ジムニーのカスタムを考えたとき、真っ先に候補に挙がるのが「ホイール交換」ですよね。ガラッと印象が変わりますし、オフロード性能(タイヤの選択肢)にも影響します。そして、そのホイールを探す場所として、多くの人がメルカリを利用しているかなと思います。
でも、いざ「メルカリでジムニーのホイール」と検索してみると、jb64やjb23といった型式ごとの違いや、シエラ(JB74)用との差、そして膨大な数の「新車外し」といった独特な出品もあって、「どれがいくらくらいで買えるのか?」、「自分のジムニーに付くのか?」、「安全に取引できるのか?」など、相場が分かりにくく不安に感じることも多いのではないでしょうか。
タイヤセットになっているとお得なのか、逆にホイール1本のみで探す場合の価格はどれくらいか、さらに言えば送料がいくらかかるのかも気になるところです。私自身、ジムニーのカスタムには非常に興味があるので、その気持ちはよく分かります。
この記事では、メルカリでジムニーのホイールを探している方に向けて、私がリサーチした「リアルな取引相場」や「購入時の絶対的な注意点」を、モデル別・ブランド別に分かりやすく、そして徹底的に深掘りしてまとめてみました。ぜひ、あなたのホイール選びの参考にしてみてください。
- メルカリでのモデル別純正ホイール相場(新車外し・中古)
- RAYSなど人気の社外ホイールの取引価格と注意点
- タイヤセットや1本のみで購入する時のチェックポイント
- 失敗しないための送料や発送方法、フリマ取引のリスク管理
メルカリでジムニー ホイールの相場

まずは皆さんが一番気になっているであろう、「結局いくらなの?」という相場観から見ていきましょう。ひとくちに「ジムニーのホイール」と言っても、メルカリ市場では現行のJB64と先代のJB23、そして普通車のシエラJB74で、価格や商品の状態、取引の傾向がけっこう異なります。特に「新車外し」というキーワードが、この特殊な市場を理解する上でとても重要ですね。
新車外しの出品はどれくらい?

メルカリで「ジムニー ホイール」と検索すると、「新車外し」という商品説明が付いた商品を本当に多く見かけます。
これは、ジムニー(特に現行のJB64)が非常に人気で、納車まで長期間待つことも珍しくないためです。多くのオーナーさんは、その納車待ちの間にカスタムプランを練り、先に好みの社外ホイールを手配してしまいます。そして、納車と同時にディーラーやカスタムショップでホイールを交換するわけですね。
その結果、走行距離ゼロ、あるいはディーラーから自宅までといった極めて短距離しか走行していない「ほぼ新品」の純正ホイールが、メルカリ市場に大量に供給される、という他の車種ではあまり見られない独特の生態系が生まれています。
メルカリが「主戦場」であるワケ
この活発なカスタム需要と、メルカリ(フリマアプリ)の手軽さが完璧に組み合わさった結果、メルカリはジムニー用ホイール取引の「主戦場」としての地位を確立しています。
- 売り手(新車購入者): 不要になった新車外し品を売却し、高価な社外ホイールの購入資金の足しにできる。
- 買い手(カスタム初心者): 手頃な価格で純正からのアップグレード(例:鉄チン→アルミ)ができる。
- 買い手(ベテラン): 高品質な純正品を、スタッドレス用やオフロード専用のセカンドセットとして安価に手に入れられる。
このように、売り手と買い手のニーズががっちりハマることで、市場の活気と高い流動性が生まれているんですね。この「新車外し」の供給が、メルカリ相場の基準を作っていると言っても過言ではありません。
JB64純正アルミホイールの価格

現行モデルJB64の最上級グレード「XC」に標準装備されている、切削加工(表面がキラキラしているやつですね)が美しいアルミホイール。これがまた人気なんです。
人気の理由はデザイン性だけでなく、なんと信頼のENKEI(エンケイ)製であること。軽量かつ高品質である点も、オーナーさんの満足度を高めているポイントです。
メルカリでの相場(新車外し・4本セット・送料込み)は、だいたい以下の範囲で取引されていることが多いようです。
取引相場: 約 59,800円 〜 63,000円
出品される商品の状態が「新車外し」でほぼ均一(=どれも新品同様)であるため、価格が中古品のように大きくブレることがなく、比較的安定しているのが特徴ですね。この価格帯から大きく外れている場合は、送料が「着払い」になっていないかなどを確認する必要があります。
JB64純正鉄チン(スチール)

