「アジアンタイヤは安いけれど、ロードノイズがうるさそう…」 と不安に感じていませんか?
実際には、アジアンタイヤでもモデルによって静粛性には大きな差があり、 静音設計を重視したコンフォートタイヤを選べば、価格を抑えながら静かな走りを狙うことができます。
この記事では、メーカーが公表している静音技術や騒音データ、ユーザー評価に加え、 筆者が実際に使用しているRADAR DIMAX TOURINGの実走経験も参考に、 2026年版「アジアンタイヤ静粛性ランキングTOP5」を紹介します。
結論からいうと、価格と静粛性のバランスならRADAR DIMAX TOURING、 静粛性を最優先するならNANKANG NEV-1が有力です。 静かなアジアンタイヤを探している方は、まずランキングからチェックしてみてください。
【2026年版】アジアンタイヤ静粛性ランキングTOP5

アジアンタイヤでも、モデルをしっかり選べば静粛性を重視することはできます。 ただし、「価格が高い=静か」「安い=うるさい」と単純に決まるわけではなく、 同じブランドでもモデルによって静音設計や乗り心地には大きな違いがあります。
そこで今回は、メーカーが公表している静音技術・騒音データ・ユーザー評価・乗り心地・実使用での評価などを確認し、 「できるだけ静かなアジアンタイヤを選びたい」という人におすすめしたい5モデルを厳選しました。
先に結論をまとめると、 価格・静粛性・乗り心地まで含めた総合1位はRADAR DIMAX TOURING。 一方で、静粛性そのものを最優先するならNANKANG NEV-1も非常に有力です。
なお、このランキングは5銘柄を同一車両・同一路面・同一条件で騒音測定した結果ではありません。 メーカー公式情報や公開データ、実際のユーザー評価などを総合して順位付けしています。 ランキングの詳しい評価方法については後半で解説します。
1位:RADAR DIMAX TOURING|安さと静粛性を両立した総合1位
今回、総合1位に選んだのはシンガポール発のタイヤブランドRADARが展開する DIMAX TOURINGです。
DIMAX TOURINGを1位にした最大の理由は、 静粛性・乗り心地・価格のバランスが非常に良く、幅広い乗用車ユーザーにおすすめしやすいことです。
RADAR公式ではDIMAX TOURINGに 「SERENITY RIDE DESIGN」を採用しています。 トレッドのピッチ配列を最適化することで走行音を抑え、 さらにタイヤ構造によって路面から伝わる衝撃や振動を吸収し、 静かで快適な乗り心地を狙った設計です。
静粛性だけではなく、排水性を高めるグルーブ設計や安定したハンドリング性能、 低転がり抵抗にも配慮されており、 日常使いで求められる性能をバランスよくまとめています。
そしてDIMAX TOURINGについては、 私自身が実際に購入し、長期間使用しているという点も 今回のランキングでは大きな判断材料になっています。
実際に使用してみると、街乗りでは価格から想像していた以上に静かで、 特に荒れた舗装路ではロードノイズの角が取れたように感じました。 一方、高速域では以前使用していたブリヂストン ECOPIAのほうが静かに感じる場面もあり、 段差ではDIMAX TOURINGのほうが衝撃を少し正直に伝える印象があります。
つまり、DIMAX TOURINGを 「国産プレミアムコンフォートタイヤより必ず静かなタイヤ」 と評価しているわけではありません。
それでも、 低価格帯でありながら、日常走行で十分満足できる静粛性と乗り心地を実現していること は大きな魅力です。
DIMAX TOURINGを1位にした主な理由
- SERENITY RIDE DESIGNで静かな走行を意識した設計
- 最適化されたピッチ配列によって走行音の低減を狙っている
- タイヤ構造でも衝撃や振動を吸収し、乗り心地に配慮
- 静粛性だけでなくウェット性能や走行安定性も考えられている
- 低価格で購入しやすく、コストパフォーマンスが高い
- 筆者自身の実使用でも、街乗りを中心に静粛性の高さを実感している
弱点を挙げるなら、静粛性だけを徹底的に追求した専用モデルではないことです。 高速道路での静かさまで最優先するなら、次に紹介するNEV-1も比較したいところです。
