに乗るなら、ホイールの「軽さ」にはぜひこだわってみてほしいですね。
\ 乗り心地を保つ軽量モデル /
ハリアー80のタイヤサイズの実用と維持
ここからは、ドレスアップだけでなく、日々の維持費や冬場の備え、そして車検といった実用的な面にスポットを当てていきます。ハリアー80のタイヤサイズにまつわるリアルなお金と法律の話ですね。
冬季のスタッドレスタイヤ選び
雪国にお住まいの方はもちろん、冬場はスキーやスノーボード、温泉旅行で雪道を走る機会がある方にとって、スタッドレスタイヤへの交換は避けては通れない冬の儀式ですよね。ハリアーは車高が高く視界が良いSUVですが、車体が重たいため、ひとたび雪や氷の上で滑り出すと、その慣性の法則でなかなか止まってくれません。だからこそ、スタッドレスタイヤ選びは非常に重要になってきます。
19インチのスタッドレスはとにかく高額!
ZグレードやPHEVモデルに乗っている方が直面する最初の壁が、「19インチのスタッドレスタイヤの価格が高すぎる」という問題です。19インチ(225/55R19)のような大口径・低扁平サイズのタイヤは、製造に特殊な技術が必要でゴムの使用量も多いため、いざカー用品店で見積もりを取ると、ホイールセットで20万円から30万円近い金額を提示されて驚愕することがよくあります。
もちろん、お財布に余裕があれば19インチのままスタッドレスを履くのが見た目的には一番かっこいいですが、冬の数ヶ月間のためだけにそこまでの投資をするのはちょっと…と躊躇してしまうのが本音ではないでしょうか。
プレミアム銘柄か、スタンダード銘柄か
スタッドレスタイヤの銘柄選びも予算に直結します。例えば、北海道や東北地方など、冬の間ずっと雪が降り続き、交差点がツルツルのブラックアイスバーンになるような過酷な環境にお住まいの方には、初期投資が高くても絶対的な氷上ブレーキ性能を誇るブリヂストンの「ブリザック(VRX3やDM-V3など)」や、ヨコハマの「アイスガード」といったプレミアム銘柄を選ぶのが、事故を防ぐための確実な保険になります。
逆に、関東や関西の都市部に住んでいて「年に数回しか雪は降らないけれど、万が一の急な降雪や、凍結路面への備えとして持っておきたい」という方であれば、ダンロップの「ウインターマックス」やグッドイヤーの「アイスナビSUV」といったコストパフォーマンスに優れたスタンダード銘柄を選ぶのも賢い選択です。浮いたお金を、ハリアーのボディコーティングやメンテナンス費用に回すのも、車を綺麗に保つための良いアイデアですね。
\ 豪雪地帯でも安心の氷上性能 /
経済的なインチダウンのすすめ

先ほど「19インチのスタッドレスは高すぎる」というお話をしましたが、これを解決する最もポピュラーで賢い裏技が「インチダウン」という手法です。ハリアーのオーナーの間では、冬場だけあえて小さなサイズのホイールとタイヤのセットを装着する方が非常に多いんですね。
17インチへのダウンサイジングがベスト
インチダウンのやり方は簡単です。Zグレード(19インチ)やGグレード(18インチ)に乗っている方でも、ブレーキキャリパー(車輪の内側にあるブレーキ部品)に干渉しない範囲であれば、ホイールサイズを小さくすることができます。ハリアー80系の場合、一番おすすめなのがSグレードに標準装備されている「17インチ(225/65R17)」へのインチダウンです。
同じ車種の純正で採用されているサイズなので、車検や安全システムへの影響を心配することなく、安心して装着できるのが最大の強みですね。(※極端に小さな16インチ等を入れるとブレーキに当たる可能性があるので、17インチが無難です。)
インチダウンによる劇的なコスト削減
19インチのスタッドレスセットが20万円以上するのに対し、17インチに落とすだけで、同じ銘柄でも10万円前後から15万円程度の予算でアルミホイール付きの新品4本セットが買えてしまいます。半額近くなることも珍しくないため、この差額は本当に大きいです。家計を預かるパパさんにとっても、奥様に決済をもらいやすい説得力のあるカスタマイズと言えるかもしれません。
雪道における「厚いタイヤ」のメリット
インチダウンは、実はお財布に優しいだけでなく、雪道を走る上での力学的なメリットも大きいんです。ホイールが17インチに小さくなった分、タイヤのゴム部分(扁平率65%)が分厚くなりますよね。この分厚いエアボリュームのおかげで、タイヤが雪や氷の路面にグシャッと均一に押し付けられやすくなり、トラクション(前に進む力)がしっかりかかります。
さらに、雪道特有のガタガタの轍(わだち)にハンドルを取られにくくなったり、雪に隠れた縁石にうっかりタイヤを擦ってしまった時でも、ゴムが厚いおかげで大切なアルミホイールにガリ傷がつくのを防いでくれたりもします。冬場は「実用性と経済性」を割り切って17インチを履きこなすのが、SUV乗りのスマートなスタイルかなと思います。
\ 半額以下で揃う賢い選択 /
車検適合基準とはみ出し許容
タイヤやホイールを自分好みにカスタマイズして「ツライチ(フェンダーとホイールの面をぴったり合わせること)」を目指す際、絶対に避けて通れないのが道路運送車両法に基づく保安基準、つまり「車検のルール」です。違法改造車になってしまうと公道を走れないだけでなく、万が一事故を起こした際に任意保険が降りないなど、人生を左右するリスクがあるので正しい知識を持っておきましょう。
「10mm未満ならはみ出してもOK」の真実と罠