こちらは「XG」グレードや「XL」グレードに標準装備されるスチールホイール、いわゆる「鉄チン」です。
「え、鉄チン? アルミの方が良いんじゃ…」と思うかもしれませんが、ここ数年、この無骨なスチールホイールをあえて選び、レトロなオフロードスタイルにカスタムするベースとして人気が再燃しています。クラシックな雰囲気がたまらない、というわけですね。
メルカリでの相場(新車外し・4本セット)は、アルミと違って価格にかなり幅があります。
取引相場: 約 23,000円 〜 39,800円
不思議ですよね。同じ「新車外し」なのに、なぜこんなに価格差(約17,000円)があるのか。この最大の理由は、「送料」の扱いの違いにあります。
価格差のカラクリ:送料込み vs 着払い
リサーチしてみると、安価な事例(約23,000円)は「着払い(購入者負担)」、高価な事例(約39,800円)は「送料無料(出品者負担)」となっていることがほとんどです。
ホイール4本(特にタイヤ付きだと)の送料は、発送地域にもよりますが数千円〜1万円近くなることも。そのため、パッと見の価格だけでなく、送料を含めた「総額」で比較することが非常に重要です。あとは、センターキャップ(ホイール真ん中のフタ)が付属しているかどうかも、価格に影響します。
ちなみに、この純正スチールホイール(カラードスチールホイール)、ディーラーで新品を購入すると1本14,433円、4本で約58,000円にもなるそうです。そう考えると、メルカリで状態の良い新車外し品(送料込みで約4万円前後)を購入するのが、いかに経済的合理的かがよく分かりますね。
JB23純正ホイールの中古相場

1998年から2018年まで、なんと20年間も製造・販売されたモンスターマシン、先代のJB23。当然ながら、メルカリ市場での流通量も圧倒的です。
JB64とは異なり「新車外し」はほとんどなく、ほぼ全てが「中古品」となります。そのため、価格帯も非常に広いのが特徴です。
価格を決定する最大の要因は、「ホイールの状態」と「付属するタイヤの状態」の2点ですね。
ホイールのみ(4本・中古)
取引相場: 約 15,000円 〜 25,000円
価格は、リム(フチ)のガリ傷、スポーク(表面)の擦り傷、そしてアルミホイール特有の白いミミズ腫れのような「腐食」や、塗装の浮き具合によって大きく変動します。安価なスタッドレス用や、本気でオフロードを走るためのセカンドセット(どうせ傷つくから気にしない!という用途)を探すには最適かもしれません。
タイヤセット(中古)
- スタッドレスセット: 約 35,500円 〜 (タイヤの価値次第で高額にも) ヨコハマのiceGUARD G075など、人気銘柄で溝が十分残っている(バリ溝)ものは高値で取引されます。
- サマータイヤセット: 約 20,000円 〜 30,000円 溝が少なめ(スリップサイン間近)のものや、製造年が古いタイヤとのセットは、このあたりの価格帯で取引されることもあります。「タイヤはおまけ程度」と考えた方が良いかもしれませんね。
シエラ(JB74)はいくら?