しかし、今回の記事タイトルでもある 「安くて本当に静かなアジアンタイヤ」という条件まで含めて考えると、 DIMAX TOURINGは非常にバランスがよく、総合1位としました。
こんな人におすすめ:
タイヤ代を抑えたい人、 安いアジアンタイヤでも静粛性には妥協したくない人、 街乗りを中心に乗り心地やコストパフォーマンスも重視したい人。
私が実際にDIMAX TOURINGへ交換して感じた静粛性や乗り心地、 高速道路での印象、メリット・デメリットについては、 RADAR DIMAX TOURINGの長期実走レビュー で詳しく紹介しています。 購入を検討している方はこちらも参考にしてください。
2位:NANKANG NEV-1|静粛性を最優先するなら最有力
2位は台湾のNANKANGが展開する NEV-1です。
総合順位ではDIMAX TOURINGを1位としましたが、 静粛性そのものを最優先するなら、NEV-1は1位候補と考えてよいタイヤです。
AUTOWAYではNEV-1が「EV・HV」と表示されているため、 ガソリン車ユーザーは「自分の車には使えないのでは?」と思うかもしれません。
しかしNEV-1はEV専用タイヤというわけではありません。 AUTOWAYでも、 EV・ハイブリッド車だけでなく、ガソリン車でもタイヤノイズが気になる人におすすめ と案内されています。 タイヤサイズや荷重指数などが車両に適合していれば、ガソリン車でも選択肢になります。
NANKANG公式では、細い横溝と80ピッチの配列によって パターンノイズを抑える設計を採用。 さらに横溝の底部にノイズ防止バーを配置し、 溝内部の空気の流れによって発生する騒音を抑えています。
代表的な205/55ZR16 91Wでは外部騒音値69dBが公表されており、 185/60R15、195/65R15、205/60R16など複数サイズでも69dBとなっています。
ただし、この69dBはタイヤの外側で測定する「外部転がり騒音」です。 車内で聞こえるロードノイズそのものを69dBと表しているわけではありません。 そのため、この数値だけでNEV-1を高く評価しているわけではなく、 静音設計やモデルの性格なども含めて判断しています。
NEV-1を2位にした主な理由
- 静粛性を重視するモデルとして設計思想が明確
- 80ピッチ配列によってパターンノイズを低減
- ノイズ防止バーで溝内部の気流による騒音を抑える設計
- 205/55ZR16を含む複数サイズで外部騒音69dBを公表
- 静粛性だけでなく乗り心地も重視したコンフォート系
- EV・HVだけでなくガソリン車でも使用できる
では、なぜ静粛性特化のNEV-1を1位にしなかったのでしょうか。
理由は、今回が 「純粋な静音性能だけを競うランキング」ではなく、 価格や購入しやすさまで含めて“安くて静かなタイヤ”を探す記事 だからです。
静粛性を最優先するならNEV-1。 価格と静粛性をバランスよく求めるならDIMAX TOURING。 この違いで選ぶと分かりやすいでしょう。
こんな人におすすめ:
価格だけでなく静粛性をしっかり重視したい人、 ロードノイズをできるだけ抑えたい人、 EV・ハイブリッド車だけでなくガソリン車でも静かなタイヤを探している人。
3位:NANKANG AS-3|静粛性とウェット性能を両立した総合型
3位はNANKANGの AS-3です。
同じNANKANGでも、NEV-1とAS-3では狙っている方向が異なります。 NEV-1が静粛性を強く意識したコンフォート型なのに対し、 AS-3は静粛性・ウェット性能・ハンドリングをバランスよく高めた総合性能型です。
NANKANG公式では、AS-3の開発に音響ソフトウェアを使用し、 タイヤ周辺の音圧分布をシミュレーションして、不快なノイズを抑える設計 を採用しています。
さらに、縦溝の形状を工夫することで、 溝の壁と空気の摩擦によって発生するノイズを低減。 ショルダー部分の横溝にも面取りを施し、 ノイズ低減とブロック剛性の確保を両立しています。
一方でAS-3は静粛性だけではなく、 ナノマテリアルを使用したトレッドコンパウンドや高い排水性を持つグルーブ設計など、 ウェット性能も重視しています。
