1989年から2004年にかけて製造・販売され、その堅牢な作りとカスタムベースとしての高いポテンシャルから、今なお多くのファンに愛され続けている100系ハイエース。特に、力強い走りと耐久性を誇るディーゼル4WDモデルのオーナー様の中には、タイヤ交換を機に自分だけの一台を創り上げたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、その長い歴史ゆえにグレードや年式が多岐にわたるため、「自分のハイエースに本当に適合するタイヤサイズは何なのか」「インチアップはどこまで可能なのか」といった疑問は尽きません。こうした知識が不足したままカスタムを進めると、思わぬ失敗や後悔につながることも少なくないのです。
人気の高い17インチや、圧倒的な存在感を放つ18インチへのホイール交換では、見た目の変化だけでなく、タイヤの外径アップに伴う様々な注意点を正しく理解することが不可欠です。また、駆動方式によって異なるホイールの5穴と6穴の違いや、後継モデルである200系ハイエースのタイヤサイズとの関連性を知ることで、より深く、そして的確な選択ができます。
この記事では、中古で購入された方や、これからカスタムを始めたいと考えているオーナー様に向けて、タイヤサイズ早見表などを参考にしながら、あなたの愛車にぴったりのタイヤを見つけるための知識と注意点を、網羅的かつ徹底的に解説していきます。
- 100系ハイエースの純正タイヤ・ホイールサイズ
- インチアップに適したタイヤとホイールの選び方
- カスタムする際のサイズ限界や車検の注意点
- タイヤ交換で失敗しないための重要なポイント
ハイエース 100系 ディーゼル 4wd タイヤの基本サイズ

- 純正の100系 タイヤサイズを確認
- タイヤサイズ早見 表でグレード別に比較
- 参考:200系 タイヤサイズとの違い
- ホイール 5穴モデルと6穴モデルの違い
純正の100系 タイヤサイズを確認

100系ハイエースの純正タイヤサイズは、一つの規格に統一されているわけではなく、複数の種類が存在します。これは、1989年から2004年という15年にも及ぶ長い販売期間の中で、エンジンの種類、ボディタイプ(バン・ワゴン・コミューター)、グレード、そして駆動方式(2WD・4WD)によって、それぞれの用途や目的に最適化されたタイヤが標準装備として設定されていたからです。
例えば、乗用としての快適性が求められるワゴンモデルと、重い荷物を積むことが前提のバンモデルとでは、タイヤに求められる性能が異なります。そのため、市場で多く見られるのは「195/70R15」「205/70R15」「215/70R15」といった15インチのタイヤですが、一部の初期モデルや特定のグレードでは14インチが採用されているケースも見受けられます。
【Point】タイヤサイズ表記の読み方
タイヤの側面に刻印されている「205/70R15」といった表記は、タイヤの性能を示す重要な情報です。
- 205:タイヤの断面幅(mm)を示します。この場合、幅が205mmであることを意味します。
- 70:扁平率(%)です。タイヤの高さ÷断面幅×100で計算され、数値が小さいほど薄いタイヤになります。
- R:タイヤの構造がラジアル構造であることを示します。現在の乗用車用タイヤのほとんどがこのタイプです。
- 15:適合するホイールのリム径(インチ)です。この場合、15インチのホイールに装着します。
このように、ご自身の車両の正確な純正サイズを把握することが、適切なタイヤ選び、そして安全なカスタムへの第一歩となります。最も確実な確認方法は、運転席ドアを開けたボディ側のピラー部分に貼られている「タイヤ空気圧表示ラベル」を見ることです。ここには、メーカーが指定する標準タイヤサイズと適正空気圧が明記されています。もしラベルが剥がれていたり、読み取れない場合は、車検証を確認するか、ディーラーに問い合わせることで正確な情報を得られます。
タイヤサイズ早見 表でグレード別に比較