最後は、軽自動車のジムニー(JB64/JB23)とは規格が異なる、普通車規格のジムニーシエラ(JB74)です。
シエラ(JB74)の相場も、JB64と同様に「新車外し」が高値で安定しています。取引事例を見ると、中古品(状態:可)の4本セットで 71,500円といったものもありました。
ここで、メルカリでジムニーのホイールを探す上で、絶対に間違えてはいけない最重要ポイントがあります。
【最重要】軽ジムニーとシエラは互換性ナシ!
「PCD ($139.7$)」と「5穴」という、ホイールの基本的な取り付け規格は、軽ジムニー(JB64/JB23)とシエラ(JB74)で共通です。だからこそ、買い間違いが多発するんです。
以下の2点が決定的に異なります。
- 軽ジムニー (JB64/23): 16インチ / インセット $+22$
- シエラ (JB74): 15インチ / インセット $+5$
「デザインが似てるから」という理由で、軽ジムニー(JB64)オーナーがシエラ(JB74)用のホイールを購入しても、インチが違うため(16インチ→15インチ)、今履いているタイヤは流用できません。逆も同様です。
また、インセット値も大きく異なるため($+22$ vs $+5$)、装着できたとしても車体からの「出面(ツラ)」が全く変わってしまいます。購入時は、必ず商品説明欄で型式(JB64用かJB74用か)の確認が必須です!
ジムニー ホイールスペック比較表
買い間違いを防ぐために、主要モデルの純正スペックを一覧表にまとめます。これはメルカリで商品を探す際の「適合確認シート」として使ってください。
| モデル(型式) | インチ | J数(リム幅) | インセット | P.C.D | 穴数 | ハブ径 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| JB64 (軽) | 16 | 5.5J | +22 | 139.7 | 5穴 | 108 mm |
| JB23 (軽) | 16 | 5.5J | +22 | 139.7 | 5穴 | 108 mm |
| JA11/12/22 (軽) | 16 | 5.5J | +22 | 139.7 | 5穴 | 108 mm |
| JB74 (シエラ) | 15 | 5.5J | +5 | 139.7 | 5穴 | 108 mm |
(出典:スズキ株式会社 ジムニー主要諸元表 および ジムニーシエラ主要諸元表 に基づき作成)
この表から、「PCD・穴数・ハブ径は全モデル共通」であり、「軽ジムニー(JB64/23/JA系)とシエラ(JB74)では、インチとインセットが決定的に異なる」ことが明確にわかりますね。
メルカリでジムニー ホイールを探すコツ

モデル別の相場感が把握できたところで、次はメルカリで「賢く」「安全に」ホイールを探すための実践的なコツや、社外品、タイヤセットなど、具体的なチェックポイントを見ていきましょう。スペックとフリマ特有のリスクを理解することが、まさに「失敗しない」カギですね。
人気のRAYSなど社外品相場

メルカリは純正品だけでなく、ジムニーオーナー憧れの人気の社外ホイールも活発に取引されています。市場は「性能と資産価値」を重視する層と、「デザインとコストパフォーマンス」を重視する層に分かれている印象です。
RAYS(レイズ)
言わずと知れた、日本を代表する高性能ホイールメーカーですね。「VOLK RACING TE37」シリーズなど、軽量・高剛性な鍛造ホイールは、単なるカスタムパーツを超えた「資産」としての価値も持っています。メルカリでの出品数は多くありませんが、取引価格は非常に高額です。
状態やモデル(絶版モデルや限定カラーは特に高価)によりますが、中古4本で80,000円から200,000円以上と幅広く、TOYOオープンカントリーなどの人気オフロードタイヤと組まれたセットでは、250,000円を超えるような高額な取引も見られます。
ORIGIN Labo(オリジンラボ)
ジムニー専門パーツも手掛けるORIGIN Laboの「MUD-S7」や「MUD-SR7」といったホイールは、オフロードスタイルにバッチリはまるデザインと、新品でも比較的手頃な価格設定で、カスタムの「定番」として絶大な人気を誇ります。
メルカリでも新品・中古ともに流通量が豊富ですね。中古のタイヤセット(例:Dunlop MT2)で 90,000円といった売却事例がありました。
その他の注目ブランド
ジムニーカスタムの老舗専門店であるAPIO(アピオ)のオリジナルホイール(WILDBOARシリーズなど)や、JB64の純正アルミも手掛けるENKEI(エンケイ)の社外ホイールも、信頼性と人気を兼ね備えており、メルカリで取引されています。
社外品の最重要注意点:インセット
社外ホイールを購入する際、最も注意が必要なのが「インセット(オフセット)」の値です。
軽ジムニーの純正インセットが $+22$ であるのに対し、社外品の多くは $+20$(純正より2mm外側に出る)や、さらには $0$ や $-20$ といった「マイナスインセット」が設定されています。
インセットの数値が小さく(マイナスに)なるほど、ホイールは車体の外側に突出します。これにより、いわゆる「ツライチ」や、よりアグレッシブなワイドスタンスを実現できますが、ノーマルのフェンダーではタイヤがはみ出してしまい、車検に通らなくなる可能性が非常に高いです。
マイナスインセットのホイールは、リフトアップやオーバーフェンダー(車幅を広げるパーツ)の装着が前提となっている場合がほとんどです。メルカリで購入する際は、そのインセット値が自分の車の仕様(ノーマルか、リフトアップしているか、フェンダーはどうか)に適合するかを、厳密に見極める必要があります。
タイヤセット購入時のチェックリスト