AS-3を3位にした主な理由
- 音響ソフトウェアを使ってノイズ特性を解析
- 溝内を流れる空気によるノイズを低減する設計
- ショルダー部でもノイズ低減を考慮
- 静粛性だけでなくウェットグリップも重視
- コンフォート性能と走行性能のバランスが良い
NEV-1との違いは明確です。
静粛性を最優先するならNEV-1。
静粛性に加えて雨の日の性能やハンドリングまで求めるならAS-3。
静粛性だけに特化した順位ではNEV-1に譲りますが、 毎日の運転で必要になる性能を総合的に考えれば非常に魅力のあるタイヤです。
こんな人におすすめ:
静粛性だけではなくウェット性能も重視したい人、 高速道路を利用する機会が多い人、 コンフォート性能と走行性能をバランスよく求める人。
4位:HANKOOK Ventus Prime4|静音技術と総合性能を重視するなら有力
4位は韓国HANKOOKの Ventus Prime4です。
Ventus Prime4は、いわゆる「とにかく価格の安いアジアンタイヤ」とは少し性格が異なり、 静粛性・ウェット性能・ハンドリング・乗り心地を高いレベルでまとめることを狙ったコンフォート系モデル です。
静粛性については、HANKOOKが具体的なノイズ低減技術を公開しています。
まず「低騒音グルーブウォールナーリング」を採用。 メイングルーブの内側に3Dウェッジ構造を設けることで、 溝内部で発生する音のエネルギーを吸収・分散し、 パターンノイズを抑えます。
さらにRO(ラウンドオプティマイゼーション)によって、 従来モデルより総ピッチ数を増やし、 路面と接触するときに発生するピッチ音を抑える設計になっています。
このように、 「静かなタイヤ」と説明するだけではなく、 どこから発生するノイズを、どのような構造で減らしているのか が分かりやすいのがVentus Prime4の強みです。
Ventus Prime4を4位にした主な理由
- グルーブ内部のノイズを抑える専用構造を採用
- ピッチ数を増やして接地時のパターンノイズを低減
- 静粛性だけでなくウェット性能やハンドリングも重視
- コンフォートタイヤとして総合性能が高い
性能面だけを見れば上位に入ってもおかしくありません。
ただし今回の記事では、 「安くて静かなアジアンタイヤ」という条件も重視しています。 そのため、より価格とのバランスを取りやすいDIMAX TOURINGやNEV-1、 AS-3を上位としました。
こんな人におすすめ:
価格だけでなくタイヤそのものの性能を重視したい人、 静粛性と高速安定性を両立したい人、 韓国メーカーの高性能コンフォートタイヤを探している人。
5位:HIFLY HF805|とにかく安く、静粛性も妥協したくない人向け
5位はHIFLYの HF805です。
HF805は、今回紹介する5モデルの中でも 価格の安さを大きな魅力とするコンフォートタイヤです。
NEV-1のような静粛性特化モデルではありませんが、 「できるだけ安くタイヤ交換をしたい。でも、極端にうるさいタイヤは避けたい」 という人には選択肢になります。
AUTOWAYではHF805をコンフォートカテゴリーに位置付けており、 シリカを配合することで高速走行時の直進安定性やコーナリング性能を確保しながら、 静粛性と快適な乗り心地にも配慮したモデルと説明しています。
AUTOWAYによる性能イメージでは静粛性7/10、乗り心地7/10。 さらに、15~21インチまで幅広いサイズを扱っているため、 さまざまな車種で選びやすいのも特徴です。
実際のユーザーレビューでも静粛性を高く評価する声がある一方で、 摩耗が進んだあとに走行音が大きくなったというレビューも確認できます。
したがってHF805を、 「NEV-1と同じレベルの静音タイヤ」 として評価しているわけではありません。
あくまでも、 非常に安い価格帯の中で、静粛性や乗り心地にも配慮したコンフォートタイヤ として5位に選びました。
HF805を5位にした主な理由
- 低価格ながらコンフォートタイヤとして設計されている
- 静粛性と乗り心地にも配慮されている
- 15~21インチとサイズ展開が幅広い