100系ハイエースのタイヤとホイールのサイズは、前述の通りグレードや駆動方式によって細かく設定されています。特に、ホイールを車体に取り付けるためのボルト穴の数(穴数)と、そのボルト穴の中心を結んでできる円の直径を示すPCD(Pitch Circle Diameter)は、ホイールの互換性を決定づける極めて重要な数値です。
以下に、ディーゼル4WDモデルを含む代表的なグレードの純正サイズをまとめました。ホイールごと交換する際の参考にしてください。
グレード/モデル例 | 駆動方式 | タイヤサイズ | ホイールサイズ(リム径×リム幅 穴数 PCD インセット) |
ワゴン スーパーカスタム | 2WD | 205/70R15 | 15×6J 5穴 114.3 +29 |
バン スーパーGL | 2WD | 195R15-8PRLT | 15×6J 5穴 114.3 +29 |
ワゴン スーパーカスタム | 4WD | 215/70R15 | 15×6J 6穴 139.7 +30 |
バン スーパーGL | 4WD | 215/70R15 | 15×6J 6穴 139.7 +30 |
※上記は代表的な一例です。年式や特別仕様車、オプション装着によって異なる場合がありますので、必ず現車での確認をお願いします。
この表で最も注目すべきは、駆動方式によるホイール規格の明確な違いです。同じ100系ハイエースであっても、2WDと4WDではホイールを取り付けるハブの形状が根本的に異なるため、ホイールの互換性は一切ありません。特に中古ホイールを探す際には、デザインや価格だけでなく、このPCDと穴数の数値を絶対に間違えないよう、細心の注意を払う必要があります。
参考:200系 タイヤサイズとの違い

現在、街で最も多く見かけるハイエースである後継の200系モデルは、純正タイヤサイズが基本的に「195/80R15」に統一されています。このサイズを100系の一般的なサイズ(例:195/70R15)と比較すると、タイヤの幅は同じ「195mm」でも、厚みを示す扁平率が「70%」から「80%」へと大きくなっている点が大きな特徴です。
これにより、タイヤの外径はほぼ変えることなく、タイヤ側面の高さ(サイドウォール)が増し、内部の空気量を多く確保できます。これは、特に商用利用時の乗り心地の改善や、積載時の耐久性向上を目的とした設計思想の表れと考えられます。
また、200系ではバン・ワゴン、2WD・4WDを問わず、ホイールが全て「6穴 PCD139.7」に統一されました。これはメーカーにとって部品の共通化によるコスト削減のメリットがあるだけでなく、ユーザーにとってもホイールの選択肢が豊富になるという利点があります。
しかし、100系のオーナーが200系の純正タイヤやホイールを安易に流用することは推奨できません。タイヤサイズが異なれば外径も変わり、前述の通りスピードメーターの誤差や車体への干渉リスクが生まれます。それぞれのモデルの特性に合わせて設計された、最適なサイズのタイヤを選ぶことが、安全で快適なカーライフの基本です。
ホイール 5穴モデルと6穴モデルの違い

前述の通り、100系ハイエースのホイールには、取り付けボルト穴が5つの「5穴」モデルと、6つの「6穴」モデルが明確に存在します。この違いは主に駆動方式によって分けられており、ご自身の車両がどちらのタイプなのかを正確に把握しておくことが、ホイール選びの絶対条件となります。
5穴ホイール
主に2WDモデルに採用されています。PCDは114.3mmで、これは多くの国産乗用車(セダンやミニバンなど)で広く採用されている一般的な規格です。そのため、社外ホイールの選択肢はデザイン・価格ともに豊富に見つけやすいというメリットがあります。
6穴ホイール
主に4WDモデルに採用されています。PCDは139.7mmとなり、より重い車重や大きな駆動トルク、悪路走行時の衝撃に耐える必要がある4WD車や商用車向けの頑丈な設計です。この記事のテーマであるディーゼル4WDモデルの場合は、こちらの6穴規格が標準となります。
この二つの規格に物理的な互換性は一切ありません。 5穴のハブに6穴のホイールを取り付けることはできず、その逆も不可能です。デザインが気に入ったからといって安易に購入すると、「取り付けられなかった」という最悪の事態になりかねません。中古でホイールを探す際や、知人から譲り受ける場合などには、必ずご自身のハイエースの駆動方式を確認し、適合する穴数とPCDのホイールを選ぶことが、無駄な出費と時間を防ぐための鍵となります。
ハイエース 100系 ディーゼル 4wd タイヤ交換の注意点

- 人気の17インチへのインチアップ
- 迫力ある18インチへのカスタム
- タイヤ外径 アップ時の注意点
- インチアップのサイズ 限界はどこまで?
- インチアップで車検に通らなくなる?
- ホイール交換はインセットも重要
人気の17インチへのインチアップ