ホイールとタイヤがセットで出品されている場合、一見お得に見えますが、タイヤの状態もしっかりチェックしないと、結局「ホイールだけ買っておけばよかった…」と後悔することになりかねません。ホイールの状態(傷、歪み)に加えて、以下の3点を重点的にチェックしましょう。
タイヤの製造年
これは最重要チェックポイントです。タイヤはゴム製品なので、溝がどれだけ残っていても、時間とともに劣化(硬化)します。
タイヤの側面には「2210」といった4桁の数字が刻印されています。これは「2022年の第10週(3月頃)」に製造されたことを示します。出品者にこの数字を確認するか、写真を追加してもらいましょう。
一般的に、溝が残っていても製造から3年〜5年以上経過したタイヤは、ゴムが硬化し、本来のグリップ性能(特に雨の日)や乗り心地が低下している可能性があります。「新車外し」と書かれていても、車体自体の年式が古ければタイヤも古いので注意が必要です。
残溝
「バリ溝」「8分山」「9.5分山」といった表現は、出品者の主観的なものであることが多く、あまりアテになりません。「残溝約12mm」のように、デプスゲージ(溝の深さを測る器具)で測った具体的な数値で記載されているかを確認するのがベストです。
最低でも、スリップサイン(溝の底にある盛り上がった部分)が出ていないか、偏摩耗(片側だけ異常に減っている)がないかを写真で確認しましょう。
タイヤの銘柄
装着されているタイヤが、自分の主な用途(オンロード中心か、オフロードか、雪道か)に合っているかも重要です。TOYOオープンカントリー R/Tや、YOKOHAMAジオランダーといった人気のオフロード/オールテレーンタイヤが組まれていると、当然ながら価格は高くなる傾向がありますね。
1本のみの出品価格は?

メルカリでは4本セットだけでなく、「1本のみ」の出品も存在します。
これは主に、「背面タイヤ(スペアタイヤ)用に純正アルミを1本だけ欲しい」「走行中に1本だけガリッと傷つけてしまったので、同じものを探している」といったピンポイントな需要に応えるためのものです。
価格は当然割高になります。例えば、JB64純正アルミ(新車外し)が1本あたり 12,000円から 15,300円程度で取引されています。4本セット(約6万円)が1本あたり15,000円と考えると、ほぼ同等か少し割高、といったところでしょうか。
ホイール購入は「4本セット」が原則
破損交換などの明確な理由がない限り、バラ売りのホイールを4回に分けて買い集めるのは、あまり推奨できません。
理由は、状態が揃わないリスクがあるからです。中古品の場合、個々の使用状況(走行距離、日焼け具合)の違いから、4本並べたときに色味や傷の程度がチグハグになる可能性があります。また、品質に微妙な差があると、ホイールバランスに問題が生じ、走行中のハンドルの振動など、トラブルの原因になることもあります。
基本は「4本セット」での購入を推奨します。
送料はいくら?発送方法