- AUTOWAYで新品購入しやすい
- ユーザーレビューが豊富で実使用時の傾向を確認しやすい
静粛性だけなら上位3モデルを先に検討したいところですが、 HF805の魅力は 「交換費用をできるだけ抑える」という条件を付けても、静粛性を完全に諦めなくてよいこと にあります。
こんな人におすすめ:
タイヤ代をできるだけ抑えたい人、 格安アジアンタイヤの中から静粛性にも配慮したモデルを選びたい人、 豊富なサイズから選びたい人。
迷ったらDIMAX TOURINGとNEV-1の2本から選ぶ
5モデルを紹介しましたが、 「結局どれを選べばいいの?」と迷った場合は、 まずRADAR DIMAX TOURINGとNANKANG NEV-1を比較してみてください。
- 価格・静粛性・乗り心地の総合バランス → RADAR DIMAX TOURING
- 静粛性を最優先 → NANKANG NEV-1
- 静粛性+ウェット性能 → NANKANG AS-3
- 静粛性+総合性能 → HANKOOK Ventus Prime4
- 価格最優先+静粛性 → HIFLY HF805
特に「アジアンタイヤを選ぶ理由は価格だけれど、うるさいタイヤは避けたい」 という人にはDIMAX TOURING。 多少価格が上がっても静粛性をより重視したいならNEV-1、 という選び方が分かりやすいでしょう。
アジアンタイヤ静粛性ランキングの評価方法
タイヤの「静かさ」は、ひとつの数値だけでは正確に比較できません。
今回のランキングでは、主に次の項目を確認しています。
- メーカーが公表している静音技術
- 公開されている外部騒音データ
- 実際のユーザーによる静粛性・乗り心地の評価
- 実使用で確認できる静粛性や快適性
- 価格・性能・日本での購入しやすさ
特に重視したのは、 「なぜ静かなのかをメーカー情報や実使用データから説明できるか」 という点です。
単に口コミで「静かだった」という声があるだけではなく、 ピッチ配列、グルーブ形状、ノイズ防止バー、タイヤ構造など、 静粛性を高めるために採用されている技術も確認しています。
外部騒音値が低ければ車内も必ず静かとは限らない
タイヤを比較するときに注意したいのが、 EUラベルなどに表示される外部転がり騒音です。
この数値はタイヤの外側へ放射される騒音を測定したもので、 車内でドライバーや同乗者が感じるロードノイズを直接測定した数値ではありません。
そのため、 「69dBだから70dBのタイヤより必ず車内が静か」 とは言い切れません。
実際の車内静粛性は、 車種、遮音性能、路面状態、空気圧、タイヤサイズ、摩耗状態などによっても変化します。
本ランキングでは外部騒音値を客観的な参考指標のひとつとして使用し、 静音技術や実使用での評価などと組み合わせて判断しています。
同じタイヤでもサイズによって騒音値や性能は変わる
同じモデル名のタイヤでも、 サイズが変われば外部騒音値やウェット性能、 転がり抵抗などのラベル性能が異なる場合があります。
そのため、本記事に掲載している騒音値は そのタイヤすべてのサイズに共通する数値ではありません。 購入するときは、必ず自分の車に装着するサイズの仕様を確認してください。
ランキングは「絶対的な静かさ」ではなくタイヤ選びの目安
静粛性は、人によって感じ方にも違いがあります。 また、国産プレミアムコンフォートタイヤと低価格アジアンタイヤでは、 価格帯や開発目的も異なります。
そのため、このランキングは 「1位ならどんな車・どんな路面でも必ず一番静か」という意味ではありません。
静粛性を重視してアジアンタイヤを選ぶときに、 どのモデルから検討すればよいか を判断するための目安として活用してください。
参考情報・出典
静かなアジアンタイヤ選びで迷う方は、まず下の診断シミュレーターで、自分の使い方に合うモデルや購入先を確認してみてください。
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アジアンタイヤ静粛性ランキングで見る選び方

- 安くて静かなタイヤの基準とは?
- コンフォートおすすめタイヤの特徴
- より静かさを求めるならプレミアムコンフォート
- ナンカンは静かなタイヤとして評判?