純正の15インチホイールから、2インチアップとなる17インチへの交換は、100系ハイエースのドレスアップカスタムにおける定番かつ非常に人気の高い選択肢です。最大のメリットは、何と言ってもその見た目の劇的な変化にあります。ホイールが大きくなり、相対的にタイヤのゴム部分が薄くなることで、足元がスタイリッシュで引き締まった精悍な印象に生まれ変わります。
走行性能の面でも、タイヤの側面(サイドウォール)のたわみが少なくなることで、ハンドル操作に対する応答性(レスポンス)が向上し、コーナリング時にシャープで安定した走りを感じられるようになります。
17インチ化する場合の代表的なタイヤサイズは「215/60R17」です。このサイズは、多くの100系純正タイヤ(例:「215/70R15」)と比較して外径の差がごく僅かであるため、スピードメーターの誤差を最小限に抑えつつ、車体への干渉リスクも低い、非常にバランスの取れた選択と言えます。
一方で、当然ながらデメリットも存在します。最も顕著なのが乗り心地の変化です。タイヤの厚みが薄くなる(低扁平になる)ということは、路面からの衝撃を吸収するクッション部分が減ることを意味します。そのため、純正タイヤに比べて段差での突き上げ感が強まったり、路面の細かな凹凸を拾いやすくなったりと、乗り心地が硬めに感じられるようになります。
また、タイヤ自体の価格も15インチに比べて高価になる傾向があるため、交換時の初期費用はもちろん、将来的な維持費の増加も考慮に入れる必要があります。見た目の向上と快適性のバランスをどこに置くか、自身のカーライフのスタイルを考えながら慎重に検討することが大切です。
迫力ある18インチへのカスタム

「どうせカスタムするなら、最大限のインパクトを」と考えるなら、さらに1インチアップした18インチへのインチアップも魅力的な選択肢に入ります。タイヤサイズは「225/50R18」が一般的で、その存在感は17インチを凌駕します。大径ホイールのデザインがより一層際立ち、カスタムカーとしてのオーラを強く放つことができるでしょう。
走行性能においても、17インチ以上にタイヤの剛性が高まるため、高速走行時の安定性やコーナリング性能の向上といったメリットを体感できる可能性があります。
しかし、その迫力と引き換えに失うものも大きくなることを覚悟しなければなりません。乗り心地は17インチ以上にハードになる傾向が強く、タイヤのクッション性がさらに少なくなるため、路面の状況をダイレクトに車内に伝えます。同乗者の快適性を重視するファミリーユースなどでは、不満の声が上がる可能性も考慮すべきです。
加えて、タイヤとホイールを合わせた「バネ下重量」が増加することで、燃費が悪化する可能性も高まります。足元が重くなることで、発進や加速により多くのエネルギーを必要とするためです。
【要検討】18インチカスタムのメリット・デメリット
- メリット
- 圧倒的な存在感と迫力のあるスタイリング
- 高速走行時やコーナリングでの安定性向上
- デメリット
- ハードな乗り心地(路面からの突き上げ増)
- 燃費の悪化傾向
- タイヤ価格が高く、維持費が増加
- ホイールの選択肢が17インチより少ない場合がある
18インチへのカスタムは、見た目のインパクトという点では絶大ですが、快適性や経済性といった実用面では、ある程度の割り切りが必要になる、上級者向けの選択と言えるでしょう。
タイヤ外径 アップ時の注意点

インチアップを行う際に、オーナーが最も注意し、そして厳守すべき鉄則は、「タイヤの外径を純正サイズから大きく変えないこと」です。ホイールのリム径(インチ)が大きくなっても、タイヤ全体の直径は純正とほぼ同じになるように、扁平率の低い(薄い)タイヤを選ぶのが基本となります。
なぜなら、タイヤの外径が変わってしまうと、様々な不具合や危険性が生じるからです。
第一に、スピードメーターの誤差です。車両のスピードメーターは、純正タイヤの外径を基準に、「タイヤが1回転すると〇メートル進む」という計算で速度を表示しています。もし外径の大きなタイヤに交換すると、タイヤ1回転で進む実際の距離が長くなるため、メーターが表示する速度よりも実際の速度が速くなってしまいます。例えば、メーターが時速60kmを指していても、実際は時速65kmで走行している、という状況が起こり得ます。これは意図せぬ速度違反の原因となるだけでなく、安全運転にも支障をきたします。
第二に、車検不適合のリスクです。スピードメーターの誤差には、法律で定められた許容範囲があります。この範囲を超えた場合、車検に合格することはできません。
第三に、車体への物理的な干渉です。タイヤの外径が大きすぎると、ハンドルをいっぱいに切った際に、タイヤハウス(タイヤを覆うボディの内側)にタイヤが接触(干渉)する恐れがあります。また、乗車人数が増えたり、大きな段差を乗り越えたりしてサスペンションが大きく沈み込んだ際には、フェンダーにタイヤが接触する可能性も高まります。走行中のタイヤ接触は、異音の発生だけでなく、タイヤの損傷や重大な事故につながる非常に危険な状態です。
これらの理由から、安全で快適な走行を維持するためにも、外径の変化は純正比でごく僅かな範囲に留めるタイヤサイズを選ぶことが絶対条件となります。
インチアップのサイズ 限界はどこまで?