メルカリでの大物(ホイール)購入において、見落としがちですが非常に重要なのが「送料」です。これを計算に入れていないと、予算を大幅にオーバーしかねません。
ホイールやタイヤセットは「重くてかさばる」ため、送料が数千円〜1万円以上かかることも珍しくありません。購入ボタンを押す前に、必ず「送料込み(出品者負担)」の価格なのか、「着払い(購入者負担)」なのかを確認しましょう。「着払い」の場合、受け取り時に高額な送料を請求されて驚くことになります。
発送方法の2大選択肢
メルカリでのホイール発送方法は、主に以下の2択です。
- ヤマト運輸(クロネコヤマトの宅急便): 最も一般的な方法です。出品者が自分でダンボールやPPバンドを使って梱包します。「着払い」に設定できるため、多くの出品者がこの方法を選びます。
- 梱包・発送たのメル便: メルカリとヤマトが提携したサービスで、プロの配達員が自宅で梱包から発送まで全て代行してくれます。匿名配送、全国一律送料で、出品者にとっては非常に楽な方法です。が、しかし…
「たのメル便」の致命的な注意点
この非常に便利な「梱包・発送たのメル便」ですが、実は「ホイールのみ」の状態では利用できません。サービスの対象は「タイヤ+ホイール」が組まれたセットのみとなっているんです。(※2025年11月現在の規約)
これが何を意味するかというと、ジムニー市場で最も多く流通している「新車外しのホイールのみ」を出品するオーナーは、この楽な「たのメル便」が使えない、ということです。自動的に「ヤマト運輸(宅急便)」での発送、つまり「面倒なDIY梱包」が必須になります。これは出品者側の大きなハードルですね。
送料と「何個口」で送るか?
ヤマト運輸(宅急便)で発送する場合、「着払い」だと購入者は「送料がいくらになるか」が不安になります。そのため、コメント欄で「(自分の住む地域)までの送料はいくらですか?」という質問が頻発します。
送料は「荷物のサイズ」と「個口(こぐち)数=荷物の個数」で決まります。
- 1本ずつ梱包(計4個口): 最も安全ですが、荷物が4個になるため送料は最も高くなります。(例:180サイズ × 4個)
- 2本を結束して1組(計2個口): 送料を抑えるために、ホイール2本をPPバンドなどで固く結束し、それを1個の荷物として「計2個口」で発送する慣習も広く行われています。(例:岐阜→茨城で2個口 合計4,380円、といった計算事例あり)
購入者としては、「何個口で発送予定か」を出品者に確認し、ヤマト運輸のサイトで送料の目安を把握しておくと安心ですね。
メルカリ ジムニー ホイール取引の結論

最後に、メルカリでのジムニーホイール取引について、私なりの結論と、購入ボタンを押す前の最終チェックリストをまとめます。
結論として、メルカリはジムニーオーナーにとって、間違いなく「ホイールの宝庫」です。走行ゼロの「新車外し」純正品から、RAYSのようなハイエンドな鍛造ホイール、ORIGINのような定番カスタムホイールまで、あらゆるニーズと予算に対応する商品が流通しています。
ただし、その魅力は、C2C(個人間)取引ゆえのリスクと常に隣り合わせです。知識武装と慎重な確認が、成功の可否を分けます。
購入ボタンを押す前の最終チェックリスト
- 適合スペックはOKか?
→ PCD: $139.7$, 5穴 は大前提。 - モデル違いではないか?
→ 自分の車は「軽(16インチ)」か「シエラ(15インチ)」か? 出品物はどちら用か? - カスタム仕様に合うか?
→ J数(リム幅)とインセット値は、自分の車(ノーマル or カスタム済)に適合するか?(特に社外品) - 商品の状態は許容範囲か?
→ 写真で傷、腐食の状態を許容できるか? 説明文に「歪み、クラック、エア漏れなし」の記載はあるか? - タイヤセットの場合は?
→ 製造年は3〜5年以内か? 溝は十分残っているか? - 支払総額はいくらか?
→ 送料は「込み」か「着払い」か? 着払いの場合、送料を含めた総額はいくらか?
フリマ(メルカリ)取引の「覚悟」を理解する
メルカリでの購入は、中古ホイール販売店(店舗)での購入とは本質的に異なります。以下の2つのリスクは、購入者が「必ず理解しておくべき」前提条件です。
1. 保証は一切ない(NCNR)
C2C取引は「現状有姿」が基本です。出品説明文に「歪み・クラックなし」と書かれていても、万が一、購入後に(タイヤを組む段階で)歪みが発覚するケースもゼロではありません。その場合でも、返品や返金は非常に困難(NCNR:ノークレーム・ノーリターンが慣習)です。
2. ホイールバランスは未調整
個人が出品する中古ホイール(タイヤセット含む)は、ホイールバランスが調整されていません。そのまま車に装着すると、走行中にハンドルがブルブルと振れる可能性が非常に高いです。購入後、タイヤショップに持ち込み、必ずホイールバランスの調整(有料:1本1,000円〜2,000円程度)を行うことが必須となります。この「別途費用」も予算に含めておく必要があります。
こうした重大な欠陥(歪み・クラックなど)のリスクを最小限に抑えるための最も合理的で賢い選択肢は、やはり走行距離ゼロで状態が確実な「新車外し」の商品を選ぶことかな、と私は思います。
この記事が、あなたのジムニーカスタムの第一歩を、安全かつ満足のいく形で応援できれば幸いです!




コメント