- 静粛性重視のおすすめタイヤを紹介
静かなアジアンタイヤを選ぶ基準

静かなアジアンタイヤを選ぶときは、単純に「静粛性が高い」という口コミだけで判断するのではなく、 ロードノイズとパターンノイズの両方を抑える工夫がされているかを確認することが大切です。
タイヤから聞こえる主な騒音は、大きく次の2種類に分けられます。
- ロードノイズ:路面の凹凸やザラつきをタイヤが拾い、振動として車内へ伝わる「ゴーッ」という低めの音
- パターンノイズ:タイヤの溝やブロックが路面と接触したり、溝の中を空気が流れたりすることで発生する「シャーッ」という音
静粛性を重視したタイヤでは、コンパウンドやタイヤ構造で路面からの振動を抑えるほか、 ピッチ配列やグルーブ形状を工夫してパターンノイズを分散・低減する設計が使われています。
実際に今回ランキングへ選んだDIMAX TOURING、NEV-1、AS-3、Ventus Prime4なども、 メーカーがノイズを抑えるための構造やトレッド設計を採用しています。
そのため、価格だけを見るのではなく、 コンフォート系モデルか、静音技術が明示されているか、実際のレビューでロードノイズがどう評価されているか まで確認すると失敗しにくくなります。
静粛性重視ならコンフォートタイヤを選ぶ

静粛性や乗り心地を重視するなら、 スポーツ系よりもコンフォート系のタイヤを優先して選ぶのが基本です。
コンフォートタイヤは、路面から伝わる振動や走行音を抑えながら、 街乗りや長距離移動を快適にすることを重視して設計されています。
一方、スポーツタイヤはグリップ力やハンドリング性能を優先するため、 モデルによってはロードノイズや乗り心地の硬さが目立つことがあります。
コンフォートタイヤの主なメリット
- ロードノイズやパターンノイズを抑えやすい
- 路面からの細かな衝撃を吸収しやすい
- 街乗りや長距離移動で疲れにくい
- 車内で会話や音楽を楽しみやすい
今回のランキングでも、DIMAX TOURINGやNEV-1など、 静粛性や快適性を意識したコンフォート系モデルを中心に評価しています。
ただし、「コンフォート」と書かれていれば必ず静かというわけではありません。 同じカテゴリーでもタイヤごとの差があるため、メーカーの静音技術やレビューまで確認して選びましょう。
より静かさを求めるならプレミアムコンフォート

通常のコンフォートタイヤよりもさらに静粛性や乗り心地を重視したものが、 プレミアムコンフォート系タイヤです。
このカテゴリーでは、トレッドパターンだけでなく、 コンパウンドやタイヤ構造まで含めてロードノイズやパターンノイズの低減を狙ったモデルが多くなります。
国産タイヤではREGNOなどが代表的ですが、 アジアンタイヤでも静粛性を強く意識したモデルが増えています。
今回2位に選んだNANKANG NEV-1もその代表例です。 80ピッチのトレッド配列やノイズ防止バーなどを採用し、 NANKANG自身が静かな走行と快適な乗り心地を重視したモデルとして展開しています。
プレミアムコンフォート系は格安モデルより価格が上がることがありますが、 「タイヤ交換費用は抑えたいけれど、静粛性にはしっかりこだわりたい」 という人には有力な選択肢です。
\ レビューとサイズを確認して選ぶ /
ナンカンで静粛性を重視するならどのモデル?