100系ハイエースのインチアップは、理論上どこまでも可能というわけではありません。安全な走行を確保し、かつ法律(車検)に適合するという現実的な観点から見ると、そのサイズ限界は18インチまでと考えるのが一般的です。
市場には19インチや20インチといった、さらに大きな径のホイールも流通しており、装着すること自体は物理的に可能な場合もあります。しかし、そこには大きな落とし穴が存在します。それは、ハイエースの車重と積載重量を支えるために必要な「荷重指数(ロードインデックス:LI)」を満たしたタイヤを見つけることが、極めて困難になるという問題です。
荷重指数とは、規定の条件下でタイヤ1本が支えることのできる最大の負荷能力を示す数値です。ハイエース、特に荷物を積むことを前提としたバンモデルは、一般的な乗用車に比べて車両総重量が重いため、非常に高い荷重指数が設定されています。
一方で、19インチ以上の大径タイヤは、主に軽量なスポーツカーや高級セダン向けに設計されているものが多く、ハイエースに求められる高い荷重指数をクリアした製品はほとんど存在しません。指定された荷重指数を下回るタイヤを装着することは、車両の全重量を支えきれないことを意味し、大変危険です。最悪の場合、走行中の段差の衝撃などでタイヤが内部から破壊(バースト)し、重大な事故を引き起こす可能性があります。
ドレスアップは、あくまで安全性が確保された上での楽しみです。見た目のインパクトだけを追い求め、安全基準を無視した無理な大径インチアップは絶対に避けるべきです。
はい、承知いたしました。前回途切れた箇所から記事の続きを生成します。
インチアップで車検に通らなくなる?

適切な知識に基づいてパーツを選び、正しく装着すれば、インチアップしたハイエースでも問題なく車検を通過させることが可能です。しかし、いくつかの重要なポイントを見落としてしまうと、「不合格」の判定を受ける可能性があります。カスタムを安心して楽しむためにも、車検でチェックされる主な項目を事前に理解しておきましょう。
H4. タイヤ及びホイールのフェンダーへのはみ出し
これは最も基本的な項目で、タイヤとホイールが車体の側面(フェンダー)から外側にはみ出してはいけません。回転部分が突出していると、歩行者などと接触した際に危険であるため厳しく規制されています。わずかなはみ出しでも検査官によっては指摘されるため、後述するインセット選びは非常に重要です。
H4. タイヤハウス内での干渉
ハンドルを左右いっぱいに切った状態(据え切り)で、タイヤがサスペンションアームやボディフレーム、バンパーの内側などに接触していないかチェックされます。インチアップによってタイヤの幅が広くなったり、外径がわずかに大きくなったりすることで発生しやすくなるため、装着後の確認が必須です。
H4. スピードメーターの誤差
前のセクションで詳しく解説した通り、タイヤの外径が変わることで生じるスピードメーターの表示誤差が、国の定める許容範囲を超えていないかを確認されます。100系ハイエースが該当する平成18年12月31日以前に製造された車両の場合、メーターが時速40kmを指しているときに、実際の速度が時速31kmから42.8kmの範囲内にある必要があります。この範囲を外れると不合格となります。
H4. 荷重指数(ロードインデックス)不足
これも非常に重要な項目です。装着しているタイヤの荷重指数が、車検証に記載されている車両総重量を支えるのに十分な能力を持っているかを確認されます。特にバン登録の車両は、最大積載量まで荷物を積んだ状態を想定して高い荷重指数が設定されているため、デザインだけで乗用車用のタイヤを選ぶと、この基準を満たせないことが多くあります。
H4. ホイールの強度規格
ホイール自体にも、国の定める安全基準を満たしていることを証明する刻印が必要です。
- JWL:乗用車用のアルミホイールに求められる強度基準。ワゴン登録のハイエースはこちらの規格で問題ありません。
- JWL-T:トラックやバスなど、より高い強度が求められる貨物車用の規格。バン(4ナンバー)登録のハイエースには、この「JWL-T」規格に適合したホイールを装着する必要があります。
【要確認】車検に通るカスタムのチェックポイント
- □ タイヤ・ホイールはフェンダー内に収まっているか?
- □ ハンドルを全開に切ってもどこにも干渉しないか?
- □ 選択したタイヤサイズの外径は純正とほぼ同じか?
- □ タイヤの荷重指数は車両の指定値をクリアしているか?
- □ バン登録の場合、ホイールに「JWL-T」の刻印はあるか?
これらの基準を一つでも満たしていないと、安全な走行に支障をきたす可能性があると判断され、車検には通りません。カスタムを行う際は、これらの基準を熟知した信頼できる専門ショップに相談することを強くお勧めします。
ホイール交換はインセットも重要