車好きの間でよく「法律が変わって、タイヤが10mmまでならフェンダーからはみ出しても車検に通るようになったらしいよ」という噂が飛び交っています。これは半分正解で、半分間違いです。2017年の法改正により、確かに一定の条件下で10mm未満の突出が許容されるようになりました。(出典:国土交通省『道路運送車両の保安基準の細目を定める告示 第178条』)
はみ出しが許されるのは「ゴムの部分」だけ!
ここからが超重要です。この「10mm未満ならOK」という緩和ルールが適用されるのは、あくまでタイヤ本体のゴムの部分(リムガードやサイドウォールの膨らみなど)だけなんです。
アルミやスチールでできた「ホイールのリム」や「ディスク面のスポーク」、そして「ホイールナット」が1mmでもフェンダーからはみ出していたら、一発で車検は不合格になります。「10mmルールがあるから大丈夫」と勘違いして、インセット(オフセット)の数値がキツいホイールを履かせたり、分厚いワイドトレッドスペーサーを入れたりするのは非常に危険なコンプライアンス違反です。金属部分は必ずフェンダーの奥にきっちり収める設計にしてくださいね。
※法律や車検基準に関する規定は変更される場合があります。本記事の情報はあくまで一般的な目安とし、最終的な判断は必ず国土交通省の公式サイトをご確認いただくか、ディーラーや車検専門店にご相談ください。
ロードインデックスと溝の深さも厳しくチェック
車検で不合格になるのは「はみ出し」だけではありません。タイヤの溝がすり減って、スリップサイン(残り溝1.6mmの目印)が一つでも出ていればアウトですし、経年劣化によるひどいヒビ割れも危険とみなされます。
また、前述した「ロードインデックス(荷重指数)」も検査官に見られるポイントです。純正のロードインデックスを下回っていると、重たいハリアーの車体を支えきれないと判断されて車検に通りません。安全基準は私たちドライバーや歩行者の命を守るためのものですから、ギリギリを攻めるのではなく、余裕を持った合法セッティングで堂々とカッコよく乗りこなしたいですね。
タイヤ交換の費用と市場動向

車検のタイミングやタイヤがすり減ってきた時、大きなSUVのタイヤ交換費用は家計にとってかなりの痛手ですよね。ディーラーや昔ながらの大型カー用品店にそのまま車を持ち込んで、「ハリアーの19インチのタイヤ、4本全部新品にしてください」とお願いすると、工賃込みで15万円〜20万円近い見積もりが出てきてクラッとする…という経験をした方も多いはずです。
ネット通販+持ち込み交換が今のトレンド
そこで最近、ハリアーオーナーの間でもすっかり主流になりつつあるのが、「インターネット通販でタイヤを安く買い、近くの整備工場に直送して持ち込み交換してもらう」という経済合理性に優れた賢い買い方です。
Amazonや楽天市場、オートウェイといった大手ECサイトでは、ディーラーなどで買うよりもタイヤ本体が半額近くの値段で売られていることがよくあります。購入したタイヤを自宅ではなく、事前に予約した「タイヤ交換専門のショップ」や「対応してくれるガソリンスタンド」に直送してもらうことで、重たいタイヤを自分で運ぶ手間もかかりません。
持ち込み工賃のリアルな相場(18〜19インチ)
気になる「持ち込み交換の工賃」ですが、タイヤのサイズが大きくなるほど作業の難易度が上がるため、料金も高めに設定されています。ハリアーの18インチや19インチの場合、硬い低扁平タイヤをホイールに傷をつけずに組み替えるために、大型の専用タイヤチェンジャーと熟練の技術が必要になります。
そのため、古いタイヤの取り外し、新しいタイヤの組み込み、ホイールのバランス調整、ゴムバルブの新品交換、そして古い廃タイヤの処分料までをすべて含めた総額で、4本で約10,000円〜15,000円程度が現在の一般的な適正相場となっています。この1万円ちょっとの工賃を払ったとしても、ネット通販によるタイヤ本体の大幅な割引額を考えれば、トータルの出費はディーラー見積もりの半分近くまで抑えられるケースがほとんどです。
※注意点として、費用相場は地域やお店の設備、時期(スタッドレス履き替えの繁忙期など)によって変動します。また、極端な扁平タイヤや特殊なホイールの場合は追加料金がかかることもあるので、事前にネットで近所のショップの口コミを調べ、正確な工賃の見積もりを出してもらってから予約するようにしてくださいね。
\ 工賃込みでディーラーの半額 /
PHEVモデル特有の要求性能