NANKANGはラインアップが非常に多いため、 「ナンカンならどれを選んでも静か」というわけではありません。
静粛性を重視する場合は、 NEV-1、AS-3、AS-1を中心に比較すると選びやすくなります。
NANKANG NEV-1
静粛性を最優先するなら、まず候補になるのが NANKANG NEV-1です。
80ピッチのトレッド配列やノイズ防止バーなど、 走行時のノイズを抑えることを意識した設計が採用されています。
EV・ハイブリッド車向けとして紹介されることがありますが、 EV専用タイヤではなく、サイズや荷重指数などが適合すればガソリン車でも使用できます。
向いている人: とにかく静粛性を優先したい人、ハイブリッド車や静かな車でタイヤノイズを抑えたい人。
NANKANG AS-3
静粛性だけでなく、ウェット性能や走行安定性まで重視するなら NANKANG AS-3が有力です。
AS-3では音響ソフトウェアを使ってタイヤ周辺の音圧分布を解析し、 不快なノイズを抑えるためのトレッド設計が採用されています。
縦溝内部を流れる空気によるノイズや、 ショルダー部分から発生するパターンノイズにも配慮されています。
向いている人: 静粛性だけでなく雨の日の性能、高速道路での安定性も重視したい人。
NANKANG AS-1
価格を抑えながら静粛性と乗り心地のバランスを取りたいなら、 定番モデルのNANKANG AS-1も候補になります。
AS-1では、静粛性を高めるために 「2 in 1」のマルチピッチデザインを採用しています。 また、細かなサイプによって路面から受ける衝撃を抑え、 快適な乗り心地にも配慮されています。
NEV-1やAS-3ほど静粛性を強く打ち出したモデルではありませんが、 13~21インチまで幅広いサイズがあり、 車種やサイズによっては選びやすいのがメリットです。
向いている人: 価格を抑えながら、静粛性・乗り心地・サイズの選びやすさをバランスよく求める人。
ナンカンの3モデルを簡単に分けると、 静粛性最優先ならNEV-1、静粛性とウェット性能ならAS-3、価格とバランスならAS-1 と考えると選びやすいでしょう。
アジアンタイヤ静粛性ランキングで後悔しない秘訣

静粛性ランキングで上位のタイヤでも、すべての人に同じようにおすすめできるわけではありません。
車種や走る道路、タイヤサイズ、空気圧などによってもロードノイズの感じ方は変わります。 購入後に「思っていたよりうるさい」と後悔しないために、 価格だけでなく、自分の使い方に合っているかまで確認して選ぶことが大切です。
アジアンタイヤで後悔しない選び方

自分の運転スタイルと目的を明確にする
まず確認したいのは、 普段どのような道路を走ることが多いのかです。
街乗りが中心なら、静粛性や乗り心地を重視したコンフォート系タイヤが選びやすくなります。 一方、高速道路を頻繁に利用する場合は、静粛性だけでなく直進安定性やウェット性能も確認したいところです。
- 街乗り中心:静粛性・乗り心地を重視
- 高速道路が多い:静粛性+高速安定性を重視
- 雨の日もよく走る:静粛性+ウェット性能を重視
- とにかく交換費用を抑えたい:価格と静粛性のバランスを重視
今回のランキングでいえば、 価格と静粛性のバランスならRADAR DIMAX TOURING、 静粛性を最優先するならNANKANG NEV-1、 雨天性能まで重視するならNANKANG AS-3 というように選び分けると分かりやすいでしょう。
レビューや口コミを賢く参考にする
アジアンタイヤを選ぶとき、ユーザーレビューは非常に参考になります。 ただし、「静か」「うるさい」という評価だけをそのまま信じないことも大切です。
同じタイヤでも、装着する車種やタイヤサイズ、路面状態によって感じ方が変わるためです。
レビューを見るときは、次のポイントまで確認すると判断しやすくなります。
- 自分と近い車種に装着しているか
- タイヤサイズが近いか
- 街乗りと高速道路のどちらで評価しているか
- 新品直後だけでなく、ある程度走行した後の評価があるか
- 以前使用していたタイヤとの比較が書かれているか
特に「以前REGNOを履いていた」「国産エコタイヤから交換した」など、 比較対象が分かるレビューは参考にしやすいです。
DIMAX TOURINGについては、私自身も実際に使用した感想をまとめています。 カタログ情報だけでなく実走時の静粛性も確認したい方は、 RADAR DIMAX TOURINGの長期実走レビュー も参考にしてください。
客観的な指標「ラベリング制度」を確認する
口コミだけでなく、メーカーが公開している性能表示も確認しておきましょう。
タイヤによっては、転がり抵抗やウェット性能、 外部騒音値などの客観的なデータが公開されています。
ただし、外部騒音値は車内で感じるロードノイズを直接表した数値ではありません。 そのため、 「数値が1dB低いから必ず車内も静か」と判断するのは避けましょう。
本記事でも、こうした数値は静粛性を判断する材料のひとつとして使用し、 メーカーの静音設計やユーザー評価などと組み合わせて判断しています。
空気圧の管理、特にXL規格に注意する
せっかく静粛性の高いタイヤを選んでも、 空気圧が適正でなければ乗り心地やロードノイズの感じ方が変わることがあります。
特に輸入タイヤでは、 XL(EXTRA LOAD)規格のタイヤが設定されていることも珍しくありません。
XL規格は一般的なタイヤと同じ空気圧にすればよいとは限らないため、 車両指定空気圧だけで判断せず、タイヤサイズや負荷能力を確認して適正な空気圧に調整することが大切です。
タイヤ交換店で装着する場合は、 「このタイヤの適正空気圧はどれくらいですか?」 と確認しておくと安心です。
避けたいアジアンタイヤの見分け方

「アジアンタイヤだから危険」という考え方は適切ではありません。 一方で、価格だけを理由にタイヤを選ぶのもおすすめできません。
特に次のようなタイヤは慎重に判断しましょう。
- メーカーやブランドの情報がほとんど確認できない
- 国内での販売実績やユーザーレビューが極端に少ない
- 性能情報や対応サイズの説明が不十分
- 極端に安いことだけが強調されている
- 自分の車に必要な荷重指数や速度記号を満たしていない
逆に、今回ランキングで紹介したRADAR、NANKANG、HANKOOK、HIFLYなどは、 国内でも流通しており、メーカー情報やユーザーレビューを確認しながら選ぶことができます。
重要なのはブランド名だけで判断するのではなく、 「そのモデルが自分の車と使い方に合っているか」を確認することです。
高速道路でも静かなアジアンタイヤはある?