ホイールを交換する際には、これまで述べてきたインチ径、PCD、穴数、強度規格に加えて、「インセット」という数値が極めて重要な役割を果たします。インセットとは、ホイールの取り付け面(ハブ面)が、ホイール全体の幅の中心線からどれだけ外側(または内側)にずれているかを示す数値で、「+38」のようにミリメートル単位で表記されます。
- プラスインセット(+):取り付け面が中心線より外側にある状態。数値が大きいほど、ホイール全体は車体の内側に引っ込みます。
- マイナスインセット(-):取り付け面が中心線より内側にある状態。数値が小さいほど(マイナス値が大きくなるほど)、ホイール全体は車体の外側に出ていきます。
100系ハイエースの純正インセットは+30mm前後ですが、この数値を基準に、適切な範囲の製品を選ばないと、様々な問題が発生します。
例えば、見た目を良くするためにインセットの数値が小さいホイール(例:+20など)を選ぶと、ホイールが外側に出てくるため「ツライチ」と呼ばれるフェンダーと面一のカッコいいスタイリングになります。しかし、これをやり過ぎると前述の「フェンダーからのはみ出し」で車検不適合となるだけでなく、サスペンションやハブベアリングといった足回りの部品に想定以上の負担がかかり、部品の寿命を縮める原因にもなります。
逆に、インセットの数値が大きすぎるホイール(例:+45など)を選ぶと、ホイール全体が内側に入り込みすぎてしまい、ブレーキキャリパーやサスペンションアームといった内側の部品にホイールが干渉してしまう危険性があります。
車両には製造上の個体差や経年によるサスペンションのへたり具合など、一台一台に微妙な違いが存在します。そのため、カタログデータ上の計算だけで判断するのは危険です。特にギリギリのサイズを狙う場合は、信頼できるショップで実際に仮合わせを行うなど、現車でのマッチング確認が最も確実な方法と言えるでしょう。
ハイエースタイヤ購入のおすすめ店舗

安心のおすすめタイヤ販売ってどこ?



安心で評判の良いところを紹介しますね!
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タイヤのフジ│ホイールセット・種類も充実


取り扱いメーカー | 価格・工賃 | 交換・予約 |
国内・海外 アジアン少量 | 良心的な価格設定 廃タイヤ料、バルブ交換料別 | フジ直営店舗 取付協力店 ガソリンスタンド宇佐美 |
店舗数 | 保証・アフター | 口コミ・評判 |
フジ48店舗+ 提携店 | パンク保証(有料) | 保証・アフターサービスも充実 |
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理想のハイエース 100系 ディーゼル 4wd タイヤ選び
- 100系ハイエースの純正タイヤサイズは単一ではない
- 年式やグレード、駆動方式で異なるため現車確認が必須
- ディーゼル4WDモデルのホイールは6穴PCD139.7が標準
- 2WDの5穴PCD114.3ホイールとは物理的に互換性がない
- タイヤサイズ表記の意味を理解することが基本
- インチアップはスタイリング向上に大きな効果がある
- 17インチ化は見た目と乗り心地のバランスが良い選択肢
- 18インチ化は迫力が出るが乗り心地の硬化は覚悟する
- インチアップの際はタイヤの外径を純正から変えない
- 外径が変わるとスピードメーター誤差や干渉の原因となる
- 安全性を考慮したインチアップの限界は18インチが目安
- 車両重量を支える荷重指数(LI)の確認は絶対条件
- バン(4ナンバー)登録車はJWL-T規格のホイールが必須
- インセットの数値がはみ出しや内側への干渉を左右する
- 専門知識を持つ信頼できるショップに相談することが成功の鍵
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