ハリアーのラインナップの中でも、型式「AXUP85」として展開されているプラグインハイブリッド(PHEV)モデルは、タイヤ選びの観点から見ると少し特殊で、非常に過酷な要求性能が求められる車です。ガソリン車や通常のハイブリッド車と同じ感覚でタイヤを選んでしまうと、せっかくの車のポテンシャルを台無しにしてしまう可能性があるので注意が必要です。
バッテリーによる「重量増」とモーターの「大トルク」
PHEVモデルの最大の特徴は、フロア下に大量の電気を蓄える大容量リチウムイオンバッテリーを敷き詰めていること、そしてフロントとリアに強力な駆動用モーター(E-Four)を搭載していることです。これにより、車検証を見てもらうとわかるのですが、車両重量が通常のモデルと比べて数百キログラム単位で重くなっています。
さらに、電気モーターはエンジンと違い「アクセルを踏んだ瞬間(回転数ゼロ)からいきなり最大のトルク(加速力)を発揮する」という特性を持っています。つまり、めちゃくちゃ重たい車体を、とてつもない力でいきなり引っ張るわけです。
これに耐えるためには、タイヤのブロック剛性が高く、地面をガッチリと掴んで空転しない(トラクション性能が高い)タイヤが必要です。また、コーナリング時やブレーキ時にかかる重力の負担も桁違いなので、タイヤの骨格(カーカス)が頑丈で、ロードインデックス(荷重指数)に十分な余裕があるタイヤを絶対に選ばなければなりません。
無音の車内だからこそ「ロードノイズ」が目立つ
もう一つのポイントが「静粛性」です。PHEVモデルは充電した電気を使って、エンジンをかけずにモーターだけで長距離を走る(EV走行)ことができます。日常の街乗りならエンジン音が一切しないため、車内は高級オーディオルームのように静かです。
しかし、エンジン音が無いからこそ、逆にタイヤが路面と擦れる「ゴーッ」というロードノイズや、風切り音が相対的に目立ってうるさく感じてしまうという現象が起きます。そのため、PHEVモデルのリプレイス(交換用)タイヤを選ぶ際は、タイヤの内側に吸音スポンジが貼り付けられたプレミアムコンフォートタイヤ(ヨコハマの「アドバンデシベル」やブリヂストンの「レグノ」、あるいはEV専用タイヤなど)を選ぶのがおすすめです。少々お値段は張りますが、PHEVが持つラグジュアリーでシームレスな移動空間の魅力を、120%引き出してくれるはずですよ。
\ 車内の静けさがワンランクUP /
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ハリアー80のタイヤサイズの総括


ここまで大変長くなりましたが、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございます。今回は「ハリアー80のタイヤサイズ」をテーマに、純正スペックの基礎知識から、迫力のインチアップ、冬場のスタッドレスの賢い選び方、さらには車検のルールやリアルな維持費のお話まで、私が知る限りの情報を包み隠さずお伝えしてきました。いかがだったでしょうか。
タイヤ選びは「ライフスタイル」を選ぶこと
記事を通じてお伝えしたかったのは、タイヤやホイールのカスタマイズに「誰にでも当てはまるたった一つの正解」はないということです。
20インチや21インチへのインチアップで、誰もが振り返るようなカッコいい都会派SUVを目指すのも最高に楽しいですし、スタッドレスタイヤをあえて17インチにインチダウンして、浮いた予算を家族旅行や美味しいご飯に回すというのも、非常にスマートでかっこいいパパの選択ですよね。また、PHEVの静けさを極限まで高めるために、高級なコンフォートタイヤに投資するのも、大人の贅沢な趣味と言えます。自分がハリアーとどう付き合っていきたいか、どんなライフスタイルを送りたいかによって、選ぶべきタイヤのサイズや銘柄は自然と決まってくるのかなと思います。
安全第一で最高のカーライフを
ただ一つだけ共通して言えるのは、タイヤは車の中で唯一、路面と触れている最も重要な保安部品だということです。外径を揃えること、ロードインデックスを守ること、そしてフェンダーからのはみ出しといった車検のルールをしっかり守ることは、自分自身と同乗者、そして周りの人の命を守ることに直結します。
数値スペックの持つ意味を正しく理解して、絶対に無理のない安全なセッティングの範囲内で、あなただけのハリアーを作り上げてくださいね。今回の情報が、ハリアー80系に乗るあなたのカーライフをより豊かで楽しいものにするための、少しでもお役に立てれば嬉しいです。これからも、安全運転で素敵なドライブを満喫してください!







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