高速道路でも比較的静かに走れるアジアンタイヤはあります。 ただし、街乗りで静かなタイヤが高速道路でも同じように静かとは限りません。
速度が上がると、タイヤから発生する音だけでなく、 風切り音や路面の粗さによるロードノイズも大きくなります。
高速道路を頻繁に利用する場合は、 静粛性だけでなく次のポイントも確認しましょう。
- 直進安定性
- ウェット性能
- 高速走行時のユーザーレビュー
- 速度記号が車両条件を満たしているか
今回のランキングでは、 静粛性とウェット性能のバランスならNANKANG AS-3、 価格と静粛性を重視するならRADAR DIMAX TOURINGが候補になります。
なお、私がDIMAX TOURINGを実際に使用した印象では、 街乗りでは価格以上の静粛性を感じましたが、 高速域では以前使用していた国産タイヤのほうが静かに感じる場面もありました。
このように、 街乗りと高速道路では評価が変わる場合があるため、 自分の使用環境に近いレビューを確認して選ぶことが大切です。
まとめ:静かなアジアンタイヤは用途と総額で選ぶ
アジアンタイヤは価格の安さが大きな魅力ですが、 モデルによって静粛性や乗り心地にはかなり差があります。
今回、静音設計やメーカー公表データ、ユーザー評価、 実際の使用感などをもとに比較した結果、 価格・静粛性・乗り心地のバランスで最もおすすめしやすいのはRADAR DIMAX TOURING という結論になりました。
ただし、静粛性だけを最優先するのであれば NANKANG NEV-1も非常に有力です。
- 総合1位:RADAR DIMAX TOURING|価格と静粛性のバランス重視
- 2位:NANKANG NEV-1|静粛性を最優先
- 3位:NANKANG AS-3|静粛性+ウェット性能
- 4位:HANKOOK Ventus Prime4|静粛性+総合性能
- 5位:HIFLY HF805|低価格+静粛性
迷った場合は、 「何を一番重視するのか」を決めると選びやすくなります。
できるだけ安く、それでも静かなタイヤを選びたいなら DIMAX TOURING。
多少価格が上がってもロードノイズをできるだけ抑えたいなら NEV-1。
雨の日や高速道路での性能まで含めて選びたいなら AS-3やVentus Prime4も候補になります。
そして、タイヤを購入するときは タイヤ本体の価格だけで判断しないことも重要です。
同じタイヤでも購入先によって、 送料やタイヤ交換工賃などを含めた最終的な支払額が変わります。 そのため、購入前には タイヤ4本+送料+交換工賃まで含めた総額 で比較するのがおすすめです。
迷ったらこの2本から比較
\ 価格と静粛性のバランスなら /
\ 静粛性を最優先するなら /
DIMAX TOURINGについては、私自身が実際に使用しています。 購入前にカタログ情報だけでなく、 実際のロードノイズや乗り心地も確認したい方は、 RADAR DIMAX TOURINGの長期実走レビュー も参考にしてください。
自分の車に合うサイズがあるか確認したうえで、 現在の販売価格と交換までの総額を比較してみてください。



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